味噌汁や海藻サラダなどに使えるわかめ。多めに買って長期保存ができると便利ですよね。
そんなときにおすすめなのが冷凍保存。おいしさをキープしながら長持ちさせられますよ。
そこで今回は、わかめの冷凍保存について正しい手順や注意点をご紹介します。
わかめは冷凍できる?保存期間は?
わかめには主に「生わかめ」と「乾燥わかめ」の2種類あります。
乾燥わかめは、直射日光の当たらない高温多湿の場所で保存すれば常温でも1年日持ちしますが、生わかめは冷蔵保存で3日ほどとあまり保存がききません。
生わかめは冷凍保存をすれば長持ちします。賞味期限は1〜2ヶ月ほどと、かなり長くなりますよ。
ただし保存期間はあくまで目安。わかめが傷んでいたら食べないようにしましょう。次のようなときは傷んでいるので、注意してくださいね。
・溶けている
・ぬめり気がある
・茶色や赤色に変色している
・カビが生えている
・虫が付いている など
わかめの冷凍保存の手順は?
わかめを冷凍するときは、「下処理をして保存する方法」「塩蔵わかめにして保存する方法」「酢の物にして保存する方法」の3通りのやり方があります。
下処理をして保存する方法
わかめは、下処理をていねい行ってから冷凍しましょう。茎と葉、メカブに切り分け、沸騰したお湯で約30秒茹でたら、氷水に入れます。水の中できれいに洗ってキッチンペーパーで水気を拭き取ったら、食べやすい大きさにカットして、ラップで小分けしましょう。
保存用袋に入れてしっかりと密閉したら冷凍室へ。冷凍したわかめは佃煮や和え物にぴったりですよ。
塩蔵わかめにして保存する方法
わかめの下処理をして、茹でてからキッチンペーパーで水気を拭き取ったら、わかめの4割の量の塩を振り、重しを置いて一晩寝かせましょう。それからわかめを絞って、保存容器に入れ冷凍します。の賞味期限は約1年と、かなり長持ちしますよ。
酢の物にして保存する方法
わかめと高野豆腐の酢の物を作って冷凍保存しておくと、一品足したいときに便利。賞味期限は1ヶ月と長持ちしますよ。
作り方は簡単。下処理が終わっているわかめと高野豆腐を用意し、食べやすい大きさにカットします。それから10秒ほど茹でてざるに取り、2〜3分ほど氷水で冷やしましょう。水気はよく切っておいてくださいね。
めんつゆと酢、柚子胡椒でたれを作ったら、わかめと高野豆腐にたれを混ぜ合わせたら酢の物の完成です。保存用容器に入れて密閉したら、冷凍室に入れましょう。
わかめを冷凍保存するときの注意点は?
緑色になるまで茹でてから冷凍する
生のわかめはもとは茶色ですが、茹でるときれいな緑色になります。わかめを安全に食べるためだけでなく茹でるとおいしそうな色になるので、下処理のときにしっかりと火を通しましょう。わかめの見た目がきれいだと食欲もそそられますね。
磯の臭みを取る
わかめの茎の部分には、磯の臭みがあります。ニオイが気になるときは、わかめを半日ほど水に漬けておきましょう。臭みが残っていると、調理したときに味が落ちてしまうので注意してくださいね。
わかめの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
わかめを長持ちさせたいときは、ていねいに下処理をしてから冷凍保存するといいですよ。塩蔵わかめにしたり、酢の物にしたりしてから保存してみるのもおすすめ。時短料理が叶うので、わかめを多めに買ったときはぜひやってみてくださいね。