掃除機で毎日キレイにしていたはずのフローリングでも、しばらくするとベタベタしてきますね。これは、細かい汚れがたくさん残っているからなんです。こうした汚れを落とすのには水拭きが一番!

そこで今回は、フローリングを水拭きでキレイにする基本のやり方とコツをご紹介します。

フローリング(床)の掃除は水拭きがおすすめ

フローリングの皮脂汚れ

毎日掃除機でキレイにしていると「水拭きまでわざわざ必要?」と思うかもしれませんが、定期的な拭き掃除はとても重要です。

例えば、素足で歩いたときについた皮脂汚れや、食べこぼしの残りなど掃き掃除だけでは取りきれな汚れがいっぱいあります

そんなときにおすすめなのが水拭きです。

掃除機やほうきで掃き掃除をしたあと、水拭きをすれば床がピカピカになりますよ。

そのままにしているとベタベタするようになったり、黒ずんできたりとお部屋が不衛生な状態になるので、とくに小さな子供がいるおうちは拭き掃除を心がけましょう。

フローリング(床)を水拭き掃除でピカピカにする方法

フローリング床を拭き掃除

水拭きといっても特別なことは何もなく、濡らした雑巾を1枚用意して拭いていくだけです。

ただ、汚れ落ちがよくなるやり方があるので、手順を一度確認しておきましょう。

雑巾を濡らしてよくしぼる

かたく絞って水分を取っておくと、フローリングの乾きが早くなり衛生的に。

木目に沿ってやさしく拭く

木目に沿うように拭くと溝に詰まった汚れまでかき出せる。

コの字を描くように拭く

拭いたところを踏まないように部屋の奥側から後退するように拭く。

部屋全体を拭ききったら完了ですが、目立つ汚れだけ水拭きするのでも大丈夫です。

ここがポイント!
ポイントは「雑巾をかために絞っておく」こと。よく濡らした雑巾だと汚れ落ちがいいように思えますが、水分を残さないように拭くほうが早く乾いて雑菌などの繁殖を抑えられますよ。もし、水分が残ってしまうようなら、乾拭きでサッと拭いてあげましょう。

フローリング(床)を水拭き掃除のコツ

基本的な水拭きの流れを押さえたので、次は応用編としてフローリングをもっとキレイにできるコツを3つご紹介します。ちょっとした工夫で効果が高まりますよ。

① 捨ててもいいキレイな雑巾を使う

ダスター 捨てる

使う雑巾が使い古しのものだと、汚れがうつってしまって効果がありません。着なくなったTシャツを切ったものでも十分なので、清潔なものを用意しましょう。

捨てていいものなら、後片付けも楽ちん。掃除用に常備しておけばいつでも水拭き掃除を始められますね。

② お湯を使う

洗面器にお湯を入れる

汚れ落ちをよくしたいなら、温かいお湯を使って拭き掃除するのが効果的。皮脂汚れは「油」なので、温めるとふやけて落としやすくなるんですよ。

また、お湯なら乾くのが早いメリットも。乾拭きなしでもカラッと乾きます。

③ 頑固な黒ずみ汚れは食器用洗剤を使う

タオルに洗剤を浸す

頑固にこびりついてしまった汚れには、食器用洗剤が効きます。雑巾に食器用洗剤を数滴垂らしてなじませ、同じように拭いていきましょう。

洗剤を使ったらあとに残らないように、水拭きと乾拭きでしっかり仕上げれば、少し頑固な汚れもスッキリきれいに落ちます

フローリング(床)の水拭き掃除は月1の頻度で

カレンダー

フローリングの水拭きはこれまでしてこなかった人も多く、「どれくらいのペースで続けるといいの?」と疑問もありますよね。

水拭きで掃除する頻度は、理想的には週に1回くらいですが、月に1度まとめてできれば十分です。反対に、「毎日」のように頻繁に拭き掃除すると、ワックスが剥がれてフローリングが傷むので「拭きすぎ」には注意しましょう。

長い時間を過ごすリビングや油ハネの多いキッチンだけはこまめに拭き、それ以外は1ヶ月に1回とバランスを取りながら、うまく力を抜いてキレイな状態をキープしましょう。

フローリング(床)の水拭き掃除におすすめなグッズ3選

フローリングに膝をついて拭き掃除するのはなかなか疲れますよね。広い範囲を掃除するとなると気分もあがらないものです。

そんなときは便利な掃除グッズを用意して水拭きするのがおすすめ。いくつかおすすめの商品を紹介するので参考に取り入れてみてくださいね。

『クイックルワイパー』(花王)

CMなどでおなじみの『クイックルワイパー』は、ウェットシートを使えば立ったまま床の拭き掃除ができる優れもの。

1度に何枚もシートを使うのがもったいないと思うなら、雑巾を取り付けて拭いてもいいですよ。

『激落ちクロス』(レック)

フローリングの水拭き掃除におすすめなのが、「マイクロファイバー」と呼ばれる繊維でできた高機能なクロスです。

繊維のほつれがほとんどなく、汚れを絡め取ってくれるので水だけでも十分きれいにできるのが特徴。おうちの掃除ならどこでも使えるので、何枚か用意しておくと便利ですよ。

『スリーエム(3M) フロアモップ マイクロファイバー ベーシックタイプ』(3M)

乾拭き、水拭きの両用ができるフロアモップです。水拭きするだけで極細ファイバーが細かい汚れやホコリをキャッチしてくれます。

すべりがよくなる成分が入っているので、サラサラのフローリングになりますよ。

ワックス塗りたてのフローリングは注意!素材によっては水拭きがダメ(逆効果)な場合も

無垢材のフローリング

ほとんどのフローリングの場合、水拭きを日々の掃除に組み合わせると効果的ですが、なかには水と相性の悪いフローリング材もあります

それはワックスが塗られていない「無垢材」の床。水分が木にしみこんでしまい、傷みやすくなってしまいます。

こだわりのフローリングを選んだおうちなら、水拭きの前に一度材質を確認しておくと安心ですよ。

フローリング(床)は水拭きでピカピカにしよう

リビングテーブル フローリング床

フローリングの拭き掃除は面倒に思ってしまいますが、居心地をよくするためには欠かせない作業です。

一度にお部屋全部をやると考えると大変なので、慣れないうちは汚れた部分だけでも拭くように心がけてみましょう。

水拭き掃除を習慣にできれば、いつもサラサラで気持ちのよいフローリングに。家族と過ごす時間もよりリラックスできますよ。