昆布でとっただしは、日本人に馴染み深いやさしい味わいですよね。キッチンに乾燥昆布を常備しているという人は少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな昆布の賞味期限や、風味を損ねず日持ちさせるための保存方法をご紹介します。

昆布の賞味期限はどれくらい?

昆布 だし

乾燥昆布の賞味期限は、一般的に10ヶ月ほどです。賞味期限は商品によっても異なるので、パッケージを確認するようにしてくださいね。

また、賞味期限は一般的に「開封前かつ正しく保存していること」が前提の期限です。適切に保存しないと劣化してしまうので、下記の保存方法を参考にしてみてください。

昆布の賞味期限|正しい保存方法は?

昆布 だし 乾燥

開封前の乾燥昆布は基本的に常温で保存できます。ただし湿気や高温はできるだけ避け、冷暗所に保存するようにしましょう。

昆布は湿気ると劣化して風味も落ちてしまうので、開封したら密閉して保存するのがポイント。

使いやすいサイズに切って、密閉できる容器や保存袋に入れておくようにしましょう。湿気を防ぐため、乾燥剤を中に入れておくのがおすすめです。

夏場は冷蔵か冷凍がおすすめ!

暑い季節は特に湿気やすいので、密閉した状態で冷蔵庫に入れるか、冷凍してもOKです。この場合も、乾燥剤をいっしょに入れておきましょう。

再開封する際の注意

冷蔵・冷凍で保存した乾燥昆布を使う際は、一度常温に戻してから開封するのがポイントです。

すぐに開封すると、温度差で保存袋内に結露ができてしまい昆布が湿気を吸ってしまうので気をつけてくださいね。

昆布の賞味期限|期限切れでも食べられる?

疑問 ? 注意 ポイント

昆布は保存期間が長い分、気付いたら記載してある賞味期限が切れていた…ということもあるかもしれませんね。

賞味期限は「おいしく食べられる期限」なので、切れてすぐに食べられなくなるわけではありません。ただし劣化は進んでいくので、基本的には食べることはおすすめできません。

昆布の賞味期限|白い粉はカビじゃない?!

利尻昆布 乾燥

乾燥昆布の表面には、「マンニット」「マンニトール」と呼ばれる白い粉が付いていることがあります。これはカビではなく、甘みをつくりだす旨味物質のひとつ。

昆布の風味を良くしてくれるものなので、安心して食べて問題ありませんよ。

ただ、白い部分がふわふわした綿状である場合、また磯の香りとは違うにおいがする場合、それはマンニットではなくカビの可能性が高いです。

においと見た目で判断して、カビが生えていたら破棄するようにしてくださいね。 

昆布の賞味期限と保存法を知っておいしく食べよう

だし 昆布 かつお

賞味期限が長く、常備しやすい乾燥昆布。風味をキープするためには、湿気に注意するというのが最大のポイントです。

保存方法に気をつけて、おいしく長持ちさせてくださいね。