冷蔵庫のなかにカビが生えてギョッとした経験はありませんか?
今回は、そんな冷蔵庫のカビの対処法をご紹介します。
もくじ
冷蔵庫にカビができる原因は?
冷蔵庫は低温に保たれているとはいえ、カビや雑菌が死滅するような温度ではありません。はたらきが鈍くなっているだけで、条件がそろえばゆっくりと繁殖していきます。
食材に汚れがついていたり、腐ったりすると、そこからカビは広がってどんどん不衛生になっていきます。密室でカビが広がりやすいので、見つけたらできるだけ早めに対処することが大切です。
なかの食品はきちんと封がされていればすぐに移る心配はありません。ラップをかけていて、すき間ができているようなものはカビが移っている可能性があるので処分しましょう。
冷蔵庫のカビの掃除に必要な道具は?
- 必須
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- キッチンペーパー
- 綿棒
カビは頑固にこびりつくイメージがありますが、できてすぐであればアルコール消毒で簡単に退治できます。
アルコールスプレーがおうちになければ、香料のついていない除菌効果のあるウェットティッシュでもOK。アルコール入りかどうか確認してください。
冷蔵庫のカビ取りの方法!
ここではアルコールスプレーを使った冷蔵庫のカビ退治の仕方をご紹介します。2〜3か月に1度、この掃除をすると清潔な状態を保てます。
「冷蔵庫の中」「扉のパッキン」と、できた場所によって掃除の仕方がことなるので、それぞれ確認しましょう。
冷蔵庫内にできたカビ
庫内にできるカビは食材のカビが移ったことが原因。
カビがついたまわりの食材を一度出し、アルコールを庫内に吹き付けてキッチンペーパーで拭き取りましょう。
カビは空気の流れに乗って庫内に広がるので、古い食材の整理もかねて周囲まで同じように拭き掃除すると完璧です。
取り出した食材は状態をよく確認してからもとに戻していきます。未開封のビニールのパッケージならアルコールで拭いて戻しても大丈夫ですよ。
扉のパッキンにできたカビ
扉のパッキンにも黒々としたカビ汚れがついていることがあります。
パッキンには出し入れの際に落としたゴミや汚れが詰まっていることも多いので、まずは綿棒を使って挟まったゴミを取り除きましょう。
ゴミを取ったら、アルコールを含ませたキッチンペーパーで拭き掃除して仕上げれば完了です。
念のためほかの引き出しのパッキンにもカビが広がっていないかチェックし、掃除しておくといいですよ。
冷蔵庫にカビのシミが残ったときは?
アルコールスプレーには漂白作用がないので、表面の除菌はできてもシミ汚れまでは落とせません。
シミ汚れまでスッキリ落としたいときは『キッチンハイター』などの塩素系漂白剤を薄めた液を使いましょう。1Lの水に漂白剤10mlを目安に混ぜて使います。
庫内の壁であればキッチンペーパーに液を含ませて貼り付けます。庫内から取り外せる部品なら、シンクに漂白液をため、30分ほど浸します。時間がたったら念入りによくすすいで乾かせば完了。黒いシミがスッキリきれいに落ちますよ。
ただし、塩素系漂白剤は口に入れると危険なので、掃除をするときは食材を全て出すなどして、細心の注意を払ってください。
冷蔵庫のカビは「氷」にも注意!
実は冷蔵庫には、もう1ヶ所カビができやすい場所があります。
それは「製氷機のなか」。水道水が入った製氷機のタンクはカビや雑菌が繁殖しやすいのです。口に入る氷が雑菌まみれにならないように定期的な掃除が大切です。
水洗いで大丈夫なので、部品を取り外し一つひとつていねいに汚れを落としてくださいね。タンクの奥まで掃除したい場合は、ドラッグストアにクリーナーが売られているので活用するのも手ですよ。
冷蔵庫のカビを防止するには?
冷蔵庫にできるカビは自然にできるものではなく、食材についた汚れや雑菌が原因なので、こまめに食材を整理しておくとカビ予防につながります。
食材を詰め込みすぎると管理がむずかしく、カビがついても気づかないことも。ゆとりをもたせて収納しておくと、すみずみまで目が行き届いて管理しやすいですよ。
食材にカビが発生したらそのままにせず、すぐに取り除いてその部分だけでもアルコール除菌しましょう。これだけで大掛かりな掃除の手間をぐっと減らせます。
冷蔵庫のカビ退治で食材を安全に保管しよう
今回紹介したような、アルコール除菌スプレーを使った本格的な掃除は2〜3か月に1度はしておきたいところ。汚れを見つけたらこまめに部分掃除をするのも大切です。
できたばかりのカビは簡単に除菌できます。汚れや菌を一掃して、食材を安心して収納しましょう。