大根をやわらかくしようと思ったら下茹でするのがおすすめです。ただ、正しい下茹での方法って意外と知りませんよね。

たとえば、大根を茹でるお湯にお米を少し混ぜるだけで大根が白くなりおいしそうに見えるなど、実はコツがあるんですよ。

今回は、そんな大根の下茹で方法について正しい手順や方法を紹介します。

大根の「下茹で」とは?

大根おろし 保存
「下茹で」とは、具材を調理する前に茹でることです。「下茹で」をすることで材料の火の通りをよくしたり、アクを抜いたりできるので、料理のおいしさが増すのが特徴です。

ほうれんそうなどの葉物野菜はさっと短時間だけ茹でる、大根などの根菜類・牛スジなどの肉類はじっくり時間をかけて茹でる、など具材によって下茹での時間も違ってきます。

大根は下茹ですることで、味が染み込みやすくなるため、おでんや煮物料理を作るときには必要な作業です。

大根を下茹でする方法は?茹でる時間は?

大根を下茹でする手順をご紹介します。

① 大根を適度な大きさに切る

大根 保存
まずは下茹でしたいサイズに大根を切ります。大きめの大根のおでんをイメージするなら4〜5cmのサイズでカットするのがおすすめです。

② 大根の皮をむく

大根 切り方 皮をむく
包丁で大根の皮をむきましょう。包丁の扱いになれていない方はピーラーを使っても構いません。

③ 面取りをする

大根 隠し包丁 面取り
大根 面取り ピーラー
適度なサイズに大根を切ったら面取りをしましょう。面取りをすることで煮崩れが防げますよ。包丁またはピーラーで大根の角を削ります。

④ お米を少量入れた水で茹でる

大根おろし 保存
たっぷりの水を入れた鍋に、大根と米(大さじ1〜2)を入れましょう。お米を入れることでアクを和らげることができ、大根が白く透き通った状態になります。水の代わりにお米のとぎ汁を使っても。

沸騰したら弱火にして、15分ほどやわらかくなるまで茹でましょう。茹でる時間は厚さによって異なりますが、4〜5cmの厚みに切ったら20〜30分程度が目安です。

竹串がすっと通ったら完成

大根おろし 保存
竹串で刺して、すっと通るくらいになったら火を止めます。

大根の下茹ではレンジでもできる?

忙しくて時間がないときや別の料理を作るためにコンロを使いたいときは、レンジを使って大根の下茹でをするのも一つの方法です。

手順は基本的に煮る方法と同じです。面取りをした大根を耐熱ボウルに入れて、お米とかぶるくらいの水も入れます。ラップをして、600wのレンジで15分加熱すれば完成です。

下茹でした大根はどんな料理に使える?

下茹でした大根は、おでんやふろふき大根にして楽しむことができます。また、ぶり大根や大根ステーキにも活用できます。下茹でをするかしないかで、味の染み込みが違うので、少し手間はかかりますが、下茹でを習慣づけられるといいですね。

大根を下茹でしておいしい煮物を作ろう

大根
大根はしっかり下茹ですることで、やわらかくて味が染み込みやすい状態になります。正しい手順を覚えて大根料理を楽しんでくださいね。