「冷凍梅」を知っていますか?本来梅は6〜7月に旬を迎えますが、旬の梅を冷凍しておけば、一年中いつでも梅酒や梅シロップを作ることができるんです。
今回はそんな冷凍梅の作り方や保存方法についてご紹介します。
冷凍梅は梅酒や梅ジュースに最適!
梅は冷凍することで細胞が壊され、エキスが出やすくなる性質があります。なので、梅酒や梅ジュース、梅シロップを作る場合はとくに冷凍梅がおすすめ。
エキスが出やすくなることで加工の時間も短くて済むので、カビたり腐ったりするのを防ぐこともできますよ。
冷凍梅はいつ作るのがいい?
生の梅の実が手に入るのは、1年のうちで6月〜7月頃と限られています。購入してすぐに梅酒や梅シロップの仕込みができなくても、その時期に購入して冷凍してしまうのがおすすめ。
冷凍しておけば、時間に追われずいつでも好きな時期に「梅仕事」ができますよ。
梅酒や梅シロップを作る場合は実が青くて固いうちに、梅干しにする場合は、完熟してから冷凍するようにしましょう。
冷凍梅の作り方は簡単!
冷凍梅の作り方はとっても簡単。生の梅を傷がつかないように丁寧に洗い、ペーパータオルなどで水気をしっかり拭き取ります。ヘタも全て取り除きましょう。
あとはジップロックなどの冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で24時間凍らせれば完成です。
凍らせる際はできるだけ梅を重ならないように並べ、平らな状態で冷凍庫に入れましょう。
冷凍梅でつくる梅シロップレシピ
冷凍梅ができたら、梅シロップを作るハードルも下がります。簡単な梅シロップの作り方をご紹介しますね。
冷凍梅…1kg
氷砂糖…1kg
ここでは梅1kg分の材料でご紹介しますが、梅と氷砂糖の量が1:1になれば問題ありませんよ。
まず、大きめでしっかり蓋ができる瓶などを用意し、煮沸消毒しておきます。
瓶の底に冷凍梅をそっと敷き詰め、上から氷砂糖をのせます。その上にまた冷凍梅をのせ、氷砂糖をのせ…を繰り返し、最後は氷砂糖で終わるようにします。
あとは蓋をしめて、冷暗所に置いておきます。砂糖が溶けやすくなるように、できれば毎日一度、瓶を揺すってください。
10日ほどすればエキスは出来上がり。しわしわになった梅は腐ってしまうので取り除いてください。
加熱消毒して保存するのがおすすめ
出来上がった梅シロップは、ガーゼやザルなどでこしてから鍋に入れ、弱火で15分ほど加熱します。煮立たせないように気をつけてください。
梅は酸が強いのでアルミの鍋などはいたんでしまいます。ホーローやステンレスの鍋を使いましょう。
冷ましたら、冷蔵庫で3ヶ月ほど保存できます。ジュースやゼリー、お菓子作りなどに活用してみてくださいね。
冷凍梅を作って梅仕事を楽しもう
梅には疲労回復効果のあるクエン酸やビタミンEがたっぷり。梅ジュースを1日1杯飲めば、疲れ知らずの体になれそうですね。
ぜひ梅を冷凍して、好きなときに加工して楽しんでみてください。