調味料を計量しているときに「あれ?大さじ1杯って小さじ何杯分だっけ?」と忘れてしまうことってありますよね。計量スプーンをあいまいに使っている人もいるのではないでしょうか。
今回は大さじ1杯が小さじ何杯分にあたるのか、正しい分量をはかるための基本のやり方をわかりやすく説明します。
大さじ1は小さじ何杯分?
大さじ1杯は、小さじの3杯分にあたります。
大さじは15ml(cc)の体積をはかり、小さじはその3分の1の5ml(cc)をはかれるように作られているからです。
大さじ1杯は小さじの3倍と覚えておけば、レシピの分量を計算するのも簡単にできますね。
大さじと小さじの正しいはかり方は?
大さじ1杯が小さじ3杯分とわかっても、それぞれ正しく使えないと分量がズレてしまいます。
大さじと小さじの正しい使い方に不安がある人は、あらためておさらいしておきましょう。
酒や醤油などの液体をはかるときと、砂糖や塩などの粉末をはかるときでは、使い方が少し違うので注意してくださいね。
液体調味料をはかる
大さじや小さじで液体をはかるときは「表面張力」がポイントです。
スプーンの縁いっぱいまで入れ、表面張力で盛り上がった状態にして1杯と数えます。ギリギリこぼれないくらいが目安です。
粉末調味料をはかる
大さじや小さじで粉末をはかるときは「すりきり」がポイントです。
すりきりは、スプーンの縁と同じ高さまで入れて平らにならした状態のことです。盛り上がった部分は払い落として1杯と数えます。
最初に粉末を山盛りにすくい、小さじの柄やヘラなどをスプーンの縁に当て、やさしく滑らせながら余分な部分を落としましょう。
大さじで小さじを計る方法は?
大さじしかないときに、小さじ1杯・2杯の分量をはかる方法があります。
大さじは小さじの3倍なので、大さじ3分の1をはかれば小さじ1杯になり、大さじ3分の2をはかれば小さじ2杯と同じ量になりますね。
やり方は液体と粉末で少し違うので、それぞれ説明します。
粉末の大さじ3分の1・3分の2のはかり方
最初に、大さじ1おすりきり1杯とります。そして、ヘラなどを使って中心から3等分に切り分け、1箇所を残して払い落とせば大さじ3分の1の完成です。
3分の2なら3等分したあと1箇所だけ払い落とせばOKです。
液体の大さじ3分の1・3分の2のはかり方
液体の大さじ3分の1は、大さじの底からちょうど半分くらいの高さまで入れるのが目安です。
3分の2はスプーンのフチの高さから2mm下くらいまで入れればだいたい小さじ2杯分の量になります。
大さじで3分の1や3分の2をはかるのは、正しく小さじではかるときよりも精度は落ちます。分量を正確に入れなければならないときは、きちんと小さじを使うか、キッチンスケールで重さをはかっていれるのが確実ですよ。