掃除などで活躍する「重曹」。実はスニーカーなどの靴の洗濯にも活用できるのをご存知ですか?
今回は、スニーカーを重曹でキレイにできるのか、どんな効果があるのかについてくわしくご紹介します。
重曹でスニーカーは洗える?
重曹はスニーカーをキレイにすることができます。重曹には次のような特徴があるので、スニーカーを洗うのは得意なんですよ。
研磨効果
重曹は水に溶けにくい固い粒でできているので、重曹をふりかけてこすれば汚れをかき出すことができます。
粉のまま重曹をふりかけてこするとクレンザーのように汚れを削り落としてくれるので、スニーカーの表面や靴底などをこすり洗いできますよ。
消臭効果
重曹は汗の臭いを取り除く効果もあります。
スニーカーのなかにふりかけておくと、汗や皮脂汚れによる臭いを防ぐことができます。
重曹で洗う前にスニーカーの素材を確認しよう
スニーカーは素材によって洗い方が変わってくるので、洗う前にまず素材を確認しましょう。
キャンバス地や上靴などの布製のスニーカーであれば水洗いできるので、重曹を使って洗えます。
しかし、ナイキのエアフォースなどの合成皮革やレザー、スエードのスニーカーは水洗いすると素材が傷む恐れがあるので、靴底部分などだけ重曹で洗いましょう。それ以外の部分は重曹は使わずにブラッシングをしてあげてください。
水を使わないスニーカーの手入れ方法は次の記事も参考にしてくださいね。
重曹を使ったスニーカーの洗い方|つけ置き洗いしていい?
布製の場合は洗面器に水を入れてジャブジャブと手洗いします。
重曹は洗剤と混ぜることで洗浄力が上がるので、おうちにある液体洗剤と一緒に使いましょう。
用意するもの- 必須
- 重曹
- 『アタック』などの液体洗剤
- 洗面器
- 歯ブラシ
洗面器にお湯を入れてつけ置き液をつくる
1Lのお湯に対して大さじ3杯の重曹、キャップ1杯の洗剤が目安。お湯を使うと重曹が溶けやすくなる。
靴紐を外して大きな汚れを取り除く
泥などの目に見える汚れは歯ブラシなどで落としておく。
つけおき洗いする
靴紐も洗面器に一緒に入れて1時間つけおく。
歯ブラシでこする
汚れがついている部分を歯ブラシでこする。汚れが取れなければ、重曹と水を2:1の割合で混ぜたペーストを塗って磨く。
しっかりすすいで乾かす
乾かすときはつま先が上になるように風通しのよい日陰で乾かす。
つけ置き洗いすることで、ゴシゴシこする手間もいらない上に、生地への負担も少なくできて風合いを損ねることも防げますよ。
重曹を使ってスニーカーの臭い対策も
重曹はスニーカーを洗うときに活躍するだけでなく、臭い対策にも使えます。
スニーカーの臭い対策
重曹をスニーカーのなかに入れるだけで臭い対策ができます。
やり方は、ゴルフボールくらいの量の重曹をお茶パックに入れて口を縛って、スニーカーのなかに一つずつ入れるだけ。
重曹が消臭バッグになって、スニーカーの湿気やニオイ物質を吸い取ってくれますよ。
下駄箱の臭い対策
重曹を下駄箱に置けば、下駄箱全体の消臭ができますよ。
フタのない小ビンなどに重曹をたっぷり入れて下駄箱に入れるだけで消臭剤に早変わりします。
重曹を長く使うと消臭効果が弱くなってくるので、サラサラしていた粒が固まってきたら交換するようにしましょう。
スニーカーや靴は重曹でキレイに!
重曹には汚れを落とす効果だけでなく消臭効果もあるので、キャンバス地などの布製のスニーカーであれば、重曹を使ったつけおき洗いでこすらずキレイにできます。
重曹をうまく活用して、お気に入りのスニーカーをキレイな状態で長持ちさせてくださいね。