「部屋がなんだかカビ臭い…」「どこかにカビが生えているかも…?」と不安になっていませんか?

水回りに生えるイメージの強いカビですが、条件がそろえば部屋でも生えるので、臭いのもとを早めに突き止めましょう。

今回は居心地のいい部屋に戻すため、カビの臭い対策をご紹介します。

部屋がカビ臭い!原因は?

疑問 ? はてな

部屋がカビ臭くなってしまうのは、ずばり部屋のどこかにカビが繁殖しているサインです。特に洗濯物やお風呂など水に関わるところからは、甘い匂いがすることも。

カビは、湿度60〜70%以上でホコリなどが落ちているような、「ジメッとしていて汚れの多い場所」を好み、条件が整うとどんどんと繁殖して広がっていきます。とくに洗濯物を部屋干ししている場合は要注意。

こうして繁殖したカビが、栄養をとったり排泄したりする過程で臭いが出てきます。

どれだけキレイにしていても、空気中には少なからずカビ菌が混ざっているので、こまめに対策をしてカビを防ぐしかありません。

部屋がカビ臭いときに確認することは?

窓際の棚 リビング 日陰

部屋がカビ臭い…と感じたら、一度すみずみまで点検しましょう。

「木材など吸湿作用のある自然素材にできやすい」ので、次のような場所に見当をつけて調べてみてください。

棚の裏

棚の裏は空気の通りが悪いので、湿度が高いときは要注意。ホコリなどの汚れも多くたまるため、カビが発生しやすい場所のひとつです。

家具の下

ベッドやソファなど家具の下もホコリがたまりやすく、カビにとってはエサの宝庫。湿度が高まればカビがすぐに繁殖をはじめるので、家具を動かして点検してみましょう。

部屋の隅

吹きだまりになる部屋の隅も、湿気や汚れがたまりやすい場所のひとつ。床と壁の境目の巾木や天井付近でもカビが発生する場合があるので、念入りに確認してみてください。

部屋がカビ臭いときの基本の対策は?

カビ臭い気がするけど、うまくカビを見つけられなかった場合は、いったん掃除機を準備して次のように掃除してみましょう。

換気する

窓やドアを開け、室内のカビ臭い空気を追い出す。

点検する

棚の裏や家具の下などカビが出やすい場所を点検する。

掃除する

とくに何も見つからなければ、掃除機でゴミやホコリを吸い取って様子見。

基本は、換気しながら部屋のすみずみまで掃除するだけ。換気は1時間ほどで十分です。

部屋がカビ臭い!退治するための対策は?

カビの臭さの原因を探しているうちにカビを見つけた場合は、しっかり掃除してカビ退治しましょう。

用意する道具

パストリーゼ アルコール

用意するもの
必須
『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
ティッシュ
ゴミ袋

カビ退治にはアルコール除菌スプレーが便利です。アルコールがふれただけで、すぐにカビが死滅するほど相性がよい掃除グッズ。

蒸発するのが早いので、素材に負担がかからないのもポイントです。漂白剤のような強い洗剤とはちがって、木材や壁紙など素材を選ばず使えますよ。

カビ退治の仕方

棚の拭き掃除

カビは基本的に拭き掃除で取り除いていきます。カビがついている部分よりも少し広めに拭き取るのを意識しましょう。周囲に広がったカビまで根こそぎ退治できますよ。

カビの範囲を把握する

棚なら収納しているものをすべて出し、カビがどの範囲に発生しているか把握する。

アルコール消毒する

アルコールを含ませたティッシュでカビが目立つ部分を中心によく拭く。

周囲も拭く

まわりの壁など、周囲も拭き取っておく。ティッシュはこまめに取り替えるとよりキレイに。

換気する

換気して空気中の湿気やカビを追い出して完了。

面倒でも、周囲までしっかり拭き掃除しておくのがコツ。隅々まで確認し、残さず退治していきましょう。

カビ臭い部屋になるのを防ぐには?

窓 換気

部屋のカビ臭さを解消しても、環境を見直さないとまた臭いが出てくるかもしれません。カビ臭くなるのを防ぐためには、普段からの対策が肝心なので取り入れてみましょう。

こまめに換気する

カビの臭いを防ぐには、こまめな換気が大切。できれば毎日窓をあけて空気を入れ替えましょう。換気は5分ほどでも十分。2ヶ所以上の窓やドアをあけると、空気の交換がスムーズになりますよ。

また、カビの発生を防止するには、チリやホコリをためないことが大切なので、こまめに掃除をする習慣をつけられるといいですね。

家電を利用する

雨続きでどうしても湿度が高い時期や間取りの問題で窓を開けられないおうちは、家電の力を借りたカビの臭い対策がおすすめ。エアコンの除湿機能や除湿機を活用しましょう。

覚えておきたい

エコなわざあり

部屋がカビ臭いのはエアコンが原因かも?

エアコン

お部屋が急にカビ臭くなった!と感じるときは、もしかすると部屋よりも「エアコンの内部」に原因があるかもしれません。

冷房を使うとエアコンのなかは結露でジメッと湿った状態に。その状態が長く続くとカビがびっしりと発生し、冷たい風といっしょに臭いや菌まで吹き出してしまうんです。

放っておいても何もよいことはありません。それどころか、健康にも関わるので早めに対処が必要です。

カビを根こそぎ退治するには業者に依頼するのが一番。奥深くに入り込んだカビまでしっかり洗い流してくれますよ。

カビ臭い部屋を対策して快適に!

カビはジメッとした環境を好むので、毎日の換気が予防につながります。部屋の空気もリフレッシュされて、より快適な状態をキープできますよ。

ふだんの掃除のタイミングで、まめに棚などの家具の裏も確認し、早め早めにカビ退治できるといいですね。