刺し身やフライ、干物など、様々な食べ方で楽しめるアジ。ただ傷みやすい食材なので、保存方法に悩む人は多いかもしれません。
そこで今回は、アジの正しい保存方法についてご紹介します。
アジはどう保存するのが正しい?保存期間は?
アジは生ものなので常温保存には不向き。冷蔵保存か冷凍保存をします。
冷蔵保存の場合は約2~3日、冷凍保存の場合は約2週間日持ちします。
ただし、保存期間はあくまで目安。保存方法によってはもっと早く傷んでしまうこともあるので、正しいやり方で保存するのが大切ですよ。
アジの保存方法|①冷蔵保存のやり方
アジは、数日中に食べるのであれば冷蔵保存でOKです。
頭と内臓、ぜいご(尾近くにある針状の固いうろこ)を取り除きます。切り身で保存するときは、3枚におろしましょう。
内臓がついたままだと傷みやすいので、遅くとも買った日中には取り除いてくださいね。
それからサッと洗って水気をしっかりと拭きとります。水気や血、内臓の一部が残っていると、臭みや傷みの原因になるので、ペーパータオルでていねいに拭きとってくださいね。
1尾ずつ(切り身の場合は1枚ずつ)ぴったりとラップに包み乾燥を防止したら、いくつかまとめて保存袋に入れ、冷蔵室で保存しましょう。
アジは傷みやすいので、できれば当日中に食べきってくださいね。
アジの保存方法|②冷凍保存のやり方
長期保存するときは、冷凍保存がおすすめ。
やり方は冷蔵保存のときと同じで、ウロコを取って内臓を取り除いたアジを1枚ずつラップで包み、まとめて保存袋に入れて冷凍しましょう。
冷凍するときは、できるだけ重ならないように保存袋につめ、金属トレイにのせて冷凍します。
金属の熱伝導率の高さによってすばやく冷凍され、うまみの流出や傷みを防止できますよ。
アルミホイルに包んでも冷凍時間を短縮できるのでおすすめです。
アジの保存方法|時短調理がかなう下味保存も!
下味や衣をつけてから冷凍するのもおすすめです。すでに味がついているので、調理時間が短縮できて便利ですよ。
①アジフライの衣をつけて保存する
アジフライにするときには、衣をつけて保存しておくと便利です。
三枚おろしにしたアジに塩こしょう、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて、保存袋に入れて冷凍すれば完成です。
密閉するとパン粉がつぶれてしまうので、少し空気を残して袋の口を閉じます。調理するときは、凍ったまま揚げるとパン粉が潰れずおいしく仕上がりますよ。
②下味をつけてから保存する
なめろうなどにするとき用に、すり身にしょうがなどの下味をつけて冷凍することもできます。
調味料ごと保存袋に入れて、薄く伸ばしてから冷凍しましょう。使いたい分だけ割ってとりだせるので、ちょっとしたおつまみにも便利ですよ。
アジの保存方法を使い分けて料理上手に
アジはすぐに食べる場合は冷蔵保存、長期保存する場合は冷凍保存するといいですよ。どちらの場合でも、購入してすぐに下処理をするのがおいしく食べるポイントですよ。
アジの下処理は、次の記事を参考にしてみてくださいね。