洗濯機の中からなんだか黒い汚れがでてくる…とお悩みではありませんか?

洗濯物についてしまって困っている人も多いですよね。

そこで今回は、洗濯機にできる汚れを一掃する方法をご紹介します。

洗濯物に黒いカスがでてくるのはどうして?

洗濯機 掃除 

洗濯機の内側から出てくる「黒いカス」の正体は、洗濯槽の裏側にこびりついた「カビ」です。洗濯槽の裏側は湿気がこもっていて、衣類から出た汚れや洗剤の流し残りがあるので、カビが繁殖しやすい環境が整っています

洗濯物に黒くてひらひらした汚れが絡みつくときは、洗濯槽の裏側にびっしりとカビが生えている場合が多いのです。

洗濯機が汚れたままだと、せっかく洗濯しても余計に汚れてしまうことになりかねません。ここで紹介する方法でしっかりキレイにしていきましょう。

洗濯機の黒いカスを取るのに必要な道具は?

掃除道具

用意するもの
必須
『洗たく槽カビキラー』などの洗濯槽クリーナー
あると便利
歯ブラシ
雑巾

手が届かない洗濯機内側の掃除はむずかしそうに思えるかもしれませんが、市販の洗濯槽クリーナーを使えばとても簡単です。100均やスーパーなどでも売られているので用意しておきましょう。

洗濯機の黒いカスの取り方

洗濯槽の掃除 カビ退治

洗濯機の汚れを取り除く方法はとっても簡単で「クリーナーを注ぎ入れてつけおきし、標準コースで運転する」だけでOK。

とくに大きな作業などは必要なく、クリーナーが洗濯槽裏の黒カビを根こそぎ剥がし取ってくれます。

糸くずフィルターを外して歯ブラシで汚れを落とす

大きなゴミはティッシュなどでつまみ取り、細かい汚れは歯ブラシでこすり落とす。

高水位まで水をためる

フィルターを戻したら電源を入れ、一番水量の多いコースを選んで注水する。

クリーナーを入れて、止める

洗濯槽クリーナーを1袋すべて入れ、混ざるまで30秒ほど待って一時停止する。

放置する

クリーナーがカビを剥がし取るまで2〜3時間放置する。これでカビ汚れがどんどん浮いてくる。

1サイクル運転する

脱水までの通常の運転を1サイクル回して完了。

クリーナーをいれて放置するとどんどんカビが浮いてきて、洗濯槽の液が濁ってきます。カビの固まりが浮いている場合は、運転する前にお風呂の手桶などを使って取り除いておきましょう。

時間に余裕があったら雑巾を使って、洗濯機の外側やフタ、洗剤投入口の汚れを拭き取っておけば洗濯機は丸ごとピカピカになりますよ。

ワンポイント!
洗濯物に黒カビが付着するくらいにカビが発生していたら、洗濯槽クリーナーを使った掃除は2回行っておくと安心。深くまでこびりついた汚れも、しっかり取り除けますよ。

洗濯機の黒いカスを散る便利なクリーナー3選

洗濯機の汚れを取り除くクリーナーにはいろんな種類のものが売られていますが、大きな違いは「塩素系」か「酸素系」の2種類だけ。

塩素系は除菌効果が強力で「カビを溶かす」のに対し酸素系は比較的効果がおだやかで「カビを浮かせる」という違いがあります。

それぞれの違いをおさえて選んでみてくださいね。

『洗たく槽カビキラー 塩素系液体タイプ』(ジョンソン)

ジョンソン 洗たく槽カビキラー 塩素系液体タイプ

出典:kabikiller.jp

塩素系の「洗濯槽カビキラー」はどんな洗濯機にも使えて、カビを強力に溶かしてくれるのが特徴。

カビを溶かしながら落としてくれるので、ゴミが浮いてきにくいのもうれしいところです。

『アリエール 洗たく槽クリーナー サイエンスプラス』(P&G)

アリエール 洗たく槽クリーナー サイエンスプラス 250g

出典:https://ariel.jp

塩素系の強い洗剤は使いたくない場合におすすめなのが「酸素系」の「アリエール洗濯槽クリーナー」です。酸素がカビに働きかけ、洗濯槽の裏側のカビを剥がし取ってくれます。

ただ、ドラム式洗濯機には対応していないので注意してくださいね。

『シャボン玉 酸素系漂白剤』(シャボン玉石鹸)

粉末タイプの酸素系漂白剤 シャボン玉

酸素系の洗濯槽クリーナーの主成分は粉末タイプの「酸素系漂白剤」とほとんど一緒。洗濯に使う漂白剤でも代用できます。

ふだん使いの漂白剤として使っておけば、日々の洗濯からカビができにくくなりますよ。

洗濯機の黒いカスを予防する方法

洗濯機から出てくる汚れを解消したら、できればカビに悩まされることのないようにしたいですね。

そこで、洗濯機の汚れを予防するために、普段からカビの過ごしにくい環境を整えていきましょう。

洗濯機の黒いカスを予防する方法

洗濯槽を乾燥させる

洗濯機のフタを開けておく

一番効果的なのが「洗濯機の内部がよく乾くようにすること」です。洗濯が終わったらすぐに洗濯物を取り出して、フタは開けっ放しにしておきましょう。

カビは湿った環境を好むので、中に風が入ればカビは増えにくくなりますよ。

乾燥機能付きの洗濯機であれば、洗濯槽を乾燥させるためにも定期的に使うと効果的です。

洗剤をいれすぎない

洗濯 洗剤

手軽にできて効果的なのが、「洗剤を入れすぎない」こと。

流しきれずに残った洗剤はカビや雑菌の温床になっています。洗剤は多く入れると効果が高まるように感じますが、洗濯機には逆効果なので用量を守って投入してくださいね。

洗濯機を掃除して黒いカスにサヨナラ!

洗濯機

洗濯機は毎日何気なく使っているものなだけに汚れには気づきにくいですが、上で紹介したような掃除法を月に1回ほど実践できると常にキレイな状態をキープできます。

1度で落としきれなかった汚れも、クリーナー掃除を繰り返すうちに徐々にゆるんで落とせるようになります。洗濯機が清潔に保たれていれば、洗濯物の仕上がりも白が映えるキレイな仕上がりになりますよ。