日本人の食卓に欠かせない調味料である味噌。日持ちするイメージがありますが、正しく保存しないと風味が落ちてしまうので注意が必要です。
そこで今回は、味噌の正しい保存方法を解説。また、色が変わったり水っぽくなったりしたときにどうすればいいかなどもご紹介します。
もくじ
味噌の保存|日持ちはどれくらい?
味噌は、開封前であれば冷蔵室で3〜6ヶ月ほど日持ちします。ただ、味噌の種類によって日持ちは異なるのでパッケージを確認してください。基本的には麹の量が少なく、塩分量が多い味噌のほうが長持ちしますよ。
ただ、パッケージに表示されている賞味期限は「開封前、かつ適切に保存した場合」を前提としています。開封した場合の日持ちは冷蔵庫で2ヶ月ほどとなります。
味噌の保存|正しい保存方法が知りたい
味噌は空気に触れることで酸化し、劣化していきます。開封後はしっかりと密閉できる保存袋に入れておくのが長持ちのポイント。
味噌の保存用につくられた密閉容器などもあるので、そういったものを使うのもおすすめです。
また、使うたびに表面を平らにし、中に敷いてある紙やラップなどでぴっちり覆うのも保存のコツです。平にすることで空気に触れる面が小さくなり、劣化を防ぐことにつながりますよ。
味噌の保存|味噌の色が濃くなっても食べられる?
味噌は時間とともに色がだんだん濃くなっていく食材です。これを「褐変」といい、未開封であっても起きる現象です。特に夏場など、気温が高いと急速に褐変が進みます。
色が濃くなると「傷んだのかな?」と食べるのが心配になってしまうかもしれませんが、褐変しても体に害があるわけではないのでそのまま食べられますよ。
ただ、極度に褐変した味噌は風味が悪くなっている場合があります。劣化を少しでも防ぐため、正しく保存するようにしてくださいね。
味噌の保存|上に醤油のようなものが溜まっても食べられる?
味噌を正しく保存していても、表面に醤油のような液体が溜まることがあります。
これは「たまり」というもので、旨味成分でもあり品質に問題はありません。食べる際は固まった部分と混ぜて使うようにしてください。
味噌を正しく保存しておいしく使い切ろう!
味噌は保存の効く食材ですが、適切に保存しないと劣化して風味が落ちてしまいます。
できるだけ空気に触れないよう気をつけて、おいしく使い切るようにしましょう。