レシピ本のなかでよく目にする「塩 大さじ1杯」や「塩 大さじ3杯」といった表記。
これ、重さにすると何グラムかご存知ですか?
料理の基本はわかっているようでいて、とっさには出てこないものですよね。
今回は、塩の大さじ1杯の正しい量り方やグラム換算の重さについてくわしく説明します。
塩大さじ1杯を正しく量れてる?
レシピ本に「塩大さじ1杯」と表記があれば、大さじで「すりきり1杯」入れることを意味しています。
大さじですくったあと、スプーンの柄などで平らにならすことを忘れずに。山盛りになっていては正しい量にはならないので注意してくださいね。
塩大さじ1杯の重さは何グラム?
塩を大さじですりきり1杯計ったときの重さは、約15〜18グラム(g)です。
そもそも大さじは体積を計ってミリリットル(ml)で表すための道具で、重さの単位「グラム(g)」とは別物です。大さじ1の体積が同じであっても、モノの密度が違えば重さも変わります。
塩は種類や水分の含み具合によって、それぞれ重さにも若干の違いが出ます。
・サラサラの塩大さじ1杯=約18グラム
・しっとりした塩大さじ1杯=約15グラム
・粉末状の雪塩大さじ1杯=約5グラム
砂糖や醤油など、他の調味料でも容量と重さに違いが出るので、調味料大さじ1杯をグラム換算するときには注意してください。
塩大さじ1杯を代用品で計量するには?
塩大さじ1杯の重さがわかれば、たとえ大さじがなくても計量器で正しく調べることができます。
ただ、大さじも計量器もないときに大さじ1杯と同じ量をはからなければいけないとなったら困りますね。そんなときは、次に紹介する代替方法を知っておくと役立ちますよ。
カレースプーンで代替
食事に使う大きなスプーン、いわゆるカレースプーンは、実は大さじと同じくらいの大きさがあります。そのため、カレースプーン1杯でおおよそ大さじ1杯と同じ重さになります。
ティースプーンで代替
ティースプーンは、小さじとだいたい同じ大きさになるので、ティースプーン3杯で大さじ1杯と同じ量になります。
手計りで代替
レシピ本に出てくる「塩少々」「塩ひとつまみ」といった手計りでも代替できます。「塩少々」は親指と人差指の2本指でつまんだ量で1回あたり0.6グラムほど。「塩ひとつまみ」は中指も加えた3本指でつまんだ量で1回あたり1グラムほど。これらを活用すれば大さじ1に近しい量を入れることができますね。
塩大さじ1杯の重さを覚えて調理をスムーズに
レシピ本を読み間違えたり、計量ミスをしたりして、塩を多く入れてしまうと折角の料理が台無しになりますよね。大さじや小さじといった計量スプーンの使い方に加え、重さも把握しておけば計量ミスもなくなります。
塩は調理に欠かせない調味料なので、その目安量を覚えれば料理上手に一歩近づけますよ。