レシピサイトやレシピ本の材料で見かける、「味噌大さじ1」などの表記。分量を間違えてしまったらせっかくの料理も台無しになってしまいますよね。

味噌を大さじ1の分量を正しくはかれているかと聞かれたら少し自信がない人もいるかもしれませんね。

まずは味噌大さじ1の量についてしっかり確認しましょう。味噌大さじ1の計り方や、重さにするとどれくらいなのか、塩分やカロリーなどの栄養素はどれくらいなのかなどを正しく覚えてくださいね。

味噌大さじ1の正しい計り方は?

大さじ 計量スプーン

味噌大さじ1杯を計量スプーンで正しくはかるための基本を確認しておきましょう。

大さじ1杯は、スプーンのくぼみに収まる体積15ml(ミリリットル)を指します。計量スプーンの上部に盛り上がるようにすくうと分量が違ってきます。

味噌の大さじ1杯分を正しく量るときは、まずスプーンで味噌をすくいとり、そのあと箸や竹串などを使ってスプーンのふちからはみ出た分を落として平らに。これを「すり切る」「すり切り1杯」などと呼びます。

すり切りをしないですくっただけだと味噌の量が多くて、料理がしょっぱくなってしまいます。味噌に限らずほかの調味料でも同様なので、大さじの正しい量り方を覚えてくださいね。

味噌大さじ1|重さは何グラム?小さじ1は?

レシピでは材料表示が「大さじ1杯」ではなく、「30グラム」「20グラム」など重さで表記されていることがあります。これだと計量器を使わなければならず、面倒に感じてしまいますよね。

大さじ1杯の重さを知っておけば、グラムで表記されていても大さじを2杯入れればいいと簡単にわかりますよね。

では、味噌大さじ1杯の重さは何グラムなのでしょうか。ここで注意したいのが、大さじは15mlだから、重さにすると15gだと考えてしまうことです。ただの水であれば体積と重さが一致するので15ミリリットルは15グラムなのですが、それ以外は比重が異なります。

味噌の大さじ1杯(15ミリリットル)は、約18グラムが平均的な重さです。味噌には米味噌や麦味噌、豆味噌などさまざまな種類がありますが、それによって重さはほとんど違いありません。どんな味噌でも大さじ1杯は約18グラムと覚えましょう。

また、小さじ1杯は体積が5ミリリットルで、大さじ1杯の3分の1にあたります。味噌の重さにすると、約6グラムなのでこちらもあわせて覚えておくと便利です。

味噌大さじ1|塩分やカロリーはどれくらい?

味噌料理

味噌は、材料や製造方法、作られる地方などでさまざまな種類があります。

その種類で重さに違いはほとんどありませんが、カロリー量や塩分量は少しずつ違います。米や麦、豆といった素材が違うと、塩分量や味噌の仕上がりに大きく影響するんですね。

代表的な味噌の大さじ1杯分のカロリーと塩分をまとめたので参考にしてください。

米・白味噌
約35kcal/塩分=約2.2g
米・赤味噌・赤
約33kcal/塩分=約2.3g
米・甘味噌
約39kcal/塩分=約1.1g
麦味噌
約36kcal/塩分=約1.9g
豆味噌
約39kcal/塩分=約2.0g

カロリーや塩分量に注目して味噌選びをしてもよいかもしれませんね。

味噌大さじ1|どんな料理に使う?

味噌汁

毎日食卓に並ぶ味噌汁や普段よくつくる料理に、どれくらいの味噌を使えばよいか知っておくと便利ですよね。

味噌汁1杯分を作るには、水200ミリリットルで取ったダシに対し、17~20グラムの味噌を使用するのが目安です。つまり、だいたい大さじ1杯分の味噌を入れるということです。

ただ、野菜や豆腐など中に入れる具や味噌の種類によって味が変わってくるので、好みで味噌を増減させてください。

そのほか、味噌を使う代表的な料理の分量を挙げておきます。

鯖味噌

鯖4切れに対して、味噌大さじ5杯程度。それ以外に、しょうが2かけ、水1.5カップ、酒0.5カップ、砂糖大さじ3.5を使う。

肉味噌

ひき肉250グラムに対して、味噌大さじ2杯程度。それ以外に、長ネギ10センチ分、酒大さじ3、砂糖大さじ2、みりん大さじ1.5、醤油大さじ1を使う。

大さじ何杯の味噌をいれるとどれくらいの味になるのかを把握しておくと、料理上手に一歩近づきます。

味噌大さじ1|計量スプーン以外でも計れる?

お皿 食器 スプーン カトラリー

料理に慣れないうちはできるだけ正確に調味料の分量を量りたいところ。ただ、計量スプーンが手元にないときもありますよね。

計量スプーンが手元にない場合は、代用となるものを使って大さじ1杯の目安にできます

キッチンスケール

重さを量るキッチンスケールがあれば、味噌大さじ1杯=18グラムなので、18グラムを量ればOKです。

味噌の入ったケースの方をスケールに載せ、使う分量を取ってマイナス数値が18となるよう調整すれば、別の容器を汚さなくて済みます。

カレースプーン

カレーを食べるときに使う大きなスプーンは、くぼみの体積が大さじ1杯分に近いのでそのまま代用できます。大さじと同じく、味噌をすり切って量りましょう。

ティースプーン

紅茶やコーヒー用の小さなスプーンは、品によってサイズの大小がありますが、おおむね小さじ1杯分に相当します。大さじ1杯分を使いたいときは、ティースプーンですり切り3杯入れればOKです。

味噌大さじ1の知識を応用して料理上手に!

味噌 保存

味噌の大さじ1杯の重さや栄養素など、詳しく見てきました。これでレシピの味噌の記載が大さじでもグラムでも対応できますね。

もし計量スプーンが手元になくても、味噌大さじ1の重さが18グラムであることや代用品となるものを知っておけば、味噌の量を大きく間違えることもなくなります。

レシピに記載された味噌の量を少しずつ覚えていけば、少しずつ目分量でも対応できるようになります。ぜひ味噌の基本をおさえて、料理上手を目指してくださいね。