TシャツやYシャツ、ブラウスなど、綿素材の洋服は洗濯するとシワがつきやすく、毎回アイロンで仕上げている人も多いですよね。
そこで今回は、綿素材の洋服にアイロンをかけるときのコツをご紹介します。ちょっとしたコツでふだんのアイロンがけがラクになりますよ。
もくじ
綿(コットン)生地の洋服はアイロンをかけてもOK?
綿は吸湿性にすぐれ、水にも強い天然素材。多くの洋服に使われるポピュラーな素材で洗濯できるものが多い一方、洗ったあとに「シワがつきやすい」という欠点があります。
丈夫な素材ではあるので熱に強く、アイロンがけくらいでは傷みません。問題なくアイロンがけできます。
ただ、ちょっとした工夫をするだけで仕上がりがもっとよくなるので、次から紹介する方法を取り入れて、気になるシワをピシっと整えていきましょう。
綿(コットン)のアイロンのかけ方|基本の手順は?
綿自体はとても丈夫な素材ですが、染色や加工、編み方などから、アイロンのかけ方は洋服によってさまざま。
まずはどれくらいの温度が向いているのか、洗濯表示で設定温度を確認しましょう。アイロンマーク内の「点の数が多いほど高温でかける」のを表していて、点が3つなら一番高温のモード、点が1つなら低温モードといった具合です。
洗濯表示をチェック
洗濯表示を見て、適した温度を選ぶ。おしゃれ着でなければ、基本的には高温を選べばOK。
形を整える
上下左右に生地を軽く引っ張り、あらかじめ形を整えておく。
アイロンがけ
アイロン台にセットし、軽く滑らせながらかける。ガンコなシワにはスチームを含ませながら進める。
冷ます
すぐにたたまず、形が定着するまで冷ましたら完了。
コツは「力を入れずにやさしくアイロンをすべらせる」こと。折り目をしっかりつけたいところだけ力をこめましょう。
アイロンを持った反対の手を使って生地を引っ張りながらかけると上手な仕上がりになりますよ。
綿(コットン)のアイロンのかけ方|シワを伸ばすコツは?
綿の服にアイロンがけするときは、キレイに仕上げるためにちょっとしたコツがあります。マスターすれば、ガンコなシワもスッと気持ちよく伸ばせますよ。
霧吹きを使う
スチームで取り切れないガンコなシワは、霧吹きで湿らせてからアイロンがけするのがおすすめ。
アイロンのスチームよりも霧吹きの方が水分が生地にしみ込むので、生地を効果的に膨らませてふんわりと仕上がるんです。
生地が厚い場所からはじめる
綿はシワが付きやすい素材なので、シワを伸ばしたあとも注意が必要です。
アイロンがけを進めるうちに、また別の場所にシワがつくのを防ぐため、袖や襟など生地が厚い場所からはじめるのがコツです。
たとえばシャツなら、「袖→襟→肩→前身頃→背中」の順で進めていきましょう。
冷めるまで待つ
熱を持っているうちはシワがつきやすいので、アイロンがけが終わったら冷めるのを待つのがポイント。
吊り干しでもいいですが、形を整えて床置きにしてもOKです。
綿(コットン)のアイロンがけの手間を省く!
綿のアイロンがけをラクにするには「アイロンがけする前」、つまり、「洗濯のとき」からひと手間くわえるのが大切なんです。
うまくやり方をおさえておけば、アイロンなしでも着られるくらいシワ防止効果がありますよ。
たたんでネットに入れる
シワができやすい服は、たたんでネットに入れてから洗いましょう。ネットに入れればほかの洗濯物と絡まらないので、シワがつかず、生地が伸びるのを防げますよ。
脱水時間を短めに
洗濯後にシワがつくのは脱水のときにかかる強い力が大きな原因。1分ほど脱水すれば大半の水分は切れているので、シワが付きやすい服は途中でとめて取り出しましょう。
干すときにシワを取る
干すときに手で形を整えてシワを取っておくと、乾いたときの仕上がりが格段によくなります。シワが気になる部分の生地をピッと上下左右に引っ張り手直ししてみてくださいね。
全部実践できなくても大丈夫。少なくとも、干すときに軽く手で伸ばすようにできれば、ガンコなシワが残ってしまうことはなくせますよ。
綿(コットン)のアイロンがけは簡単!
綿素材の洋服は強いシワがつきやすいので、アイロンがけする機会が多いですね。
ここで紹介したコツをふまえれば、これからのアイロンがけにメリハリがついて作業するのもラクに感じるはず。面倒だったアイロンがけも楽しく思えますよ。