レシピで見かける「3分の1カップ」や「3分の2カップ」といった分量表記。1カップあたりどれくらいなのかがわからないと、3分の1も3分の2も正しくはかれませんよね。

そこで今回は1カップを3等分したときの量や重さなどについて詳しく説明します。

3分の1カップとは?量は何cc?

計量カップ 1カップ

3分の1カップとは、料理で使う計量カップ1杯を3等分した量を指します。

計量カップは、水や牛乳、酒などの「液体」、パン粉や小麦粉などの「粉末」などの「体積(かさ)」をはかる道具で1カップが200ml(cc)。

3分の1カップは、それを3等分した数なので約67ml(cc)です。3分の2カップの場合は、約134ml(cc)です。

3分の1カップの量は国によって違う?

計量カップ 計量スプーン

「1カップ」自体の表記は、国によって違いがあることも覚えておいてください。

日本の計量カップは1カップ=200ml(cc)ですが、例えばアメリカは「オンス」という単位が使われるので標準の計量カップは1カップ=8オンス=240ml(cc)です。同じ1カップでも40ml(cc)の違いがあります。

3分の1カップはアメリカでは80ml(cc)となるので、海外のレシピを参照するときは分量に注意してください。

3分の1カップや3分の2カップの正しいはかり方

計量カップ 上から見た目盛り

3分の1カップの量を正しくはかるには、ちょっとしたコツがあります。「液体」と「固体」で少し違いがあるので、順番に説明します。

液体の3分の1カップ・3分の2カップのはかり方

計量カップを平らな場所に置く

場所が傾いていると正確にはかれないので注意。

「1/3」または「2/3」の目盛りまで入れる

微調整して目盛りにあわせるので最初から入れすぎないように注意。

カップの真横から水平に目盛りを見て調整する

少しずつ足して調整すればOK。

目線を目盛りと同じ高さにして水平に見ましょう。斜めから見ているとズレが出てしまいます。

粉末の3分の1カップ・3分の2カップのはかり方

計量カップを平らな場所に置く

場所が傾いていると正確にはかれないので注意。

「1/3」または「2/3」の目盛り近くまで入れる

材料・調味料はふんわりと入れる。押し込むと量が変わるので注意。

表面を平らにならす

計量カップを軽くゆすったり、側面をトントンと手でたたいて表面を平らにならす。

カップの横から水平に目盛りを見て微調整する

軽くゆすりながら少しずつ入れて微調整する。

粉末も真横から見て少しずつ調整しましょう。粉は山盛りになって目盛りが読みにくいので、平らにならしながら入れることを心がけてください。

3分の1カップ、3分の2カップの重さは何グラム?調味料で変わる?

みりん 計量

計量カップは体積(かさ)をはかるもので、重さがはかれるわけではありません。調味料によって重さは違ってくるので、それぞれの重量を把握しておくと便利ですよ。

主な調味料の3分の1カップあたりの重さ(g)を一覧にしました。3分の2はその重さを2倍にしてくださいね。

液体の調味料・材料など

・水:3分の1カップ=67g
・酒・酢:3分の1カップ=67g
・醤油・みりん:3分の1カップ=77g
・油:3分の1カップ=60g
・牛乳・豆乳:3分の1カップ=70g
・生クリーム:3分の1カップ=67g

粉末の調味料・材料など

・上白糖:3分の1カップ=43g
・グラニュー糖:3分の1カップ=60g
・ざらめ:3分の1カップ=67g
・あら塩(天然塩):3分の1カップ=60g
・食塩(精製塩):3分の1カップ=80g
・小麦粉(強力粉・薄力粉):3分の1カップ=33~37g
・片栗粉:3分の1カップ=43g
・パン粉:3分の1カップ=13g

調味料などの重さはメーカーや製法によって違うこともあるので、ここのリストはあくまでも参考としてください。

3分の1カップ・3分の2カップの量を正しく覚えよう

ミニ計量カップ

計量カップをあまり使ったことがない人は、3分の1カップや3分の2カップといわれても困ってしまいますよね。でも、これで3分の1や3分の2がどれくらいの量になるのかがわかったと思います。

計量カップやキッチンスケールなどを使って、3分の1カップ・3分の2カップを正しく計量し、おいしい料理を作ってくださいね。