掃除の基本ともいえる「拭き掃除」。でも、そのやり方は自分流という人がほとんどではないでしょうか?
誰がやっても同じと考えがちの拭き掃除ですが、基本やコツをおさえておくと無駄な力をかけずにピカピカにできますよ。どう拭き掃除すればいいのかチェックしましょう。
そもそも拭き掃除ってしたほうがいいの?
拭き掃除は疲れるし、面倒くさいし、できればやりたくないんだけど…。そんな声が聞こえてきそうです。
でも、拭き掃除は「おうち掃除の基本のキ」。基本的な方法を覚えておけば、1枚の布でおうちのなかを隅から隅までキレイにできます。
少し手間はかかりますが、普段の掃除に拭き掃除をプラスすると、掃除機だけでは得られないホコリっぽさもとれます。
おうちの空気がすがすがしくなったように感じられるのでおすすめですよ。
「正しい雑巾の準備」で拭き掃除を簡単に
拭き掃除は労力をかけすぎないことが大切です。そのためには、まず正しく雑巾を準備することから。効率よく雑巾を使うための「たたみ方」と「絞り方」、「持ち方」をおさえましょう。
雑巾のたたみ方
雑巾は無造作にたたむと、あちこちが汚れてしまいます。キレイな面を効率的に使うために、はじをそろえて2つ折り→4つ折り→8つ折りと、手のひら大になるまで折りたたんでください。
雑巾の絞り方
しっかりと水気を切る「かた絞り」が基本です。たたんで手のひら大にしたタオルを立てに2つ折りにして、両手を前後にしてバットを握るような感じでギュッと絞ります。
雑巾の持ち方
折りたたんだ雑巾がバラけないように、はしっこを親指と人差指ではさみこんでもちます。指を広げるようにして、均等に圧がかけられるようにするのがポイントです。
拭き掃除の簡単なやり方は?
二度手間を防ぐには、拭き掃除をする順番や拭き方も大事です。拭き掃除の場所が違っても基本は同じなので、次のポイントは常に心がけましょう。
コツ①|拭き掃除の順番
「上から下」「奥から手前」に拭いてください。これで掃除した場所を汚したり、同じ場所を何度も掃除したりする手間をかけずに、一度でキレイにできます。部屋全体を拭くときは奥から後ろにさがりながら、最後にドアの前にくれば足跡もつきません。
コツ②|拭き方
広い面を拭くときは「コの字型」に拭き進めるのが基本です。コの字型にして、少し重なるように拭くと拭き残しがでません。テーブルなどを拭くときは、枠をとるようにロの字型に4辺を拭き、そのなかを奥から手前にコの字型に拭いていくといいですよ。
拭き掃除で洗剤は使ってもいい?
おうちの汚れはただの水拭きだけでもキレイにできるものがほとんど。ただ、汚れによっては洗剤を活用したほうが手間をかけずに落とせます。
拭き掃除専用の洗剤を用意する必要はありません。『キュキュット』などの台所用中性洗剤で十分です。
雑巾に洗剤をもみこむ
雑巾に台所用中性洗剤を1〜2滴たらしてもみこみながら水で絞る。
拭き掃除する
その洗剤を含んだ雑巾で拭き掃除する。
水拭き&乾拭きする
洗剤が残らないよう、洗剤を含んでいない雑巾で水拭き、乾拭きすれば完了。
リビング用の拭き掃除に使える『かんたんマイペット』などの住宅用中性洗剤は二度拭きいらずで家中のさまざまな汚れに使えるのでお手軽です。水拭きでは落ちにくい汚れ用に常備しておくと、いざというときに困りませんよ。
拭き掃除をラクにするアイデア商品は?
拭き掃除でキレイにできることはわかっても、拭き掃除をする作業自体を手間に感じる人もいると思います。そういう人には少しでも手間が省けるようなアイテムを使ってみることをおすすめします。
『激落ちクロス マイクロファイバー』(レック)
目の細かいマイクロファイバークロスは汚れを落とす力が強く、拭きあとが残りにくいのが特徴です。二度拭きが面倒な人におすすめです。
『あっちこっち おそうじ手袋 グリーン』(テイジン)
マイクロファイバークロスでできた手袋型雑巾。雑巾がバラけるのがイヤな人にとっては手軽に使えるのでおすすめです。
『スコッチブライト マイクロファイバーモップ』(3M)
かがまずに効率的に水拭きできるフローリングモップです。ヘッドに装着するクロスには2種類のマイクロファイバーが使われていて、ホコリもこびりつき汚れもしっかり落とせます。
拭き掃除の活用でもっとキレイなおうちへ
拭き掃除は手がかかって面倒なもの。でも、昔からある掃除方法なだけに、上手に取り入れられればおうちのなかがピカピカになりますよ。
布一枚あればすぐに始められる掃除方法なので、思い立ったらまず拭き掃除から始めてみてはいかがでしょうか?日々の掃除に拭き掃除を取り入れて、おうちのキレイをキープしていきましょう。