赤ちゃんのデリケートな肌にもやさしく、洗濯のときに健康状態もチェックできる布おむつ。
試してみたいけど、洗濯はどうやるんだろうと気になっているママも多いですよね。
実は、布おむつの洗濯はやり方を覚えてしまえばとっても簡単。ここでは、どんな洗い方をするのかご紹介します。
布おむつの洗濯は大変?
布おむつは赤ちゃんのうんちやおしっこを受け止める「布おむつ」とそれを覆う「布おむつカバー」の2つからなります。
1日に何度もうんちやおしっこをするので、毎日10〜15枚ほどの布おむつの洗濯が必要になると言われているんです。
これだけ聞くと、「ちょっと大変かも…」と思うかもしれませんが、布おむつの数に余裕を持たせておくと、1〜2日分のまとめ洗いでき、効率的に洗濯できるんですよ。
うんち漏れがないかぎりカバーは1日に1回の洗濯で十分。やり方さえ工夫すれば、それほど大変ではありません。
布おむつの洗濯に必要なものは?
- 必須
- ふたつきのバケツ
- 固形石鹸
- セスキ炭酸ソーダ(重曹でも可)
- 『アタック』などの液体洗剤
布おむつの洗濯で専用の洗剤などは必要ありませんが、セスキ炭酸ソーダだけは馴染みがない人もいるかもしれません。
セスキ炭酸ソーダは、油やたんぱく質を含む汚れを分解する力があり、うんちの洗濯に役立ちます。重曹があればそれで代用してもかまいません。どちらも100均で購入できる自然由来のアイテムで、赤ちゃんのお尻に刺激が少なくすみますよ。
柔軟剤は不要です。柔軟剤の成分は赤ちゃんの肌に刺激が強い場合があり、吸水性も損ねるのであまりいいことがありません。
布おむつの洗い方!洗濯の手順は?
布おむつの洗濯は手洗いで下処理し、洗濯機で仕上げるのが基本の流れ。次の手順で洗っていきましょう。
つけおき液をつくる
バケツに、水1Lあたり大さじ1杯のセスキ炭酸ソーダ(または重曹)を混ぜたつけおき液をつくる。
大まかな汚れを流す
固形のうんちはトイレに捨て、あとはシャワーをあてて大まかな汚れを流し、つけおき液に6〜24時間浸す。おむつ替えのたびにつけおき液に布おむつを入れていく。
手洗いで下処理する
ある程度バケツ内の布おむつの数がたまってきたら、バケツからおむつを取り出して固形石鹸で軽くもみ洗いする。
洗濯する
洗濯機に入れ、標準コースで洗濯する。バケツのつけおき液はトイレなどに流して処分。
干す
洗い終わった布おむつはできるだけ天日干しにし、風通しのいい場所で干して乾燥させる。
おしっこのときは②〜③の下処理はしなくても大丈夫。そのまま洗濯機で洗ってもスッキリ洗い流せますよ。
布おむつのカバーを洗濯!洗い方は?
布おむつカバーの洗い方も基本的には同じです。うんち漏れなどで汚れたら、布おむつと同じように対応しましょう。
汚れていなければ、下処理をすませた布おむつとまとめて洗濯機洗いすれば大丈夫です。
洗濯頻度は1日1回が目安。カバーとはいえ汚れることもあるので、チェックして洗ってあげましょう。
布おむつの洗い方のコツは?乾燥機に入れていい?
布おむつの洗濯の仕上がりよくするためには、3つのポイントがあります。これを覚えておくと、汚れを効果的に落とせますよ。
① 交換したおむつは早めにつけおきする
うんちやおしっこの汚れは一度乾いてしまうと取り除くのがとてもむずかしくなります。
下洗いだけでいいのでできるだけ早く洗って、つけおき液に入れておきましょう。
② ガンコな汚れには漂白剤を使う
布おむつは手洗いしても汚れがうまく取れなかったり、においが残ったりするときもあります。汚れ落ちに満足いかないときは、つけおき液に酸素系漂白剤を少し加えておくと効果的です。
酸素系漂白剤は酸素の力で除菌漂白するアイテム。赤ちゃん用の刺激の少ないものが販売されているので、それなら布おむつにも問題なく使えますよ。
③ 洗濯後の布おむつは日光に当てる
洗濯が終わったあとの布おむつは、できるだけ天日干しで乾かしましょう。日光の紫外線には殺菌効果があり、黄ばみも分解するのでよりキレイになるんです。
天日干しができない日は部屋干しでも大丈夫ですが、浴室乾燥や乾燥機などを利用してできるだけ早く乾かすのがコツ。雑菌の広がりを抑えられます。
布おむつの洗濯はまとめればラクになる!
「赤ちゃんのことを考えて布おむつを取り入れたい…」「取り入れてみたけど洗い方ってこれで合ってるのかな…」と新しいことをはじめるときはどうしても不安がつきもの。
布おむつの洗濯はつけおきも下洗いも、できるだけ「まとめる」のがコツ。自分に合ったラクな方法を見つけて、ストレスなくキレイにしてあげましょう。