日本人の食卓に欠かせない調味料、味噌。常温で販売されていることも多いので、家でも常温保存ができるのかな?と考えたことはありませんか。
今回は味噌の常温保存は可能なのかどうか、その際の注意点などと一緒にご紹介します。
味噌は常温でも保存できる?
味噌は基本的に冷蔵庫で保存するのがおすすめです。これは、常温で保存することで発酵が進み、味や色が変わってしまうためです。
ただし、常温保存すると腐ってしまう、食べられなくなってしまう、というわけではありません。
発酵の具合が変わるので購入時の風味は失われますが、体に害は無いので食べることはできますよ。
味噌の常温保存|注意点は?
味噌は空気に触れることで酸化し、劣化していきます。これは常温でも冷蔵でも同じこと。開封後はしっかりと密閉できる容器に入れておくのが長持ちのポイントですよ。
また、使うたびに表面を平らにし、中に敷いてある紙やラップなどでぴっちり覆うのも保存のコツです。平にすることで空気に触れる面が小さくなり、劣化を防ぐことにつながりますよ。
味噌の常温保存|色が濃くなっても食べられる?
味噌を常温保存していたら、色が黒っぽく変わってしまった…ということがあるかもしれません。
味噌は時間とともに色がだんだん濃くなっていく食材です。これを「褐変」といい、未開封や冷蔵庫に入れていても多少は起きる現象です。
「腐ったのかな?」と食べるのが心配になるかもしれませんが、体に害があるわけではないので食べられますよ。
ただし、極度に褐変した味噌は風味が悪くなっている場合があります。温度が高いと褐変しやすいので、常温保存していると急激に色が濃くなってしまうことも。
色や味を保ちたい場合は、やはり冷蔵保存することをおすすめします。
味噌は常温保存すると色や風味の変化が起こりやすくなる
味噌は基本的には保存の効く食材ですが、適切に保存しないと風味が変わりやすいのも特徴です。
常温保存も不可能ではないですが、購入時の風味や色を保ちたい場合は、なるべく冷蔵庫で保存するようにしてくださいね。