ガスコンロに比べて、サッと掃除ができるお手入れ簡単なIHクッキングヒーター。でも、手入れをしないといつの間にか油汚れや焦げつきが目立ってきますね…。
そこで今回はIHクッキングヒーターの掃除方法やガラストップの焦げを落とす方法について、実際にやってみた様子と一緒にご紹介します。
IHコンロの掃除に使う道具は?
- 必須
- 『ジフ』などのクレンザー
- アルミホイル
- キッチンペーパー
IHのガラストップについた頑固な油汚れと焦げつきには『ジフ』などのクレンザーとアルミホイルを用意しましょう。
クレンザーは細かな粒子が入った洗剤で、こびりついた汚れに絡まりついて削りながら落としてくれる力があります。
アルミホイルは丸めると金タワシの代わりになります。アルミホイルを15cmほどで切り取ってクシャクシャッと丸めるだけで簡易タワシのできあがり。握りやすい大きさに調節しながら丸めてみましょう。
使い終わったらゴミ箱にポイするだけなので衛生的に掃除できますよ。
IHコンロの掃除方法は?
IHクッキングヒーターのガラストップはデコボコがないので、掃除の方法自体は簡単です。
次の手順で、ピカピカに磨き上げてくださいね。
① 掃除前にIHを冷ます
料理したあとすぐであれば必ず電源を切り、冷めるのを待ちます。火傷をしないように注意しましょう。
② 焦げつきにクレンザーをつける
鍋底の跡に合わせて円状にクレンザーをつけます。出しすぎると拭き取るのが大変になるので注意。
まずは少なめに、1周くらいで十分です。
③ アルミホイルでこする
丸めたアルミホイルを使って、焦げついたところを円を描くようにこすります。
クレンザーを伸ばすようにこすっていきましょう。
ガラス面を傷つけないよう、力を入れすぎないのがポイント。軽い力でも汚れがスルスル取れていきますよ。
⑤ 乾拭きする
こすり終えたらキッチンペーパーで拭き取ってクレンザーを取り除きましょう。粉が残りやすいので、しっかり拭き取って仕上げたら完了です。
IHコンロの掃除はおうちにあるものでも代用できる!
IHのガラストップを掃除するにはクレンザーが使い勝手よく効果的ですが、おうちにない場合もありますね。
そんなときはおうちにある「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」などでも代用できます。どちらも使い方が少し異なるので、使いやすい方を選んでくださいね。
重曹をクレンザー代わりにする
「重曹」が手元にあれば、クレンザーの代わりとしてそのまま活用できます。
やり方は重曹と水を2:1で混ぜ合わせた「重曹ペースト」をつくり、それをクレンザーと同じように汚れにつけてこするだけ。指でこすると力を込めやすいですよ。
重曹はアルカリ性の性質があるので、酸性の性質をもつ焦げや油汚れを中和して落ちやすくしてくれます。頑固な焦げつきは重曹ペーストをつけて一晩放置して拭き取ってみてください。
「セスキスプレー」を洗剤代わりに
油汚れの拭き掃除を手軽にやりたい!という場合におすすめなのが「セスキスプレー」です。
セスキ炭酸ソーダ1グラムほどを100mlの水に溶かしてスプレーボトルに詰めれば、洗剤に早変わりするんです。
片づけのときにシュシュっと吹きつけて、ティッシュなどで拭き取れば簡単に油汚れが取り除けます。IH以外の掃除にも使えるので、1本用意しておくと何かと重宝しますよ。
IHコンロの掃除の手間を減らすには「マット」を使うのもアリ
IHに汚れがつくのを防ぐため、ガラストップに貼り付けて使うマットが市販されています。
たしかに汚れをキャッチしてくれるすぐれものですが、実は「IHが鍋の温度を正確に測れなくなる」というデメリットもあるんです。
とくに揚げ物をするときなどは必要以上に温度が上がってしまいます。飛び跳ねやすくなって周囲が余計に汚れたり、火災の原因になることもあるのでできるだけ使用は避けるのがおすすめ。
IHの汚れ対策には、こまめな掃除が一番です。簡単でいいので、汚れは都度拭き取るように習慣づけてくださいね。
IHコンロは調理後に拭き取る習慣を身につけよう
IHクッキングヒーターは毎日使っていればどうしても汚れてきます。でも、油やふきこぼれなどがついたときに拭き取ってさえいれば、汚れがひどくなることありません。
毎日食器を洗ったあとに、流し台と一緒にIHクッキングヒーターもサッと水拭きしてみてはいかがでしょうか?汚れてないように見えても最後の水拭きを習慣づけるだけでピカピカのIHコンロを維持できます。
IHクッキングヒーターをキレイを保つポイントは、「汚れたら拭く」です。キレイなキッチンを守って、気分よく料理をしてくださいね。