寒い季節ならではの楽しみといえる、スノースポーツ。スキーやスノーボードなどを週末の楽しみにしている人も多いですよね。

何度も着ているうちに気になるのが、ウェアの洗濯のこと。ここではクリーニングに出さず、おうちでスキーウェアやスノボウェアを洗濯する方法を実践しながらご紹介します。

使用後のスキーウェアやスノボウェアは洗濯しよう

スキーウェア スノボウェアの洗濯

スキーウェアやスノボウェアはデリケートそうに思うかもしれませんが、基本的にはほとんどがおうちで洗濯できます。スキーウェアやスノボウェアは丈夫な合成繊維が使われているので、おうちで洗っても問題なくキレイにできるんです。

洗濯してもいいスキーウェアやスノボウェアなのか確認する

スキーウェア スノボウェアの洗濯

今回洗濯してみるスノボウェアの洗濯表示を見てみると「手洗い30」の表示が。これは「30℃以下の水で手洗いできる」という意味のマークでおうちで洗濯してもOKです。

スキーウェア 洗濯表示

基本的に「水洗い不可」のマークがない限りはおうちで洗濯して大丈夫。ただ、普段着の洗濯と同じように洗うと生地が傷んだり、撥水効果を損ねたりすることも。基本的にはやさしく洗える手洗いを選ぶのがおすすめです。

ウェアについている汚れは汗や皮脂、雪に含まれるゴミなどは、どれも簡単に落とせるので短時間ですみますよ。

スキーウェアやスノボウェアの自宅での洗い方は?洗剤は中性がおすすめ

スキーウェア スノボウェアの洗濯

【用意するもの】
必須
『エマール』などのおしゃれ着用洗剤
バケツなどの容器
汚れを拭き取るタオル

スキーウェアを洗う方法は4つあります。

スキーウェア洗う方法

クリーニング以外は、自分で洗剤を用意する必要があったりするので『エマール』などのおしゃれ着用の中性洗剤を用意しましょう。

また、ウェアは合成繊維なので柔軟剤は必要ありません。柔軟剤は繊維にコーティングをする働きがあり、使ってしまうと撥水効果が低下することも。おしゃれ着用の洗剤なら柔軟剤を使わなくてもふわっと仕上がるので使う必要はありませんよ。

続いて、4つの洗い方についてそれぞれご紹介します。

【スキーウェアやスノボウェアの洗濯①】押し洗い

スキーウェアやスノボウェアの洗濯は汚れを中心に部分洗いするだけで大丈夫。部分洗いにすることで中綿を濡らすのも最低限ですみ、乾燥が早くなるというメリットもあります。

軽い汚れであれば洗剤をつけたタオルで拭き掃除、使い込んだウェアであれば洗浄液に浸しての押し洗いをするのがおすすめです。

①洗浄液をつくる

スキーウェア スノボウェアの洗濯

バケツなどの容器に水をいれ、水量にあわせたおしゃれ着用洗剤を溶かします。洗剤裏面のラベルに分量の目安が書いてあるので参考にしましょう。

今回使ったエマールには「水4Lに対して10ml」という案内があったのでその通りにいれました。ざっくり洗濯機洗いのときの4分の1なので、手洗い洗濯のときの目安にするといいかもしれません。

②汚れを拭き取る

スキーウェア スノボウェアの洗濯

襟や袖に黒ずみ汚れなどがある場合は、あらかじめ軽く落としておくと後のステップが楽になります。
タオルに軽く洗浄液を浸し、ポンポンと叩くように汚れを拭き取りましょう。広めに拭いておくのが上手に仕上げるコツです。

③押して洗う

スキーウェア スノボウェアの洗濯

次はスノボウェアを軽くたたんで、つくった洗浄液に浸します。何度か手で押して、汚れを水に溶かしだします。押し洗いするのは10〜20回ほどでも十分。

汚れが落ちたら泡が出なくなるまで水を入れ替えながらしっかりすすぎましょう。

④脱水して乾燥させる

ベランダの洗濯物

最後は洗濯機にいれて1分ほど脱水にかけ、風通しのいい場所で干したら完了です。

シーズン中の軽い汚れくらいであれば、②までのステップだけで大丈夫。その場合は洗剤を残さないように水拭きで仕上げ、干しましょう。

これなら丸洗いすることなく、手早くウェアの手入れができますね。

【スキーウェアやスノボウェアの洗濯②】洗濯機

スキーウェアやスノボウェアにガンコな汚れがついていて、一度丸洗いしたい!という場合は洗濯機を使う方法もあります。

ただ洗濯機の水流はかなり激しいので「手洗いコース」「ドライコース」などできるだけ弱い水流で洗うコースを選ぶのがコツです。使う洗剤は手洗いのときと同じ「おしゃれ着用の中性洗剤」。あとは洗濯ネットとタオルも用意してやってみましょう。

①ネットに入れる


洗濯ネット

ウェアを簡単にたたんでネットにいれる。汚れがついた面を外側に出すと効果的。

②手洗いコースで洗う


洗濯機 操作 ワイシャツ

洗剤を入れ、手洗いコースで洗う。手洗い同様、柔軟剤は入れない。脱水は1分ほどにして取り出すこと。

③干す


窓際に洗濯物を干す 雨の日の部屋干し

風通しのいい場所に吊るし、2〜3日乾かしたら完了。

スキーウェアやスノボウェアは防水性が高いので脱水を長くすると生地への負担が大きくなります。1分ほどを目安に取り出しましょう。

洗濯機で洗うと完全に乾燥するまで何日もかかります。晴れの日が続いて温かい日を狙ってチャレンジしてみてくださいね。

【スキーウェアやスノボウェアの洗濯③】コインランドリー

洗濯機 コインランドリー

洗濯する時間を節約したいときや自宅に洗濯機がないときは、コインランドリーを使用する方法もあります。ただ、乾燥機は使わないこと、必ず洗濯ネットに入れることを忘れないようにしましょう。

【スキーウェアやスノボウェアの洗濯④】クリーニング

クリーニング 

スキーウェアを洗濯する上で気になることの1つが「撥水効果」が弱まる心配です。洗濯する手間を減らしたい方や、シーズン終わりに撥水効果を回復させたい方はぜひ検討してみてください。

スキーウェアやスノボウェアの手入れ!間違えて洗濯してしまったときは?

ドラム式洗濯機のフチを拭き掃除

つい、スキーウェアが洗えるかどうかを確認する前に、洗濯機で洗ってしまった・・・。そんなときは、焦らずにスキーウェアをしっかり乾かしましょう。撥水は熱を加えると効果が回復する性質があるので、失った分撥水効果は「撥水スプレー+乾燥」である程度とりもどすことが可能です。

脱水

洗濯後のスキーウェアを1分ほど脱水する

干す

スキーウェアが完全に乾くまで干す

撥水スプレーを吹きかける

撥水スプレーを全体に、むらが出ないよう注意しながら吹きかける

干す or スプレーを吹きかけた箇所にドライヤーで風を送る

もう一度乾くまで乾燥させる

撥水スプレーのあとに時間がないときは、ドライヤーを遠くからあてるか、あて布をして低温のアイロンをあてる方法がおすすめです。

直接熱を加えることで、撥水の効果を早く回復させられますよ。

スキーウェアやスノボウェアを洗濯して来シーズンに備えよう!

雪遊び

着る回数にもよりますが、スキーウェアやスノボウェアはシーズンに1回洗えれば十分です。ウェアの汚れは皮脂や雪に含まれるゴミがメインなので、一度着たら軽く水拭きしておくだけで大丈夫。

使ったあとは汗で湿っているため、1〜2日干して乾かしてからクローゼットなどのに収納しましょう。汚れや臭いが広がるのを防げますよ。

これで来年の準備は万端。来シーズンも今年と同じようにウィンタースポーツを楽しめますよ。