ミートソースやカルボナーラなど、パスタ料理にはたくさんの種類があります。主食にもなるパスタは、多めに買って長期保存できたらうれしいですよね。
そこでおすすめなのが冷凍保存です。茹でたものでも長持ちしますよ。
今回は、パスタの冷凍保存について、正しい手順や注意点をご紹介します。
パスタは冷凍できる?保存期間は?
パスタには、おもに乾燥パスタと生パスタがあります。
乾燥パスタは常温保存で長持ちしますが、茹でたものはあまり日持ちしません。生パスタも、未開封であれば3ヶ月ほど保存がききますが、開封するとすぐに傷んでしまいます。
茹でたパスタや生パスタは、長期保存したい場合は冷凍保存をするといいですよ。
茹でたパスタの場合は、正しく冷凍すると1ヶ月ほど日持ちします。生パスタは5日ほどです。
冷凍したパスタは、電子レンジで温めるだけですぐに食べられたり、スープパスタを作るときに温めながら解凍できたりするメリットもありますよ。
ただし保存期間以内でも傷んでしまうことがあるので、食べる前に状態をよく確認しましょう。次のようなパスタは傷んでいるので注意してくださいね。
・異臭がする
・糸がひいている など
パスタの冷凍保存の手順は?
冷凍保存するには、「開封後の生パスタを保存する方法」「茹でたパスタを保存する方法」「味付きのパスタを保存する方法」の3通りがあります。
開封後の生パスタを保存する方法
生パスタを保存するときは、オリーブオイルを絡ませて保存します。麺同士のくっつきを防げますよ。
一度で使い切れる量をラップに包んで、ジッパー付き保存用袋や容器に入れ、密閉して保存しましょう。
茹でたパスタを保存する方法
パスタを冷凍保存するときは、少し硬めに茹でるのがポイント。茹で終わったらすぐに冷水で冷やし、オリーブオイルやソースをパスタにかけてから、できるだけ平らになるようにラップで包みましょう。
そのまま冷凍室へ入れ、パスタが凍ったら保存用容器に入れて密閉してくださいね。
味付きのパスタを保存する方法
味付け後のパスタも冷凍保存ができます。ソースを麺によく絡ませておくと麺がくっつきにくくなりますよ。
ソースの粗熱が取れたら保存用容器に入れて冷凍保存しましょう。ソースの具材や調味料によって賞味期限が変わるため、なるべく早めに食べ切ってくださいね。
パスタを冷凍保存するときの注意点は?
生パスタにはオリーブオイルを絡ませる
水分が多い生パスタは、麺同士がくっつきやすい特徴があります。オリーブオイルをパスタによく絡ませてから保存すると麺がくっつきにくくなり、解凍後もおいしく食べられますよ。オリーブオイルがないときは、サラダ油やバター、パスタソースなどを絡めてくださいね。
少し硬めに茹でてから冷凍する
パスタは、茹で終わった後も予熱であたたまるため、表示されている茹で時間から1~2分ほど短く茹でるのが◎。食べる前の加熱で麺がちょうどよい硬さになります。
うっかりパスタを茹で過ぎてしまったら、すぐにしっかりと麺を冷やすようにしましょう。
小分けにする
茹でたパスタは一度に使い切れる分をラップで包んで冷凍しましょう。使う分だけさっと取り出せるので時短料理につながります。また、残ったパスタが外気に触れないので、おいしくキープできるのもうれしいですね。
パスタの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
冷凍したパスタは、スープパスタに使えたり、弁当のおかずになったりと、とても便利です。パスタをおいしい食感で味わうために、ぜひこの機会に冷凍するときの保存方法を覚えておいてくださいね。