生で食べられて、スープやマリネにも活躍する玉ねぎの「薄切り」。そんな玉ねぎの薄切りには、2通りの切り方があるのをご存知ですか?
今回は、2通りある「玉ねぎの薄切り」の切り方とあわせて、保存方法やラクに薄切りできる道具も紹介します。
玉ねぎの薄切りってどんな切り方?

「薄切り」とは、その名の通り玉ねぎを薄く切る切り方です。玉ねぎは丸い形状なので、半分に切って繊維の向き対して「沿って」切る、「断って」切るの2通りの切り方があります。
玉ねぎの薄切りは、繊維の方向がポイント
玉ねぎは切る向きによって味が変わり、火の通りの早さも変わります。それに関係するのが「繊維の方向」です。
玉ねぎの「繊維の方向」を以下で説明します。

玉ねぎは、中心から木の年輪のように層が重なってできている野菜です。繊維は、頭部分から根に向かって通っています。
そんな「繊維」に対して、「沿って切る」「断って切る」の2パターンの切り方を紹介します。

・シャキシャキした玉ねぎ特有の食感を活かせる
・加熱しても形が崩れにくい

・口当たりがやわらかく、火の通りが早い
・玉ねぎの辛み成分が出るので甘みを感じやすい
玉ねぎを薄切りにする方法は?
玉ねぎの薄切りの切り方を紹介します。
玉ねぎの繊維に沿って切る
- 頭・根部分を切り、玉ねぎの皮をむく頭頂部を起点にすると皮がむきやすい
- 縦に半分に切る丸いので転がらないよう左手でしっかりおさえながら切る
- 芯を取る包丁の「刃元」「あご」と呼ばれる根元近くの部分を使ってVの字に切り込みを入れる
- 薄く切る頭部分を奥に置いて薄く切る
- 完成
玉ねぎの繊維を薄切りで断つ
- 頭・根部分を切り、玉ねぎの皮をむく頭頂部を起点にすると皮がむきやすい
- 縦に半分に切る丸いので転がらないよう左手でしっかりおさえながら切る
- 芯を取る包丁の「刃元」「あご」と呼ばれる根元近くの部分を使ってVの字に切り込みを入れる
- 頭部分を右側に来るように置いて薄く切る包丁を滑らすようなイメージで切る
- 完成
玉ねぎの薄切りが簡単になる便利な道具

玉ねぎの薄切りをラクにしたいときに活躍するのが「スライサー」です。あっという間に薄切りが完成しますよ。
『サンローラ サラダセット スーパースライサー』
層になっている玉ねぎも簡単に薄切りができるスライサーセット。レバーで厚みを変えられる「スーパースライス」は薄切りしやすいと人気がありますよ。
玉ねぎの薄切りはどんな料理に使う?

薄切りにした玉ねぎは、サラダに加えたり、炒めものやスープなど幅広く使えます。繊維に対して切る方向によって適した料理が違うので、以下を参考にしてください。
炒めものや親子丼、かき揚げやスープに便利【繊維を断つ切り方】
スープやサラダなどに便利
薄切りした玉ねぎは冷凍保存が便利
- 生のままラップに包む料理で使う量を考えて小分けにし、空気が入らないようラップに包む
- 重ならないよう平たくする冷凍しても取り出しやすくするため、重なりを避けて平たく包む
- ジップロックなどに入れる早く冷凍したほうが風味が落ちにくいので、バッドの上に置いて冷凍するのがおすすめ。冷凍した人参は、約1ヶ月ほど日持ちする
解凍方法
サラダなら、ビタミンや水分が溶け出してしまうのを避けるために電子レンジの解凍モードか、低温でゆっくり解凍しましょう。
炒めものやスープなら解凍は必要なく、冷凍したまま調理に使えます。
玉ねぎの薄切りを覚えて料理の幅を広げよう

生、炒めもの、スープなどいろいろな使い方ができる「玉ねぎの薄切り」をマスターすれば、レシピの幅が広がって料理がより楽しくなりますよ。
この機会に「繊維に沿う」「繊維を断つ」の2通りの薄切りの切り方をぜひ覚えてくださいね。