ここ数年で人気が増しているセラミック素材の包丁。表面が白く、ほかの包丁とは少しちがうような気がしますが、研ぎ方も同じでよいのでしょうか?
今回は、セラミック素材の包丁の研ぎ方をご紹介します。
もくじ
セラミック包丁の特徴は?
包丁といえば「ステンレス」や「鋼」の素材が一般的で、刃の色はほとんどがシルバー。セラミック包丁の刃の色は白や黒なので、金属感がなく、違いを感じますよね。
実はセラミックは金属ではなく、陶器の一種。そのため、他素材の包丁に比べると次のような長所と短所があります。
● サビがつかない
● とても軽い
● 切れ味が長持ち
● 金属アレルギーを回避できる
● 刃がかけやすい
● 大きくて固い食材を切りにくい
● 普通の砥石では研げない
セラミック包丁の手入れは簡単!
セラミック素材の包丁は、サビにくく、切れ味も落ちにくいので手入れがとても簡単&シンプル。なかには食洗機で洗えるものもあるほど。
基本はいつも通り食器用洗剤で洗って、しっかり乾燥させるだけ。欠けたり折れたりしやすいので、ほかの食器にぶつけないようだけ注意しましょう。
これ以外の手入れは基本的に必要ありません。
セラミック包丁は研ぐ必要がないの?
セラミック包丁はそもそも切れ味が落ちにくいのが特徴です。
基本的には砥石や包丁研ぎ器を使ってわざわざ研ぐ必要はありません。
表面に食材の色などがついてしまった場合も、磨かずに市販のキッチン用漂白剤で洗浄すればキレイになりますよ。
セラミック包丁を自分で研ぐ方法は?
なかには「切れ味が気になる…」「どうしても研ぎたい!」という人もいると思います。
ただ、セラミック素材の包丁は、金属ではないので一般的な砥石では研げません。どうしても研ぎたい人は、以下のような専用の包丁研ぎを用意する必要があります。
『電動ダイヤモンドシャープナー』
セラミックメーカーの京セラから販売されている包丁研ぎ器。電動のパワーでステンレスや鋼はもちろん、セラミックも研げるパワフルな研ぎ器です。
『ダイヤモンドシャープナー研ぎま専科』
研ぎ台と研ぎ棒がセットになった商品。ハガネやステンレスといった金属包丁はもちろん、セラミックの包丁も研げる道具です。
セラミック包丁はメーカーの「研ぎ直し」も便利!
セラミック包丁は購入したメーカーで「研ぎ直しサービス」というものを受けられます。
包丁をメーカーに送って専用の機材で研ぎ、送りかえしてもらうサービスです。費用は1000円前後で、2週間ほどで戻ってきます(※1)。
切れ味が気になる人は、ぜひ購入したメーカーのホームページなどを確認してみましょう。
研ぐ必要なし!セラミック包丁は毎日の手洗いで十分!
セラミック包丁の手入れは日々洗うだけで十分。そもそも傷みにくいのが特徴の包丁なので、その特性をそのまま活かすのが◎です。
どうしても切れ味が悪いと感じる場合は、専用の砥石かメーカーに研ぎ直しの依頼をしましょう。