アイロンがけの温度は、効果が高そうだからと、いつも「高」を選んでいませんか?
しかし、アイロンの温度設定を間違うとトラブルにつながる恐れがあります。ここではアイロンの温度設定と、素材にあわせた調節の仕方をご紹介します。
もくじ
アイロンの低温・中温・高温って何℃?
ほとんどのアイロンは「低」「中」「高」の3種類に温度が設定でき、それぞれ以下のとおりです。
● 中:140〜160℃
● 高:180〜210℃
アイロンの温度が調節できるのは、熱に弱いデリケートな素材があるから。洋服にあわせて温度を調整してあげるのが、アイロンの正しいやり方なんです。
洋服についている洗濯表示に「低」「中」「高」の3段階の記載があるので、それを確認してアイロンがけすれば、たいていのシワはピシっと伸ばせます。
アイロンの温度調節の鍵は洋服の「素材」にあります。デリケートな素材に高温のアイロンをかけるとテカリが出てしまったり、逆にシワが全然伸びなかったりとうまくいきません。
「低」「中」「高」の温度がそれぞれどんな素材に向いているのか見てみましょう。
アイロンの低温(80〜120℃)|シルク向き
「低」にあう素材
低温のアイロンはシルクなどの「天然の動物繊維」、アクリルなど熱に弱い「デリケートな合成繊維」の衣類に向いています。
そもそもシワができにくい素材でもあるので、低温で軽くアイロンがけするだけでキレイにできますよ。
アイロンの中温(140〜160℃)|レーヨン、ポリエステル向き
中温のアイロンは、「再生繊維」と呼ばれるレーヨンやキュプラ、ポリエステルやフリースなどの合成繊維の衣類に向いています。
これらの生地は綿などにはない光沢があることで見分けられます。手触りもサラサラするものが多いのではじめてのときは確認してみましょう。
アイロンの高温(180〜200℃)|コットン(綿)や麻向き
高温のアイロンは、コットン(綿)や麻などシワが伸びにくい「天然の植物繊維」の衣類に向いています。
Tシャツなど、シャツ類によく使われています。普段着で使う洋服であれば高温でサッとかければ大丈夫です。
アイロンの温度は何を見て判断する?
アイロンの温度調節は慣れるまでは少し大変に感じるかもしれませんね。少しでも早くテキパキとこなしていくには次のコツを取り入れてみましょう。
洗濯表示を確認する
アイロンがけの失敗をなくす一番の方法が洗濯表示でアイロンの温度を確認すること。
2016年11月に洗濯表示が改定され、以前の旧表示であればアイロンマークの中に漢字で「高」などと書いてあって見分けるのは簡単。
新表示は、アイロンマークのなかにある「・」の数で見分けます。「・」が1つなら低温、2つなら中温、3つなら高温と分かれています。
温度別に分類する
洗濯表示を確認したらアイロンがけを始める前に、洋服を温度別に並び替えるのがおすすめ。
グループでまとめておけば、いちいち温度を調節する手間が省けます。低温の洋服からかけ始め、中温、高温と上げていけばアイロンが冷めるの待つ時間もなくなりますよ。
高温以外はあて布を使う
高温のアイロンに対応している洋服は丈夫なので特別気にすることはありませんが、低〜中温でかける洋服は念のためあて布をするのがおすすめ。
専用の布を用意してもいいですが、薄手のハンカチなどでも代用できるので、1枚準備しておきましょう。
はじめてのときは低温から
はじめてアイロンをかける服、洗濯表示が見当たらない服などは、念のため低温から徐々に温度を上げていくと失敗しません。
温度が低いと生地への負担も小さくなるので、大切な服が長持ちしますよ。
アイロンの温度設定にスチームをプラス!
アイロンの温度調節の仕方をマスターしたら「スチーム」の使い方も簡単に覚えておきましょう。
スチームを使うのはシャツの袖やズボンのタックなど「折り目をしっかりつけたいとき」です。ガンコなシワを伸ばす強力な力もありますが、シワを潰すようにかけてしまうと取れない跡になるので注意しましょう。
また、直接あてずにスチームだけをかければウールなどのデリケートな生地についたシワがとれ、ふんわりと仕上がります。蒸気をたっぷり含ませるようにまんべんなくあてて、乾くまで待つだけなので簡単。
設定温度を使い分けるのとあわせて上手に取り入れてくださいね。
アイロンの温度は「低温から」がコツ
アイロンをきっちりかけようと思うと「この衣類にあった温度はどれくらい…?」と気になってアイロンがけに時間がかかってしまいます。
できるだけ傷めたくない洋服なら、まずは低温から試してみるのが一番。低温でもゆっくりかけてあげればシワはある程度とれます。
テキパキこなしながらキレイに仕上がる温度をみつけてくださいね。