サラダや和え物、スープにといろいろな使い方ができる人参の千切り。
細長い形なので、たくさん切って大変そう…ということはわかりますが、実際どんな順序で千切りにしたらいいのか知らないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「人参の千切り」の切り方加えて、食感の異なる2種類の切り方を紹介します。さらに、便利な保存方法もあわせて紹介します。
そもそも千切りとはどんな切り方をいうの?
「千切り」は、食材を1〜2mmの細さに切ること。3〜5mmの細切りよりもさらに細く、人参の食感を楽しめるサラダなどにおすすめの切り方です。
人参の千切り|王道の7ステップで切り方を紹介
人参の千切りは手間はかかりますが、ちょっとした料理の彩りにも使えるので、覚えておいて損なしですよ。
①人参を洗ってピーラーで皮をむく
※人参の皮をむくときはピーラーを使うと簡単
②ヘタ部分を切り落とす
※1cm程度切る。葉の生えている固い中央部分が残らない程度でOK
③4〜5cmの長さで切る
※ヘタのついていた太いほうから包丁を入れると切りやすい
④切った断面を下にして縦置きし、1〜2mm程度の薄さでスライスする
※包丁を押しながら切ると切りやすい
⑤短い辺が上下になるよう重ねながら並べる
※重なる面が多くなると切りにくいので、少し重なる程度に並べる
⑥端から1〜2mm幅で切る
※④で切った厚みと同じ幅で切るのがポイント
完成
人参の千切りはどんな料理に使う?
人参の生の食感を楽しめる「千切り」はサラダにぴったりです。
特に人参のおいしさを堪能できるのが、ワインビネガーやオリーブオイルのドレッシングで和えるだけのフランスの家庭料理の定番「キャロットラペ」です。千切りにしたら、ぜひ試してみてください。
人参の千切り|食感が変わる?切る角度で変わる3パターン
同じ千切りでも人参を切る方向によって、違った食感が楽しめます。
繊維にそって切る|歯ごたえを残す
上記で詳細に切り方を説明したのが「繊維にそう」切り方です。人参は縦に繊維が走っているので、それにそうことで歯ごたえを保てます。
サラダに使うときなど、シャキッと仕上げたいときにおすすめの切り方です。
繊維を断つ|柔らかい食感に
繊維に対して直角に刃を入れる輪切りにしたあと千切りにします。
火の通りが早いので、炒めものに使う場合でやわらかく仕上げたいときにおすすめです。
斜めに切る|ほどよい食感に
上の「繊維にそう」と「繊維を断つ」切り方のいいところ取りをした斜め切り。斜めに輪切りにしたものを千切りにすることで、ほどよい食感を楽しめます。
人参の千切り|包丁以外で役立つおすすめグッズ
人参の千切りを手助けしてくれるのが、スライサー。長い人参のまま千切りできるので、あとは長さを調節するためにカットするだけでOKという手軽さがうれしいですね。
ドイツ製スライサーTNS3000
厚さや幅の調節ができるスライサーは、全部で32種類ものカットができるすぐれもの。料理の幅が広がって、あっというまに人参もカットできます。
人参の千切り|余った分は冷凍保存しておくと便利
千切りした人参は、味や栄養素を保つため、生のまま冷凍保存するのがおすすめです。
【冷凍方法】
千切りした人参の表面の水分を、キッチンペーパーで拭き取る。
料理で使う量に小分けにして、空気が入らないようラップに包んでジップロックなどの冷凍用袋に入れる。
※冷凍しても取り出しやすくするため、人参同士の重なりをさけて平たく包むのがポイント
早く冷凍したほうが風味が落ちにくいので、バッドの上に置いて冷凍する。
※使う頻度が多ければ、そのままジップロックに入れてもOK。その際は、空気をしっかり抜きましょう。
スープや炒め物など、火を通して調理する場合は解凍は必要なく、冷凍したまま使えます。
サラダに使う場合は、自然解凍するか、電子レンジの解凍モードか、低温でゆっくり解凍しましょう。
【保存期間】約1〜2ヶ月ほどもちます。
人参の千切りを覚えて彩りをそえよう
料理に彩りを添える人参。生で食感を楽しめる千切りはサラダや軽い炒めものに活躍します。
まとめて切って冷凍保存すれば料理の時短にもなるので、正しい切り方をマスターしてくださいね。