少し本格的に道具をそろえようと「鋼」素材の包丁を購入し、その後の管理に困っている人は多いのではないでしょうか?

今回は、そんな管理のむずかしい鋼の包丁の手入れについてご紹介します。

包丁に使われる鋼素材の特徴とは?

包丁
まずは鋼の包丁にどんな特徴があるのか確認しましょう。

鋼素材の包丁の一番の特徴は「切れ味」にあります。ほかの素材の包丁よりも食材をキレイに切ることができ、切れ味が落ちにくいのもメリット

ただ、その切れ味は手入れがあってのこと。刃先が硬いため割れたり欠けたりしやすく、濡れているとすぐにサビてしまうデリケートな素材でもあります。

水回りで使う道具なだけに使用中、使用後を通して「水分」へのケアが欠かせません

鋼の包丁は「毎日」と「月1」で手入れをわけて考える!

包丁をスポンジで水洗いする
ただ手入れといっても何からすればいいのかわからないと思います。

そこで「毎日(使用時)」と「月1」で手入れをわけて考えると理解が進みますよ。

毎日(使用時)の手入れは「劣化防止」がおもな目的。月1で切れ味の確認など「調整」を行なっていきます。

とくに毎日の手入れがとても大事で、扱いが雑だと、数十分〜数時間でサビができることもあります。こまかい配慮が必要なので、しっかりチェックしましょう。

鋼包丁の毎日の手入れは何をする?

包丁とまな板と布巾
用意するもの
必須
布巾
熱湯

鋼包丁を日々の料理に使う場合、とにかくサビ対策が欠かせません。ここでは調理前・調理中・調理後の3段階にわけて、どんなことに気をつけるかご紹介します。

調理前

包丁を取り出したら一度洗い、状態をチェック。とくに新品の包丁は使い始めるまえに入念に洗いましょう。表面にサビ止めのニスが塗ってあります。洗ったら布巾でしっかり水分を拭き取ってください。

調理中

手元に乾いた布巾を置き、こまめに水分を取り除きながら食材を切ります。塩分や酸がつくと変色することがあるので、魚・肉を切ったり、フルーツなどをカットしたりする場合、こまめに水で洗い流すことをおすすめします。

調理後

洗剤で洗ったあとは、仕上げに刃の表裏に熱湯をかけて乾拭きします。お湯の量はコップ1〜2杯分。水分が蒸発して乾きが早まります。

もしサビがついてしまったら…
ハイホームで包丁磨き
もし赤(黄土)色のサビが少しでもできたら、できるだけすぐに落としましょう。放置するとどんどん広がるので注意してください。

できてすぐのサビなら、スポンジや布巾にクレンザーをつけ、軽くこするだけで簡単に落とせますよ。

鋼包丁の「月1」手入れの方法

砥石で包丁を研磨する
日々の手入れにくわえて、月に1回研いであげましょう。砥石を用意し、次の手順で進めます。

切れ味を調節するだけなら、目の粗さが1000番前後の砥石を使うといいですよ。

砥石を水に浸す

まずは洗面器などに水を張り、そこに砥石を20〜30分浸して、泡が出ないことを確認する。

砥石に刃を当てる

砥石に包丁の刃を当てる。砥石に対して包丁を45度方向け、15度ほど起こした状態をキープする。

磨く

包丁の柄と腹の2ヶ所を押さえて、10回ほど前後に動かす。奥に押すときに力入れるのがポイント。

洗い流して布巾で拭く

最後にいつも通り洗って、布巾でしっかり水分を取り除き乾燥させれば完了。

包丁の表面全体にサビがついている場合は、包丁を寝かせて全面を「砥石」にこすりつけてもOKです。ただ、磨き傷がついてしまうので、さらに目の細かい「6000番」くらいの砥石を使って仕上げましょう。

くれぐれも手を切らないよう注意してくださいね。

覚えておきたい

エコなわざあり

鋼包丁を長期間使わないときの保管方法

包丁 収納
長期間使わない場合、ただ引き出しなどに入れておくだけだと、知らず知らずのうちにサビてしまう可能性があります。

刃物用のオイルやベタベタにならない植物性の油、オリーブオイルなどを塗り、乾いた新聞紙やキッチンペーパー、布巾に包むとサビ対策になります。

ただし、それも長期間放置するのはNG。半年に1回など、こまめに開いて状態を確認してあげてください。

鋼素材の包丁は「毎日」の手入れが重要

包丁の持ち方(押さえ型①)
鋼素材でできた包丁の一番の欠点は、「サビやすさ」にあります。頻繁に使う道具だからこそ、こまめなケアが大切ですよ。

日々使うときはもちろんのこと、使わないで長期保管するときも手入れをおこたらないでくださいね。劣化を防いで、長く大切に使ってあげましょう。