毎日使っているトイレには、頑固な汚れができてしまうことも。ブラシでこすっても洗剤をつけてもキレイにならないと、どうしていいのかわからなくなりますよね。

ここでは固まってしまったトイレの頑固な汚れの正体と、スッキリ落とす方法をご紹介します。

トイレの便器につく汚れの正体は?

トイレにできる頑固な汚れ

トイレにできる頑固な汚れには、「黄色」と「黒色」の大きく2色の汚れがあります。基本的にはこの「黄ばみ」と「黒ずみ」のどちらかに分類されるので、まずはトイレの汚れがどちらか確認しましょう。

黄ばみの正体

便器のフチ裏などにこびりついた黄ばみは、「尿石」と呼ばれる汚れ。尿石は名前の通り石のように固まるのが特徴で、飛び散った尿の成分が時間をかけて固まってしまったものです。トイレの汚れのなかでも一番落としにくいやっかいものです。

黒ずみの正体

黒ずみの正体は、黒カビやホコリ、便の残りなどがこびりついて固まったもの。水面に輪の形で広がっていたり、水に向かって表面全体に広がっていればカビなどが原因だと考えられます。

どちらの汚れもやっかいそうに感じますが、ほとんどの場合、洗剤をかけて5分ほどふやかしてからこすればスルッとキレイに落とせますよ。ただし、ポイントがいくつかあるので、次では基本の落とし方をご紹介します。

トイレの頑固な汚れはたった1つの洗浄剤で落とせる!

トイレの頑固な汚れを落とす道具

用意するもの
必須
『サンポール』などの酸性洗剤
トイレ用ブラシ

トイレにできた頑固な汚れには、『サンポール』などの「酸性洗剤」を使うのがおすすめです。

黄ばみの正体である尿石は「アルカリ性」と呼ばれる性質をもっていて、反対の性質である酸性の洗剤をかけると中和し、キレイに分解できます。

また、サンポールをはじめとした酸性の洗剤は高い除菌力ももっているので、黒ずみの正体であるカビや雑菌が繁殖した汚れまで落とせます。

酸性洗剤の見分け方

酸性洗剤

洗剤のパッケージに「酸性タイプ」と書かれていたり、裏面の「液性」という部分に「酸性」の文字があると酸性洗剤です。「尿石落としに効果がある」などと書かれていたら完璧。

頑固な汚れを落とすには、酸性洗剤が1本あればそのほかに特別な道具は必要ありませんよ。

トイレの汚れをスッキリ落とす方法は?

頑固な汚れを落とすときのポイントは「洗剤をつけてしばらく放置する」こと。

尿石汚れは便器のフチ裏にできやすく、この場所は液がどうしてもたれてしまうので、トイレットペーパーを使った工夫をすると洗剤の効果が高まります。

① トイレットペーパーを敷く

フチ裏にトイレットペーパーを詰める

洗剤が汚れに密着して浸透しやすくするため、洗剤をかける前にトイレットペーパーを敷く。

まずは汚れの目立つフチ裏に、長めにとったトイレットペーパーを3つ折りくらいにたたんで詰めていく。

トイレットペーパーを敷く

便器の中にできた汚れもスッキリ落とすため、水たまり付近にも。

② 酸性洗剤で浸す

フチ裏にサンポールをかける

洗剤がトイレットペーパーによくしみ込むように、フチ裏を中心に回しかける。

たっぷりかけると垂れた洗剤が便器全体に広がり、トイレットペーパーがまんべんなく浸ればOK。

③ 放置する

サンポールをかけた便器

2〜3分放置して洗剤が浸透するのを待つ。放置する時間は洗剤によってことなるので、あらかじめ確認が必要。

頑固な汚れには放置する時間を長くすることで効果が高まりますが、便器の傷みにつながることもあるので注意。

④こすってすすぐ

ブラシでトイレを擦る

時間がたったらトイレットペーパーを真ん中にどけて、トイレブラシで直接汚れをこする。キレイに落ちたら洗い流して完了。

ワンポイント!
一度の作業で完全に落とせなくても、何度か繰り返しているうちにだんだんと汚れがゆるむので、根気強く取り組むのがコツです。

トイレの頑固な汚れを落とせる洗浄剤はどんなものがある?

トイレの頑固な汚れに効く「酸性洗剤」はさまざまな種類が販売されています。ここでいくつかご紹介しますが、ほかにもあるので探してみてくださいね。

『サンポール』(KINCHO)

近くのドラッグストアでも手に入るメジャーな酸性洗剤が『サンポール』です。黄ばんだ汚れに効いてスッキリ分解してくれます。

汚れてきたタイルにも使えるのでトイレの頑固汚れを一掃できますよ。

『デオライト』(和協産業)

業務用の強力タイプの酸性洗剤が『デオライト』です。プロが使うアイテムだけあって汚れ落ちはお墨付き。

時間をかけて掃除したくない!という場合も、数分待つだけでキレイに落としてくれますよ。

『尿石取りスカット』(イクザス)

汚れがピンポイントにある場合は、チューブ状の洗剤がおすすめ。先が細いので奥まった場所でも届きやすく、よく染み込んで分解してくれます。

便器につく汚れを落とすときの注意点

注意 ポイント 指

トイレに酸性洗剤を使うときには1つだけ注意点があります。それは『トイレハイター』などの塩素系漂白剤と併用しないこと。

酸性洗剤と塩素系漂白剤が混ざり合うと化学反応がおこり、体に害のあるガスが発生します。

落ちない汚れがあるときはいろいろな洗剤を試してみたくなりますが、洗剤同士が混ざらないように何度か流してから使いましょう。別日の作業にすると安心ですよ。

ガスが出るとプールの消毒のような強いニオイがします。ニオイを感じたらすぐに洗剤を流し、換気をしてガスを外に逃がしてくださいね。

覚えておきたい

エコなわざあり

便器についた頑固な汚れにはヤスリが使えるって本当?

サンドペーパー やすり

「頑固な汚れはサンドペーパーやヤスリを使って物理的にこすり取る」という方法もあります。

ただ、この方法は便器に汚れがつくのを防ぐためのコーティングまで一緒に落としてしまうことがあるので注意。

最近のトイレは汚れにくく設計されているので、ヤスリを使うとかえって悪影響がでるかもしれません。何度やっても落としきれない頑固な汚れの最終手段と考えておきましょう。

トイレの汚れはこまめな掃除で予防しよう

トイレクリーナーで拭き掃除

トイレの便器に頑固な汚れがついていると掃除が面倒に感じる上、使っていても気分がいいものではありませんね。

フチの裏にも届くようにブラシを差し込んだり、トイレクリーナーで拭き取ったりして日頃からキレイにすると、頑固汚れにストレスをためることもなくなりますよ。

もしまた汚れがこびりついたときは酸性の洗剤を使ってキレイにしましょう。

まとめ

  1. トイレの便器につく汚れは「黄ばみ」と「黒ずみ」の2種類に分類される。
  2. どちらの汚れも『サンポール』などの酸性洗剤を使えば落とせる。
  3. トイレットペーパーでじっくり浸すのがポイント。1回で落ちない場合は根気強く繰り返すこと。