レシピでよく目にする「塩小さじ1杯」や「塩 小さじ3杯」といった表記。これだとどれくらいの量を入れたらいいのか困ってしまいますね。グラムがわかればキッチンスケールでもはかれるのに...。
料理の基本はわかっているようでいていまいちわからない知識も多いと思います。
そこで今回は、塩の小さじ1杯の正しい量り方やグラム換算の重さについてくわしく説明します。
塩小さじ1杯の重さは?5グラムや10グラムを換算すると?
小さじ1杯の容量は5ミリリットル(ml)で、塩を小さじですりきり1杯計ったときの重さは約5〜6グラム(g)です。
そもそも小さじは『体積』(mlやcc)をはかるための道具で、『重さ』(g)とは異なります。同じ小さじ1でも、調味料によって重さは違いますよ。
また、塩は種類や水分の含み具合によって、それぞれ重さにも若干の違いが出ます。
・しっとりした塩小さじ1杯=約5グラム
・粉末状の雪塩小さじ1杯=約1.7グラム
これは他の調味料でも同じなので、小さじ1杯あたりの重さを目安にするときには注意が必要です。
レシピで塩の分量が重さで記載されている場合、5グラムならだいたい小さじ1杯、10グラムなら小さじ2杯程度と覚えておけばOKですよ。
塩小さじ1杯を正しくはかれる?
レシピの記載に「塩小さじ1杯」とあれば、小さじで「すりきり1杯」入れる必要があります。小さじを正しく使えていないと、せっかく計量したつもりでも分量がズレてしまいます。
塩を山盛りになるようにすくい、次にヘラやスプーン柄などをつかって小さじのふちに沿って山を平らにならします。余分な塩を落とし、平らになった「すりきり」の状態になれば、小さじ1とカウントします。このはかり方は小さじでも同じです。
塩小さじ1杯を代用品で計量するには?
塩小さじ1杯の重さがわかれば、たとえ小さじがなくてもキッチンスケールで正しく調べられますね。
ただ、計量スプーンやキッチンスケールなどもないときには目分量に頼らざるを得ません。そんなときに次に紹介する代替方法を知っておくと、目分量よりも正確に小さじの量をはかることがでますよ。
ティースプーンではかる
ひとつは、コーヒーや紅茶などをいれたときに使うティースプーンではかる方法です。ティースプーンの容量は小さじとだいたい同じ大きさになるので、すりきり1杯はかればだいたい同じ量をとることができます。
手ではかる
また、手ばかりではかる方法もあります。「塩ひとつまみ」分、つまり親指と人差指、中指の3本で塩をつまんだときの量がだいたい1グラムほどなので、5〜6回ほど繰り返せばだいたい小さじと同じくらいになります。
小さじやキッチンスケールほど正確にはかれるわけではないので、あくまでも目安にしてくださいね。
塩小さじ1杯の重さを覚えて調理をスムーズに
レシピ本を読み間違えたり、計量ミスをしたりすると料理の味が上手に仕上がりませんね。特に塩の量を間違えると、残念な結果になってしまいます。
まずは小さじや大さじを正しく使いこなし、重さを把握しておけばキッチンスケールでより正確にはかることもできます。料理に欠かせない調味料の塩を使いこなせるようになってくださいね。