床に敷いているカーペットや絨毯は、定期的にキレイにしないと汚れが目についたり、イヤなニオイがしてきたりしますね。大きくて洗いたくても洗えないので「クリーニングに出せないかな?」と気になっている人も多いと思います。
そこで、今回は「どこに出すの?」「金額はどれくらい?」といったカーペットのクリーニングにまつわるさまざまな疑問にお答えします。
カーペットや絨毯ってクリーニングに出せるの?どこに出せばいい?
カーペットや絨毯は普段こまめに掃除機をかけていても、どうしても汚れやニオイが出てきてしまいます。そんなときは洋服のクリーニングのように、カーペットを洗ってキレイにするのがおすすめ。
ただし、日頃お世話になっているクリーニング店に出しても受け付けてもらえない場合があります。カーペットや絨毯は洋服よりもかなり大きいので、クリーニングの仕方がまったくちがうからです。
「特殊品」という扱いで『白洋舎』などの大手クリーニングチェーンで受け付けてくれるほか、カーペット・絨毯のクリーニングを專門に扱う業者などに依頼するのが確実。專門業者なら染み抜きや洗浄でキレイにするだけでなく、すり減った毛や傷の修理などのさまざまなサービスも受けられますよ。
まずは身近でクリーニングを受け付けてくれるお店がないか調べてみましょう。
大きいカーペットや絨毯をクリーニングに出すにはどうする?
カーペットは大きさも重さもあるのがやっかい。持ち運ぶのがなかなか面倒ですね。
そういった理由から、宅配サービスが充実しています。インターネットなどの申込みで簡単に集荷・配送してくれるのでわざわざ持ち運ぶ必要はないんですよ。
申し込み
インターネットや電話でクリーニングを申し込む。
発送・集荷
カーペットを梱包して発送するか、集荷にきてもらう。
見積もり・支払い
業者が汚れ具合やサイズなどをもとに金額を出す。問題なければ支払いへ。
クリーニング
支払い後、実際にクリーニングの作業にうつる。
配送
仕上がったカーペットを梱包して届けにきてくれる。
大きくて運搬が面倒なものなので、もし集荷ではなく店舗への持ち込みを予定しているなら、二度手間にならないよう事前にクリーニング店と日取りなどを確認しておくと確実です。
カーペット・絨毯をクリーニングに出すとどんなサービスが受けられる?
カーペットをクリーニングに出すと、食べこぼしや飲みこぼし、ペットの粗相といったたいていの汚れはキレイに落としてもらえます。
さらに汚れを落とす以外に、オプションとして「消臭」やダニなどの「防虫」の処理もお願いできます。
また、店舗によっては「保管サービス」もあり、冬の寒い時期だけカーペットを敷くという人は、キレイにしたついでにしばらく保管してもらうこともできますよ。
カーペットや絨毯のクリーニングにはいくらかかる?
クリーニングのサービス内容と密接に関係する金額ですが、基本は「種類による単価」×「面積(㎡)」で計算するお店が多いようです。
たとえば、単価2000円のカーペットが4畳分あったとすると、4畳は㎡に直すと7.28㎡なので、2000×7.28=14560円となります。カーペットの種類によって単価は1200〜4500円ほどと幅があります。
それに別途で防虫処理のオプション料金や送料が加算され、最終金額となります。
どれくらいの金額で、どこまでのサービスが受けられるのかはお店によって異なるので、くわしく確認してみてくださいね。
カーペットや絨毯をクリーニングに出したらどれくらいで返ってくる?
カーペットは次のような工程でキレイに洗われていきます。
洗剤をかける
洗剤や染み抜き剤などを気になる場所、全体になじませる。
洗浄する
機械や人の手を使って汚れを丁寧にこすり落とす。
すすぐ
泡がなくなるまでキレイに水ですすいでいく。
柔軟剤などをくわえる
柔軟剤、除菌剤といった仕上げ剤を投入する。
再度すすぐ
再度すすいでキレイな状態に戻せば洗う作業は完了。
乾燥させる
時間をかけてゆっくり乾燥させる。
補修などをお願いしていれば、このあとにキレイに整えてくれます。
これらの工程を通して、返ってくるまで最短3〜4日、長ければ1ヶ月以上かかることもあります。カーペットがないと困る場合は、はじめにどれくらいの期間がかかるかも確認しておきましょう。
カーペットや絨毯はハウスクリーニングでもキレイになる!
カーペットのクリーニングは、『ダスキン』などの清掃業者による「ハウスクリーニング」でお願いする方法もあります。
專門の機材やプロがおうちにきてくれるので、持ち運びがむずかしいカーペットの場合はとても便利なサービスです。
薬剤や汚れが残らないようしっかり回収してくれるので、乾燥すればすぐに使えるのも嬉しいですね。
カーペットや絨毯の汚れをクリーニング以外で落とす方法は?
カーペットや絨毯の大きさがそれほど大きくなければ、クリーニングに出さなくてもコインランドリーでキレイにできます。
クリーニングに出すよりもかなり金額を抑えられ、その日のうちにおうちに持ち帰って使えるメリットもあります。
ただし、「水洗いできるカーペットであること」「入れられる大きさの洗濯機があること」などいくつか条件があるので注意しましょう。
おうちでの洗濯、コインランドリーでの洗濯、プロによるクリーニング、それぞれをうまく使い分けてカーペットを長持ちさせてくださいね。
クリーニングでカーペット・絨毯の気になる汚れや臭いを落としてもらおう
なかなか洗う機会がないカーペットは、クリーニングに出すことで清潔な状態に戻せます。
初めてだと慣れないことが多いと思いますが、まずは一度お店に相談してみましょう。不安を一つずつ解消していくことが大切です。
頻繁に出すのはむずかしいですが、年に1回でも出すと気持ちよく過ごせますよ。