洗面所の歯磨き用コップにカビのようなものが...。
飲み物を入れっぱなしのコップにカビが浮いてた...。
コップにカビが生えるなんて!と驚くかもしれませんが、きちんと手入れしないとカビが生えるのは当たり前なんですよ。
今回はコップにカビが生える原因と、カビのとり方を詳しく説明します。
コップにカビが生える原因は?歯磨き用は生えやすい?
コップを使い終わったあと、洗って乾かしてから収納していればカビが生えることはまずありません。
ただ、カビはエサとなる汚れがあり、湿度が高いと繁殖するため、コップをそのような環境にさらすとカビが発生することもあります。
たとえば洗面所に置いてある歯磨き用のコップ。使ったあと毎回洗剤で洗っていれば問題ありませんが、軽く水ですすぐだけでは汚れを落としきれません。また、コップに歯ブラシを立てて入れておくと底に溜まった水が乾燥しきれず湿度が高くなります。汚れが豊富で、湿った状態が続いていればカビが生えてしまいます。
また、コップを使ったあとで洗わずに放置していれば、飲み物が蒸発したあとの汚れをエサにカビが繁殖することもあります。
コップにできたカビを落とす方法は?歯磨き用コップにハイターは使える?
コップに生えたカビは食器用洗剤とスポンジで洗えばキレイになるので、落とすこと自体は難しくありません。
しかしカビをしっかり除菌しないとコップが不衛生ですし、再びカビが発生しやすくなります。
そこで、コップについているカビ菌をしっかり除菌するために、カビを退治する力のある「熱湯」か「塩素系漂白剤」で洗いましょう。塩素系漂白剤はキッチン用の『キッチンハイター』などがおすすめですが、なければお風呂で使う『カビキラー』や『カビ取りハイター』でも代用できます。
熱湯や塩素系漂白剤が使えない木製のコップなどは、アルコール度数70〜80%のアルコール除菌スプレーを使いましょう。
コップにできたカビの取り方①|熱湯消毒
カビは生き物なので熱に強くありません。50度のお湯に90秒以上触れると完全に除菌できます。
キッチンペーパーでカビを取る
キッチンペーパーかティッシュを軽く濡らしてカビを拭き取る。カビを広げないように使い捨てること。
50度以上のお湯に食器をひたす
洗い桶にコップを入れて50度以上のお湯をそそぎ数分つけておく。
いつもどおり食器を洗う
やけどに気をつけながら食器を取り上げ、いつも通り食器を洗えば完了。
食べかすや汚れが残らないように、最後にしっかりと洗いましょう。
コップにできたカビの取り方②|塩素系漂白剤で除菌
『キッチンハイター』などの塩素系漂白剤を使えば手軽にカビ菌を除去できます。カビが原因の黒ずみなどもすっきりキレイにしてくれますよ。
キッチンペーパーでカビを取る
キッチンペーパーかティッシュを濡らし、カビを拭き取る。カビを広げないように使い捨てる。
塩素系漂白剤を溶かした水に30分浸す
洗い桶に水を張り、塩素系漂白剤を規定量溶かす。そこにコップを浸す。
流水ですすぐ
取り上げたら流水でしっかりすすぐ。塩素系漂白剤を残さないように。
いつもどおりコップを洗う
食器用洗剤とスポンジでコップを洗えば完了。
お風呂用のカビキラーやカビ取りハイターをカビができたところにかけても除菌効果があります。数分放置したら、同じ方法ですすいで洗いましょう。
塩素系漂白剤はプラスチック、シリコン製、陶器、ガラスなどに使えます。木製にも使用できますが、モノによって色落ちすることもあるので注意してください。また、金属製の容器や漆器、メラミン食器などには使えません。
コップにできたカビの取り方③|アルコールで除菌
70〜80%のアルコールでカビを除菌できます。『パストリーゼ』などアルコール度数の高いものを使いましょう。
アルコールを含ませたキッチンペーパーでカビを取る
アルコールを含ませたキッチンペーパーかティッシュでカビを拭き取る。カビを広げないように使い捨てる。
新しいキッチンペーパーで周りを拭く
キッチンペーパーなどを新しいものに変え、再びアルコールを含ませて拭く。カビの周りを広めに拭いておく。
いつもどおり食器を洗う
カビを取り除いたら水ですすぎ、いつもどおり食器を洗えば完了。
熱湯や塩素系漂白剤が使えないコップはアルコールで拭けばカビを除去できます。ただし、素材がデリケートなコップは決められた洗い方があるので注意してください。
コップのカビを防ぐ方法は?洗面所の歯磨き用で注意すべきことは?
コップにカビができるのを防ぐには、「汚れを残さない」と「湿気を減らす」ことが大切です。
飲み物を飲むときに使うコップは洗って乾かすだけで問題ありませんが、洗面所の歯磨き用のコップはすぐに洗わないこともあるので以下の対策を心がけてください。
コップを使ったら洗う
汚れがついているとカビが生えやすいので、使い終わったら洗いましょう。歯磨き用のコップも洗うのが清潔ですが、洗剤をつけて洗うのが大変であればかるく水ですすぐようにしてください。
しっかり乾かす
水気を残さないのもカビを防ぐのに効果的です。歯磨き用のコップは逆さにしたり、吊るしたりして底に水が残らないようにしましょう。しっかり乾かすだけでカビを防げます。
コップのカビを防いで清潔に使おう
口に含む水や飲み物を入れるコップにカビが生えていると思うとゾッとしますよね。正しく手入れをしてカビを発生させないことが大切です。
もしカビが生えてしまっても熱湯や塩素系漂白剤、アルコールを使えばカビ菌を退治できるので、その後も使い続けられるので安心してくださいね。