アイロンを一番使う洋服といえばワイシャツですね。仕事着として毎日身につけるので、アイロンがけでパリッと仕上がっていると、一日を気持ちよく過ごせます。
そこで今回は、ワイシャツの正しいアイロンのかけ方と注意すべきポイントをまとめてご紹介します。
ワイシャツのアイロンがけに必要なものは?
- 必須
- アイロン
- アイロン台
- あると便利
- 『キーピング』などのアイロン用のり剤
- 霧吹き
- あて布
- タオル
アイロンがけは最低限、「アイロン」と「台」さえあればできます。ただ、少しでも仕上がりをよくしたいなら、スプレー剤などがあると便利です。
アイロンには「ドライアイロン」と「スチームアイロン」の2種類があり、各家庭によってどちらをもっているかはことなるので、ここでは定番のドライアイロンのかけ方を中心に、スチームアイロンのかけ方もくわえてご紹介していきます。
ワイシャツのアイロンがけのポイントは?
実はちょっとしたポイントを意識するだけで、キレイに仕上げることができるんですよ。ここではそのポイントをご紹介するので、ぜひ意識して取り入れてみてくださいね。
細かいパーツからアイロンがけする
ワイシャツ全体を① 襟、② 肩、③ 袖、④ 前身頃・後身頃と4つのパーツにわけ、できるだけこまかいパーツから順々にかけましょう。大きいパーツからかけると途中でシワがつく可能性があるのでおすすめしません。
霧吹きを使う
アイロンがけするときははじめに霧吹きでたっぷり湿らせるのも大事です。滑りがよくなってシワができにくくなりますよ。
ワイシャツのアイロンがけ|正しい手順は?
ここからは実践編。ドライアイロンでワイシャツのシワを伸ばす順番を見ていきましょう。
① 襟
一番最初は「襟」からスタート。アイロン台に襟部分を広げてのせ、アイロンの尖った先端を使って両端から中央に向かってかけていきます。
これを裏面も繰り返します。両面からアイロンをかけることで、パリッと襟が立ちます。
② 肩まわり
続いてアイロン台の細くなっている部分にシャツの肩をのせてアイロンをかけていきましょう。
背中の中央にあるタック(ひだのような部分)などは、アイロンの先端をこまかく使ってシワを伸ばします。
③ 袖
袖は袖口(手首部分)から。襟にアイロンをかけたときと同じように、アイロン台に広げて、外から内に向かってアイロンを当てます。
袖口が終わったら袖全体を伸ばして形を整え、脇から袖口に向かってアイロンをかけましょう。
④ 前身頃・後身頃
最後に前身頃・後身頃です。脇下の縫い目にそってアイロンをかけます。
細かいワイシャツのボタン部分は、タオルを敷いてボタンを下に向けて乗せ、裏側からアイロンをかけるとうまく仕上がりますよ。
後身頃は広いので、半分ずつ裾(すそ)から肩に向かってアイロンをかけましょう。
ワイシャツのアイロンがけ|スチームを使う方法は?
スチームアイロンはドライアイロンのように衣類に押し付けないので、パリッと折り目はつきませんが、短時間でラクにシワを伸ばすのに便利です。
ワイシャツはハンガーにかけた状態でOK。アイロンを起動させ、スチームが出始めたら2分ほど全体にまんべんなく含ませます。
これだけでシワが取れるので忙しい朝でも簡単に取り組めますね。
ワイシャツのアイロンがけをワンランクアップさせるおすすめスプレー2選
ワイシャツにアイロンをかけるときに重宝するのがスプレータイプの便利アイテムです。仕上がりがパリッとして、見栄えがキレイになりますよ。いくつか種類があるので用途に応じて使ってみてください。
『アイロン用キーピング 衣料用のり剤』(花王)
シャツを「パリッ」と仕上げるのに欠かせないスプレーのり。シュッと吹きかけてアイロンをかければピシっと伸びてかっこよくなります。着ていて気持ちいいですね。スプレーとアイロンを交互に何度かかければ固めの仕上がりにもできますよ。
『キーピング 衣料用のり剤 アイロン用スムーザー』(花王)
細かいシワ取りに便利なスプレーで、アイロンのすべりがよくなります。なかなか取れない頑固なシワにもこれをシュッと吹きかけてアイロンをかけるだけでシワがなくなります。パリッとはしませんが、「しなやかなハリ」が長続きしますよ。
ノーアイロンのワイシャツには部分がけ!
最近では「形状記憶」などアイロンを使わなくてもシワになりにくいワイシャツが販売されていますね。
これらのノーアイロンのワイシャツも「ポケット」と「前たて(ボタン穴のある縦の部分)」だけサッとアイロンをかけると見た目がよくなりますよ。
全部をアイロンをかける必要はありませんが、部分的に使うとキレイに仕上がって着ていてかっこよく見えます。
アイロンをかけてキレイなワイシャツを着こなそう
面倒なワイシャツのアイロンがけ。うまく進めるポイントは、全体を4つのパーツにわけ、こまかい部分から順々にすすめることです。
あとはスプレーなどの道具も活用することでキレイに仕上がります。毎日気持ちよく過ごせそうですね。