あまり開けない窓を久しぶりに開けたら、網戸に何やらカビのような汚れが…。「これってどうしたらいいの?」と困ってしまいますね。
今回は、そんな網戸についたカビを手軽に除菌掃除する方法をご紹介します。ガンコそうなカビでも、意外と簡単に除去できますよ。
網戸にカビができる原因は?
網戸は外に面しているので風通しがよかったり、日当たりがよかったりするため、菌が繁殖するほど不衛生になることはそれほど多くありません。
でも、次のような場合にはカビが生えてしまうことがあります。
● 日陰で常にジメッとした環境にある場合
● サッシがカビている場合
● 夏意外は窓から外して保管している場合
● ロールやアコーディオンの形状で重なりあって収納されている場合
黒いシミや緑色の苔のようなものがついていたらカビの可能性がかなり高め。これから紹介する方法できちんと除菌してキレイにしましょう。
網戸のカビをキレイにするのに必要なもの
- 必須
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- 『激落ちくん』などのメラミンスポンジ
- 洗面器
- あると便利
- ゴム手袋
カビはアルコールにかなり弱いので、スプレーをシュッと一吹きするだけで除菌ができます。強い洗剤ではないので、小さな子供がいるおうちでも安心して使えますよ。
カビ掃除を素手で行うのに抵抗があったらゴム手袋も用意しておきましょう。
網戸のカビの落とし方は?
網戸のカビを落とす方法はとっても簡単です。
「アルコールスプレーをかける」「スポンジで汚れを落とす」の2段階で進めていきましょう。
① スプレーをかける
広がったカビを退治するために、網戸全体にサッと吹きかける。「少し多いかな?」と感じるくらいがちょうどいい。
② メラミンスポンジで汚れを落とす
メラミンスポンジで網戸の汚れをかき出しながら落としていく。強くこすると網戸を傷めるので力加減には注意すること。
気になるカビが少ししかないなら、サイコロ状にして部分的にこする。網戸全体をこするなら、大きめなスポンジでまんべんなくこすると効果的。
③ 洗面器ですすぎながら繰り返す
汚れてきたら洗面器ですすぎ。使っているうちにメラミンスポンジが削れて小さくなってくるので、その場合は新しいものに交換する。
カビがキレイになるまで、これを繰り返す。
④ 枠の汚れまで落とせば完了
カビを一掃するためにも、サッシに落ちた汚れもこすりとる。スポンジは消しゴムのように擦り切れていくので、最後に下に落ちたスポンジのカスを掃除機などで回収すれば完了。網戸1枚あたり5〜10分で終わる。
覚えておきたい
網戸のカビに漂白剤は使っちゃダメ?
「カビができた」ということは『カビキラー』などの漂白剤の出番!と思ってしまいますが、実は漂白剤を使わなければならないケースはそれほど多くありません。
というのも、たしかにカビ退治に漂白剤は効果がありますが、網戸の網は金属やプラスチックでできているため、カビが根を張ってガンコにこびりつく…なんてことはほとんどないんです。除菌スプレーとスポンジで十分。
ただ、カビの範囲が広い場合に、漂白剤を吹きかけて一気にキレイにするのは有効です。その場合は、網目の向こうに泡が飛び出てもいいか必ず確認しましょう。
網戸の素材によっては漂白剤の影響で網やフレームが傷むことがあるので、必ず目立たない場所で試してから全体に使うようにしてくださいね。
網戸にカビができるのを防ぐ方法はある?
カビが発生するのは「高い気温」「高い湿度」「汚れがある」と3つの条件がそろったとき。
外に面しているので「気温」と「汚れ」を調整するのはむずかしいですが、「湿気」を下げることはできます。
カビの予防には窓をこまめに開けて、風を通してあげるのが一番効果的です。風が通っている限りは網戸まわりの空気は乾いてカビが繁殖しにくくなります。
お部屋の換気をしながらカビを予防できるのでふだんの生活から意識してみてくださいね。
網戸のカビを撃退してキレイな空気を守る
カビによる汚れはガンコなイメージから、見つけるとゾッとしますね。ほかの場所に広がったり、家のなかにカビの胞子が入り込んだりしないように早めの対処が大切です。
網戸のカビならアルコール除菌スプレーを用意すればすぐに対処できます。網戸のカビを簡単に撃退して、お部屋のキレイを守ってくださいね。