「塩少々って、どれくらい入れればいいの?」
「塩少々と塩ひとつまみって何が違うの?」
レシピで「塩少々」や「塩ひとつまみ」の表記をみかけて、誰しも一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。実は、「塩少々」や「塩ひとつまみ」には正しいはかり方があるんですよ。
今回は「塩少々」や「塩ひとつまみ」など、塩の手計りのやり方について詳しく説明します。
塩少々や塩ひとつまみにはルールがある
レシピには、塩少々や塩ひとつまみ、塩ひとつかみなど、手計りの記載が出ることがあります。
塩ひとつまみと塩ひとつかみはなんとなく違いがわかりますが、塩少々と塩ひとつまみはどれくらい違いがあるのかわかりませんね。同じものとして考えている人もいるかも知れません。
でも、塩の手ばかりにはきちんとやり方のルールがあるんですよ。次からそれぞれのやり方とおおまかな分量を紹介します。
「塩少々」のはかり方は?重さは何グラムくらい?
塩少々は、人差し指と親指の2本で軽くつまんで取れる量です。
実際に計測したところ、重さにして0.3グラムほどでした。小さじで換算すると約1/20杯くらいになります。ただ、手の大きさや塩の種類によって変動するため、0.2〜0.6グラムまで広がりがあります。
魚や肉に下味をつけるときなどに「塩少々」の記載を目にすることもありますね。塩加減を調整するときなどにも「塩少々」を使います。
「塩ひとつまみ」のはかり方は?重さは何グラムくらい?
塩ひとつまみは、人差し指と親指に中指を加えた3本の指でつまんで取れる量です。塩少々と塩ひとつまみの違いは中指があるかないかなんですね。
実際に計測したところ、重さにして0.8グラムほど。小さじで換算するとで1/7〜1/8杯くらいになります。塩少々と同じように、手の大きさや塩の種類によって変動するため、0.6〜1グラムほどの広がりがあります。
野菜を茹でるときや塩もみするときなどに「塩ひとつまみ」の記載を目にしますね。
「塩ひとつかみ」のはかり方は?重さは何グラムくらい?
塩ひとつかみは、5本の指と手のひらを使って軽く握って取れる量です。
重さにして36グラムほど。大さじで換算すると2杯~2と1/2杯ぐらいになります。こちらも手の大きさによって重さは変動します。
漬物のレシピなど、塩の量は厳密でなくてもかまわないもののたくさん使うような場面で出てきますね。
塩少々や塩ひとつまみは最終的に味見をしながら調整する
塩少々や塩ひとつまみのはかり方を紹介しましたが、実際は手の大きさや塩の種類によって分量は変わってきます。なので、手計り自体はだいたいの目安でしかありません。
実際、塩少々や塩ひとつまみ、塩ひとつかみがレシピにある場合は、厳密な分量でなくてもかまわないということでもあります。
はかり方をしっておけば大体の目安がわかるので、あとは味見をしながら調整してくださいね。