トイレの便器やその周りにできる黒カビに悩まされていませんか?掃除してもすぐ出てきてキリがない…と困っているママも多いですよね。

そこで今回はトイレの黒カビの落とし方を場所別にご紹介します。根本的な原因から取り除くと掃除の手間がぐっとかからなくなりますよ。

トイレにカビができる原因は?

トイレの便器の黒ずみ

お風呂やシンクなど、水回りでよく目にする「カビ」。

それもそのはずで、カビができる最大の原因は「湿気」です。水回りは常に湿った状態になっているので、カビができやすいんですよ。湿度75%以上、室温25℃以上で、エサとなる汚れがあればどんどん繁殖していきます。

トイレだと次のような場所によく見られます。

トイレのカビができやすい場所

それぞれの場所ごとに掃除のポイントが異なるので、次から1つずつ落とし方をご紹介していきます。

トイレのカビの落とし方!便器のふち裏は道具で工夫!

トイレハイター 掃除

便器のふち裏は奥まっているので、なかなか水が乾かず、黒カビができやすい場所。頻繁にのぞきこむわけではないので、気づいたときには黒カビがびっしりなんてことも少なくありません。

用意するもの
必須
『トイレハイター』などの塩素系漂白剤
トイレブラシ

洗剤をかける

洗剤をかけて2〜3分待つ。ふち裏を中心に、便器全体にたっぷりとかける。

ブラシでこする

残った黒カビがあれば少しブラシでこする。あっという間にキレイになる。

洗い流す

最後に流せば完了。

ポイントは「漂白剤を使う」こと。殺菌作用のある塩素が使われていてカビはひとたまりもありません。こすることもなく一度で撃退できます。

トイレのカビの落とし方!タンクの内部はブラシで丁寧に!

トイレのタンクについたカビ

タンク内も水が溜まっているのでカビができやすい場所です。とくに手洗い機のない密閉型のタンクは湿気が溜まりやすく、何年も掃除していないとビックリするほど汚れています。

タンクにカビがあると流れる水にもカビが混ざり、便器内の汚れの原因になります。タンクを掃除してキレイにすれば、黒カビが発生しにくくなりますよ。

用意するもの
必須
『トイレマジックリン』などの中性洗剤
歯ブラシ

フタを開け、汚れに洗剤をかける

フタを開けて、汚れている部分に『トイレマジックリン』などの中性洗剤をスプレーする。

歯ブラシでこする

黒カビを歯ブラシなどでしっかりこすり落とす。

コップ1杯の水ですすぐ

コップ1杯分の水を上からかけて汚れをすすぐ。

タンクの内部にはゴムや陶器などの素材が使われているので、できるだけ負担の少ない「中性」洗剤で掃除してあげてくださいね。

トイレのカビの掃除!壁や床は素材を確認!

トイレの壁と床の間を拭く

尿ハネや手洗機からハネた水が原因で、トイレの壁や床にも黒カビが生えることがあります。ただ、壁や床はおうちによって素材がさまざま。強い洗剤を使うと傷むこともあるので注意しましょう。

『パストリーゼ』などの除菌スプレーを使うのがおすすめの方法ですよ。

用意するもの
必須
『パストリーゼ』などの除菌スプレー
雑巾

除菌スプレーをかける

黒カビがついた部分に除菌スプレーを吹きかける。

雑巾で拭く

あとは雑巾でサッと拭くだけ。

漂白作用はないので、もし黒ずみが残ってしまうようなら、素材を確認しながら漂白剤を使ってキレイにしましょう。

トイレのカビが落ちないときは?

サンポール トイレ掃除

長年使っているトイレでは、塩素系漂白剤を使っても便器内の黒カビを落とせないことも。

もしかしたら、黒カビに見えて、実は黒カビではない可能性があります。水垢や尿石ができ、それが黒く汚れたものかもしれません。

『サンポール』などの酸性洗剤を用意して落としましょう。洗剤をかけて数分放置して、トイレブラシでこすればスルッと落ちます。

この酸性洗剤は塩素系漂白剤と混ざると有害な塩素ガスが発生するので、混ざりあうことのないように別々で使うことを忘れずに。

カビがトイレにつくのは予防できる?

掃除まで終えたら、あとはその状態が長く続くように何か予防もしておきたいですね。

便利なグッズを使えば日々の生活のなかでムリなく予防できます。ここでは3つの方法をご紹介します。

トイレのカビ予防法

トイレを使ったあとに洗剤をかける

スプレー洗剤で掃除

トイレで用を足したあと、『トイレマジックリン』などの中性洗剤をシュッとひと吹きすると汚れがつきにくくなります。

洗剤には除菌・消臭効果があるので習慣にするとキレイが続きます。目につく場所に洗剤の置き場をつくれば、忘れず習慣化できそうですね。

置型洗浄剤を使う

置型洗浄剤を使う

『ブルーレット』などの置型洗浄剤を使うと、流す水自体に抗菌効果を持たせることができます。

一度設置すれば手間をかけずにキレイを保てる優れもの。タンクのなかの汚れまで予防してくれますよ。

スタンプクリーナーを活用する

トイレスタンプクリーナーの流水

タンクに手洗い器がついていない場合などは、置型洗浄剤が使えません。そんなときは、スタンプクリーナーを使うのがおすすめです。

使い方は、洗浄効果のあるジェル状のスタンプを便器に押し付けるだけ。水が流れるたびに洗浄剤が便器全体に広がり、黒カビ汚れを予防してくれますよ。

置型洗浄剤と組み合わせて使っても大丈夫。タンクも便器もダブルで汚れ防止できますね。

トイレのカビをスッキリ落とそう

掃除の行き届いた便器

トイレは毎日必ず使う場所。そんなトイレが汚い状態だと気分もよくないし、掃除しなきゃ…というストレスにもなりますね。

黒カビはできる場所によって掃除道具がちがいますが、どれも簡単に取り組めるものばかり。難しいことはないので、ぜひキレイにしてあげましょう。

汚れを原因から取り除いたら、こまめな掃除を心がけて汚れ知らずのトイレを実現してくださいね。