ニットやセーターを着ていたら、ちょっと引っ掛けてほつれてしまい、せっかくのお気に入りが台無しに…なんて経験はありませんか?
今回は、ニットのほつれの直し方を紹介します。意外と簡単にできるので、ぜひ参考にしてやってみてくださいね。
ニットのほつれは自分で直せるの?
バッグなどに引っ掛けるなど、ちょっとしたことでもほつれることがあるニットですが、ちょっとしたほつれなら、前後左右にもむだけで自力で直すことができます。
ただし、糸が出てきてしまっているときは、ちょっとしたワザが必要になってきます。
「明日すぐ着たい」なんてときは、自分で直すこともできますが、ちゃんと直るか不安なら修理屋さんなどのプロにお願いするのがおすすめです。状況に合わせて対処方法を考えてくださいね。
ニットのほつれの直し方|引っ張らないことが大事
ニットのほつれに気づいたらつい引っ張りたくなりますが、それはNG。さらにほつれがひどくなり、糸が切れてしまう場合もあります。
そうなると直しにくくなってしまうので、ほつれを見つけたら触らないようにするか、やさしくニットの裏側から少しだけ引いてあげるなどしましょう。
ニットのほつれの直し方|写真で解説!
ニットのほつれの直すなら、かぎ針などの細い棒とアイロンが必要です。今回はかぎ針の代わりに刺繍用の縫い針を用意しました。
ニットのほつれを直すときは、次の手順で進めてくださいね。
① 前後左右にもむ
まずはニットの糸の張りをゆるめてあげましょう。ニットの網目に対して斜め方向に引っ張ると効果的です。
② となりの目を針ですくう
引っ張っても直らなかったら、棒を使って直していきます。
引っ張られて出てきてしまった糸の隣には、網目が小さくなった目があります。そこを針ですくって、そっと引っ張り、穴を大きくします。
③ さらに隣の目を針ですくう
②で引っ張ったところの隣の目をすくい、そっと引っ張ります。
④ 繰り返す
②〜③を繰り返して、②で引いたところが、ほかの目と同じくらいの張りになるよう調整してくと、徐々に直ってきます。
⑤ ほつれた目の反対側もする
反対側も同じように、②〜④を行います。
⑥ 再びもむ
引っ張った糸をなじませるため、再度前後左右にもみます。
⑦ アイロンの蒸気を当てる
アイロンは、直接当てるのではなく、蒸気を当てるようにしてください。こうすることで、毛糸が蒸気を含み、乾くときにもとに戻ろうとするので、さらにキレイに仕上がるんです。
ほつれたニットの直し方は意外と簡単!
ニットやセーターの軽度のほつれは、コツさえつかめば自分で簡単に直すことができます。
お気に入りの服も、これさえ覚えておけば長く着れますよ。
ぜひこの機会に、ニットのほつれの直し方を覚えて、おしゃれをより楽しんでくださいね。