部屋のどこからか、カビのようなジメッとイヤな臭いがする…と困っていませんか?
場所がわからないと対処しようがなく、どうしたらいいのか迷ってしまいますね。
そこでここでは、カビができる原因やどこに潜んでいるのか、取り方をまとめてご紹介。お部屋のカビ臭は、簡単な方法で解消できるんですよ。
もくじ
部屋がカビ臭いのはどうして?
お部屋にただようカビの臭いは、想像の通りどこかでカビが繁殖しているのが原因です。
どんなにキレイな部屋でも、空気中にはカビの菌が少なからず飛んでいるため、下の条件が整えばすぐに繁殖してしまいます。
カビが生えやすい部屋の環境はどんなもの?
とくに気温と湿度が高くなる梅雨〜夏の終わりにかけてが要注意。
お部屋のなかにできたカビを放っておくとアレルギーなどを引き起こし、体調を崩すこともあります。臭いが気になったら早めに原因を突き止めて掃除しましょう。
部屋がカビ臭い原因|臭くなりやすい場所は?
カビの臭いがどこからきているかわからない場合は、部屋のなかで「ジメジメしたホコリっぽい場所」を探してみましょう。
大きく分けると次の4ヶ所なので、重点的に調べてみましょう。
壁
湿度が高くなると、壁際で結露が発生しカビが発生しやすい不衛生な状態になります。
とくにお部屋の隅や家具とのすき間など「空気の流れが悪い場所」は、カビのエサとなるホコリが吹きだまりになります。空気がよどんでいるので湿気もたまりやすく、カビ汚れが発生しやすいんです。
まずは部屋や天井の隅、棚の裏などからカビが生えてないかチェックしていきましょう。
クローゼット
クローゼットや押入れなどは、長期間締め切られている空間はホコリっぽくなりがち。洋服や布団などが含む湿気で、知らず知らずのうちにカビが生えてしまいます。
収納物にカビがうつることもあるので奥側までしっかり見てみましょう。
ソファやカーペット
ソファやカーペットなどの布製品は、汗や皮脂によって湿気・汚れがたまりやすく、つねにカビが生えやすい環境です。とくに暑い時期は汗で濡れやすいので布団なども注意しましょう。
まずは、さわってみてジメッとしていないかチェック。続いてソファの底なども確認してみましょう。
エアコンや空気清浄機
意外と見落としがちなのが、エアコンや空気清浄機のカビ。内部に水がたまる空調家電などは、内部がジメジメしやすくすぐにカビが発生します。
できる範囲で分解して、なかまでチェックするのがおすすめです。
部屋がカビ臭い原因|もっと細かい場所もチェック!
上記の場所をチェックしても臭いの原因がわからない場合は、もっと細かい場所に原因があるかもしれません。
下記の場所もカビが生えやすく、臭いの原因になりがちなので確認してみてくださいね。
・カーテンやブラインド
・窓のサッシや網戸
・絨毯やカーペット
・大型家具の裏や下 …など
部屋がカビ臭い|臭い取りの手順は?
カビが生えている場所がわかったら、あとは取り除いて臭いのもとをなくすだけ。掃除と消毒をし、換気して空気を入れ替え、カビの臭いを無くしましょう。
カビの臭い取りに使う道具- 必須
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- 拭き掃除に使う布巾
- 掃除機
準備したら、次の順番でキレイにしていきます。
① アルコールスプレーで除菌
カビはアルコール消毒にとても弱く、拭き取るだけで簡単に退治できる。アルコールを含ませた布巾で拭き掃除する。
直接スプレーを吹きつけないのがポイントで、スプレーの勢いでカビ菌が舞う場合があるため、必ず布巾になじませてから拭き掃除する。
あわせて、近くにホコリなどがあれば掃除機でまとめて取り除く。カビのエサになる汚れまで取り除けば完璧。
② 換気する
掃除が終わったら、拭いた場所を乾燥させたり、空気中のカビを追い出したりするために換気。クローゼットや引き出しの場合は、戸を開け放っておく。
1時間ほどそのままにすれば、お部屋の湿気までスッキリ取り除ける。これでカビのいないキレイな部屋に。
部屋がカビ臭い|臭いを予防するのも大切!
カビは一度取り除いても、生活しているあいだにまた繁殖をはじめます。カビの臭い対策には、ふだんからカビが繁殖しにくい環境を整えるのが大切です。
「除湿」で部屋の湿度を上げすぎない
何もしていなくても、生活のなかで部屋の湿度は自然と上がってしまいます。こまめに空気を入れ替えて湿気を追い出しましょう。
ジメッとする日はエアコンの「除湿モード」を使うのがおすすめ。カビが防げる上に、カラッとした快適なお部屋で過ごせて一石二鳥ですよ。
「掃除」で汚れをためない
掃除機をかけるだけでいいので、ホコリなどのゴミはこまめに取り除きましょう。
とくに、カビのついた場所は定期的にチェックするのがコツ。余裕があるときはアルコール除菌までしておくと完璧です。
部屋がカビ臭いときにおすすめのアイテム4選
お部屋のカビ対策を手間なくするには、市販のアイテムを活用するのもおすすめです。
『A2Care』(エーツーケア)
衣類や寝具、ソファなどの布製品の除菌・消臭におすすめなのが、この『A2Care』。アルコールフリーでツンとする臭いがしません。
主成分は水でできているので安全性も抜群。小さな赤ちゃんのいるおうちにおすすめです。
『クレベリンゲル』(クレベリン)
医療機関などでも使われている置型タイプの除菌剤です。1つ置くだけで6〜8畳ほどの空間を1ヶ月除菌してくれる力をもっています。
ウイルスや細菌も除去してくれるので、風邪の流行るシーズンにもぴったりです。
『きになるニオイトリ』(太洋株式会社)
家中のカビやニオイの気になる場所に、吊るすタイプのアイテムです。シートにはカビの菌を防いでニオイを押さえる成分が染み込んでいて、最大で1ヶ月半ほど効果が持続します。
シートの色が薄くなってきたら交換時期です。鳥の形がかわいらしく、インテリアも損ないませんよ。
『コンパクト除湿機』(Yoitas)
電源不要、無音、水捨て不要と手軽に使え、口コミでも高評価なコンパクト除湿機です。
中のビーズが黒くなったら乾かして半永久的に再利用可能。500mlのペットボトル程度の高さなので、置く場所を選ばないのも魅力です。
部屋のカビ臭さは対策できる!
「カビ臭いな…」と感じたら、まずは換気してみましょう。それでも臭いが残る場合、部屋のどこかにカビが潜んでいます。
そのカビの住処を探し出すところが、一番の山場。見つけてしまえば、アルコール除菌スプレーで拭き取るだけと、処理は簡単です。
ふだんからカビが繁殖しにくい環境づくりの心がけて、家族みんなで健康で居心地のいいおうちをつくりましょう。