換気扇はつけっぱなしにしておいたほうが空気が循環して、おうちのなかもスッキリしそうでよね。でも、ずっと動かしていると「壊れるんじゃない?」「外出中でも回していいのかな?」と心配になることも…。
今回は、そんな悩みを抱える人のために、換気扇をつけっぱなしにしても問題ないのか、電気代の目安やメリット、注意点などを詳しくご説明します。
もくじ
換気扇はつけっぱなしでもいいの?
スイッチを入れぱなしにするのは、電気をつけたままにすることになるのでいろいろな不安がありますよね。毎回使い終わったら消しているおうちも多いのではないでしょうか?
でも、換気扇はつけっぱなしにしても問題ありません。
最近では24時間つけっぱなしを想定して作られているものも多く、ずっと動かし続けたからといって壊れてしまうわけではないんです。
換気扇をつけっぱなしにするメリットは?
換気扇をつけっぱなしにしておくとおうちのなかの空気が循環されて、キレイになったような気がするものですが、実際はどうなのでしょうか?
空気を入れ替えることで次のようなメリットがあります。
換気扇をつけっぱなしにすることで、おうちのなかが常にフレッシュな空気に保たれて居心地よく過ごせるようになります。
換気扇をつけっぱなしにしたときの電気代は?
昨今電気代が上がっていることもあり、24時間換気扇をつけっぱなしにしていると「電気代が心配…」という声も聞こえてきそうですね。
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が「新電力料金目安単価」として示している電気代を参考にすると、1kWhあたりの電気代は31円(税込)です。(2022年7月に改訂された価格)
この価格を参考に、「お風呂」「トイレ」「キッチン」それぞれいくらくらいになるのか見ていきましょう。
お風呂の場合
お風呂からあがったときに換気扇をセットしているおうちも多いですが、実はタイマーでは湿気を取り除くのに不十分な場合も少なくありません。
ジメッとしたままだとカビが発生しやすいので、掃除の手間を省くためにもつけっぱなしにしておくのがおすすめです。
20W ✕ 24時間 ✕ 30日 = 14.4kW
これを金額に換算すると1ヶ月の電気代は約446円。お風呂の場合は換気扇の種類によって電力もさまざまですが、この金額でカビ予防できるなら洗剤を揃えるより安いかもしれませんね。
ちなみに、お風呂の暖房機能は要注意。換気よりも大幅に電力がかかり、1時間使うだけで700W 21.7円もかかるんですよ。
トイレの場合
トイレの換気扇もつけっぱなしにしておくと、ホコリや臭いを吸い出してくれるので不快感がなくなりますよ。
弱の場合:1W ✕ 24時間 ✕ 30日 = 0.72kW
強の場合:3W ✕ 24時間 ✕ 30日 = 2.16kW
電気代は1ヶ月使っていても22〜67円ほどしかかからないんですよ。
キッチンの場合
キッチンの場合はお風呂やトイレほど空気がこもることはないので、ほかの場所ほどつけっぱなしにするメリットは少ないといえます。
大型で音もうるさいので無理につけっぱなしにする必要はありませんよ。
仮に24時間使った場合は次のとおり。
プロペラの場合:20w ✕ 24時間 ✕ 30日 = 14.4kw
ファンの場合:60w ✕ 24時間 ✕ 30日 = 43.2kw
金額に換算すると446〜1,339円と換気扇のタイプ、風量によってかなり差があります。
換気扇をつけっぱなしにした時の1ヶ月の電気代まとめ
まとめると、お風呂・トイレ・キッチンの換気扇をつけっぱなしにした時の1ヶ月あたりの電気代は、おおよそ次のとおりです。
キッチンにおいてはつけっぱなしにするメリットはあまりないですが、お風呂とトイレはこの価格ならつけっぱなしにしておいた方がいいかもしれませんね。
つけっぱなしの換気扇は点検も大切!
換気扇はつけっぱなしでも大丈夫で手がかからないように思いますが、定期的なチェックは必要です。
年に1回は電源を落とし、内部の点検・掃除をしましょう。
たくさん空気を吸い上げてホコリ汚れが溜まりやすいので、キレイに拭き取ってあげてください。
掃除したあとは変な音がしないか、熱を持ってないかを確認して終わりです。
換気扇のつけっぱなしでキレイを保つ
「つけっぱなし」と聞くとなんとなく不安に感じるものです。でも、換気扇は長時間つけっぱなしにして大丈夫。キレイな空気が取り込めると居心地も良くなりますね。
不安な場合は弱モードなどでしばらく試運転し、安心して使えそうとわかってからにするといいですよ。