夏祭りを華やかに彩ってくれる浴衣。特別な日の装いを毎年着るのを楽しみにしている人も多いですよね。

でもしばらく収納していると、着る前にシワが気になる…なんてことも少なくありません。デリケートそうに思える浴衣ですが、どうやってアイロンがけすればいいのでしょうか?

ここで紹介する方法を参考にピシッと整えてみましょう。

浴衣ってアイロンをかけてもいいの?

浴衣 着物

一年のなかでもめったに着ないので、浴衣はデリケートなものと考えられがちです。

しかし、浴衣の多くはTシャツなどと同じ「綿」や「麻」「ポリエステル」といった丈夫な生地からつくられていて、アイロンをかけてもほとんど傷みません

これから紹介するやり方なら、シワのついた浴衣でもキレイにできますよ。夏祭りなどの特別なイベントに自信をもってのぞむためにも、アイロンのかけ方をしっかりおさえましょう。

浴衣のアイロンがけ|必要なものは?

アイロンとあて布

用意するもの
必須
アイロン
大判のタオルか毛布
あると便利
のり剤
あて布
霧吹き

ふだんの洋服とちがって、浴衣はかなり大きいのでアイロン台にのせるのが大変。大判のタオルか毛布を敷いて、床の上でやると上手にできますよ。

さらに、綿の浴衣には「霧吹き」を、ポリエステルの浴衣には「あて布」を用意するとキレイにシワを取れます。

浴衣のアイロンがけ|正しい手順は?

浴衣 

浴衣のアイロンがけは素材にあわせた温度設定が大切です。「綿は高温」「ポリエステルは中温」に設定しましょう。

浴衣の縫い目は直線状なので、ふつうの服に比べてもアイロンがけしやすいんですよ。次の手順でアイロンをかけていきましょう。

素材チェック

浴衣についているタグでどんな素材からできているか確認し、アイロンの温度を設定する。

こまかいところから始める

襟元からはじめ、前身頃、背中、袖と進める。スチームを使うとシワを伸ばしやすい。

折り目をつける

肩や脇など、縫い目の部分にしっかりアイロンを押し付けて折り目をつける。

冷ます

しばらく放置して熱を冷まし、形を定着させたら完了。

いきなりアイロンをかけるのが心配…という人は、帯で隠れる部分から試すのがおすすめ。さらに、あて布までしながらかければ、生地にかかる負担が少なくすみますよ。

浴衣のアイロンがけ|うまく仕上げるコツは?

浴衣

浴衣のアイロンがけを上手にこなすには2つのコツがあります。失敗を防ぎ、さらに上手な仕上がりになるので取り入れながらやってみてくださいね。

スチームを使う

スチームを含ませながらアイロンがけすると、生地がふんわりとふくらんでシワがよく伸びます。綿の浴衣はとくにシワがつきやすいので、霧吹きを使って湿らせながらアイロンをかけてみましょう。

のり剤でハリを出す

一段上の仕上がりにするなら、『キーピング』などののり剤を使うのがおすすめ。シワが簡単に伸ばせる上、生地にハリがでて着たときの雰囲気もよくなります。

浴衣にアイロンをかけるときの注意点

アイロンがけの注意点

浴衣のアイロンがけには、2点だけ注意すべきポイントがあります。うまく仕上げるコツとあわせて覚えておくと、理想の仕上がりに近づきますよ。

① 帯はアイロンをかけない

浴衣のなかでも唯一デリケートなアイテムが「帯」です。アイロンがけはしないのがベスト。もし、たたんでいるうちにしわくちゃになってしまったら「中温以下」で「あて布」をして、できるだけ短時間でシワを取りましょう。

② 色の濃い浴衣は高温を使わない

紺など色の濃い浴衣は、強くアイロンがけするとテカリが出る場合があります。テカリはあて布をするか、生地の裏側からアイロンがけすれば予防できます。万一テカリが出ても、スチームを含ませてブラッシングすると元通りになりますよ。

アイロンを使わずに浴衣のシワを伸ばす方法は?

アイロンが手元にないときはどうやってシワを伸ばしたらいいんだろう、と困ってしまいますね。

その場合は、「洗濯の工夫」でもある程度シワを伸ばせますよ。洗濯後に脱水せずに干すだけで、水分をふくんだ重みで自然とシワが伸びた状態で乾かせるんです。

まずはお風呂場などで1時間ほど吊り干ししておおまかな水分を落としてから、風通しのいいベランダで干すと乾きが早まります。

洗濯ついでにシワを伸ばせば、次着るときの準備もスムーズになりますね。

浴衣はアイロンがけでキレイに着れる!

浴衣

浴衣は想像しているよりもずっと丈夫につくられています。アイロンがけしても大丈夫なので、着たあとはこまめにケアしておきましょう。

ピシッとキレイに整えておけると、夏祭りも存分に楽しめますね。