レシピのなかに「パン粉 ◯カップ」や「パン粉 〇グラム」と記載があると、料理に慣れていないとどうやってはかればいいのか迷ってしまいますね。
今回は、パン粉1カップの重さや大さじでのはかり方、パン粉1カップあたりのカロリーなどを詳しく説明します。
もくじ
パン粉1カップの正しい計り方は?
パンを細かく砕いてつくるパン粉は、コロッケやとんかつの衣、ハンバーグのつなぎなどに使われます。1レシピで使う量が多く、計量カップやキッチンスケールを使ってはかるのが一般的です。
レシピに「パン粉1カップ」という記載がある場合は、計量カップの200mlの位置までパン粉を入れて「1カップ」とカウントします。カップの目盛りは真横から水平に見ます。一気に入れすぎると調整がむずかしいので、目盛り近くまで入れたあと、少しずつ入れて調整しましょう。「2分の1カップ」と記載があるときは、計量カップの100ccまたは1/2と書かれた高さまでパン粉を入れます。
大さじや小さじではかるときは、一度パン粉を山盛りにすくってからスプーンの柄やヘラなどを使って平らにならしてください。すりきりの状態で1杯とカウントします。
計量カップと計量スプーンを使うときは、パン粉を上から押し込むのはやめましょう。押し込むことでパン粉が入りすぎて、レシピ通りの量より多くなるので注意してください。
パン粉1カップ|重さは何グラム?
パン粉の分量はレシピ上、「〇カップ」のように体積で書かれている場合と、「〇グラム」のように重さで書かれている場合があります。それぞれに対応できるように、1カップや大さじ当たりの重さも把握しておきましょう。
パン粉1カップの容量は200mlですが、重さは200グラムになるわけではありません。mlは「体積(かさ)」を表す単位で、グラムは重さを表す単位で、それぞれ一致するとは限らないからです。
ではパン粉1カップの重さは何グラムでしょうか?パン粉には大きく分けると「乾燥パン粉」と「生パン粉」の2種類があり、含まれている水分量で重さが変わります。
・生パン粉:1カップ=約40グラムです。
2分の1カップは、その半分になるので重さは乾燥パン粉で約22.5グラム、生パン粉で約20グラムです。
計量スプーンの大さじ1杯あたりの重さは以下です。
・生パン粉:1カップ=約3グラムです。
パン粉1カップ|重さ表記に対応すると?
レシピに「パン粉〇グラム」という記載があったときに、キッチンスケールがない場合は1カップあたりの重さを目安に入れることができます。
以下にカップ数の目安をまとめました。料理の際の参考にしてください。
・パン粉100 g:乾燥パン粉 2.2カップ/生パン粉 2.5カップ
・パン粉200 g:乾燥パン粉 4.4カップ/生パン粉 5カップ
・パン粉300 g:乾燥パン粉 6.7カップ/生パン粉 7.5カップ
パン粉1カップ|カロリーはどれくらい?
パン粉100gあたりのカロリーは、乾燥パン粉で約373キロカロリー、生パン粉は約280キロカロリーです。
乾燥パン粉は1カップ45グラムなので、1カップ当たりのカロリーは約168キロカロリーになります。生パン粉は1カップ40gなので、1カップ当たりのカロリーは112キロカロリーです。
数字で見ると生パン粉のほうはカロリーが低いように感じるかもしれません。ただ、コロッケやとんかつの衣にすると生パン粉のほうがボリュームがあり、油を多く吸うので、カロリーは高くなる傾向にあるので注意してください。
パン粉1カップ|料理ではどう使う?
どんな料理にどのくらいのパン粉が使われているのでしょうか。料理に使われているパン粉の量の目安を紹介します。
・とんかつ(4人前):1カップ
・魚の香草焼き(2人前):3/4カップ
・ハンバーグ(2人前):大さじ2
ハンバーグのつなぎに使うときは少ないですが、揚げ物の衣としては大量に必要になることがわかりますね。
パン粉1カップ|代用品ではかるには?
計量カップがないときに代用品でパン粉をはかる方法があります。
キッチンスケールがあれば、乾燥パン粉で約45g、生パン粉で約40gにすれば1カップと同じ量になります。
もし計量カップもキッチンスケールもないときは、計量スプーンではかってみてください。乾燥パン粉なら大さじ15杯、生パン粉なら大さじ13杯で1カップとだいたい同じ量になります。
また計量スプーンもないときは、おたまを使っておおまかにはかれます。おたま1杯分の目安が約50mlなので、おたま4杯分で1カップとほぼ同量になります。ただ、おたまによってサイズは違い、正確にはかれるわけではないので、ほかの代用品がないときの最終手段として考えてくださいね。
パン粉1カップを正しくはかろう
料理をおいしく仕上げるには、レシピの分量を正しくはかることです。パン粉の1カップあたりの量や重さ、はかり方も覚えたので、これからはレシピを見ても迷わずにすみますね。
パン粉を使う料理をつくるときはぜひ今回覚えたことを思い出してチャレンジしてみてください。