大根をおいしく調理するには下ごしらえがかかせません。特に、おでんや煮物を作るときには、下ごしらえを上手に行うかどうかで味の染み込みが雲泥の差です。

今回は、皮むき、面取りや下茹でなど下ごしらえの方法をご紹介します。大根を上手に下ごしらえして、おいしい煮物を楽しんでくださいね。

大根の下ごしらえとは?煮物やおでんに必要?

大根
大根の下ごしらえは、段階に分けると2つあります。まず、皮を切ったり形を整えたり、大根を切る作業です。次に、おでんや煮込み料理を作るときなどに行う、お湯で茹でてやわらかくする作業です。

「切る→茹でる」までの流れを写真と一緒に紹介していきます。

大根の下ごしらえの手順は?

大根の下ごしらえのそれぞれのステップについて紹介します。

① 持ちやすいサイズに切る

かつらむき 大根
まずは持ちやすいサイズに大根を切りそろえましょう。

② 皮をむく(包丁やピーラー)

かつらむき 大根
必要な部分の皮をむきます。慣れている人は包丁で、包丁に慣れていない人はピーラーで皮をむくのがおすすめです。

③ 形を整える

大根 切り方
大根を小さく、細かく切る場合は面取りはせずに、それぞれの形まで切ってしまいましょう。

④ 面取りする・隠し包丁を入れる

特に煮込み料理に使う場合は、皮をむき終わったら面取りをして、隠し包丁を入れましょう。面取りをすることで煮崩れが防止でき、隠し包丁を入れることで、味が染み込みやすくなります。

●包丁で面取りする

大根 隠し包丁 面取り
包丁を使って面取りをします。面取りとは、大根の角ばった角を薄く削り取ることをいいます。

大根を持ち上げて包丁をあてます。手で大根を回転させながら、大根の角を薄く削っていきましょう。

●ピーラーで面取りする

大根 面取り ピーラー
包丁の扱いに慣れていない人は手をケガする可能性があるので、ピーラーを使用するのがおすすめです。大根をまな板の上におき、大根を回転さながらピーラーで角を削ります。

⑤ 隠し包丁を入れる

大根 面取り 隠し包丁
切れ込みの深さは2〜3mmほどで、十字に入れます。

⑥ 煮物は下茹でする

大根おろし 保存
大根を煮込み料理に利用する場合、好みサイズに切ってから面取りし、隠し包丁を入れてから下茹でしましょう。お米を大さじ1〜2杯加えた水の状態から大根を煮込み、沸騰したら弱火にします。

お米を入れることによって、大根のアクを和らげることができます。お米を入れる代わりに、とぎ汁をいれても。

15分ほどたって、竹串がすっと通るくらいやわらかくなったら火を止めて完成です。

大根の下ごしらえの注意点は?

かつらむき 大根
大根の下ごしらえをする上で注意したいのは、きっちりしようと強く思わないことです。

皮は、全部をつなげてむく必要はありません。ちゃんと下茹でをしようと長時間煮ると煮崩れを引き起こすので、適度な時間を心がけてください。

大根の下ごしらえをしよう

かつらむき 大根
大根の下ごしらえで大切なのは、順序とスピードです。正しい手順で進めれば、本調理までが楽にできますよ。

あくまで調理の準備なので、コツを覚えて時間をかけすぎずに進められるといいですね。