寒い季節は毎日のように着るニット。お気に入りのニットを着回している人も多いですが、お手入れはどれくらいできていますか?

いくつか手入れのコツを覚えれば、毛玉がつきやすいニット類もキレイな状態をキープできますよ。

ここで紹介する方法を参考に、こまめなお手入れに取り組んでみてくださいね。

ニットやセーターはお手入れが必要?

ニット・セーター

ニットやセーターを着たあとって毎回は洗濯しないですよね。それ自体はまったく問題ありませんが、何度も繰り返し着ているうちに生地がくたびれてきます。

そのまま着続けるとシワやヨレ、毛玉などができて生地の状態が悪くなり、見た目にも影響が出てきます。キレイなまま長持ちさせるためにも、着たあとは手入れをしてあげるのが大切なんです。

次から、着たあとの数分でできるケアの仕方をご紹介するので、まずはお気に入りのニットから取り入れてみてくださいね。

ふだんからできるニットのお手入れは?

ふだんのお手入れでは「ブラッシング」「1日以上休ませる」のを意識してください。

すべてのニットやセーターを手入れするのは大変なので、お気に入りのものやシルク・ウールといったデリケートな生地が使われたものをメインに手入れしてあげましょう。

ブラッシングする

ブラシ 掃除

一度着たニットは毛並みが乱れ、ホコリなどの汚れもくっついています。毛玉ができるのを防ぎ、汚れを払い落とすために洋服ブラシを使ってブラッシングしていきましょう。

ニットにまんべんなくブラシをかけるだけなので簡単ですよ。ハンガーに掛けながらブラッシングすると、シワのチェックも同時にできます。

ブラシはスーツやコートなどの手入れにも使えるので、1つ用意しておくと便利ですよ。

1日以上休ませる

ニット・セーター

ニットは連日着ると生地がつかれ、ヨレが出やすくなるので、1日着用したあとは1日以上休ませます

薄手のものならハンガーで吊り干しにし、厚手のものは平干しでかまいません。しっかり湿気を飛ばした後はたたんで収納してもOK。

お気に入りのニットであれば2〜3日は休ませるといいですよ。連日着用することがないような着回しコーディネートを考えましょう。

ニットやセーターを念入り手入れする方法

普段の手入れをしていれば問題ありませんが、数回に一度念入りな手入れができると、生地がより長持ちしますよ。

次の方法で念入り手入れも取り入れてみてください。

シワにはアイロンの蒸気を当てる

アイロン スチーム 蒸気

数回着て着用ジワが気になってきたら、アイロンの蒸気をたっぷり含ませるのがおすすめ。

繊維が蒸気を取り込んで内側から膨らみ、シワが伸ばせます。アイロンは直接当てず「浮かしがけ」だけで大丈夫です。蒸気をかけたら、そのまま水分が蒸発するまで待ちましょう。

蒸気には汗などの臭いを分解する力もあります

毛玉を取り除く

毛玉とり

数回着用すると少しずつ毛玉ができてきます。放っておくとどんどん大きくなるので、気づいたときに取り除きましょう。

専用の毛玉取りがベストですが、なければ「かたい面のある2層の食器用スポンジ」を使うのがおすすめ。

かたい面を使ってやさしく表面をなでれば、簡単に毛玉を絡め取れますよ。

洗濯する

汚れが気になるときは、洗濯するのが一番。目安の頻度はシーズン中に1〜2回ほど。汚れが気になる場合は都度キレイにしておきましょう。

デリケートなニット類は「手洗い」でやさしく洗うのがおすすめ。おしゃれ着用の洗剤を溶かした水のなかに入れ、軽く押し洗いしてすすぎます。

吸った水の重みで縦に伸びないように「平干し」して日陰で乾かしたら完了です。

覚えておきたい

エコなわざあり

ニットやセーターの手入れで穴を見つけたときの対処法は?

セーターの穴

ニットやセーターをケアしているときに、穴を見つけてしまうと「もう着られないかな…」と焦ってしまいますね。でも、ちょっとした手直しで直せますよ。

用意するのは「ニットに近い色の毛糸」と「針」があればOKです。

抜け落ちた糸の代わりになるように、輪っか状に残る糸を上下にジグザグと結んでいくだけです。

最後にやさしくキュッと縛って留めたら完成。小さい穴であれば気にならない程度に補修できますよ。

ニットやセーターは正しい手入れで長持ち

ニット・セーター

ふわふわとした雰囲気がかわいらしいニットやセーター。

毎日着ているとどうしても生地にも負担をかけてしまいます。1度着たら「生地を整え、休ませる」を徹底するとお気に入りのニットも長持ちしますよ。

お手入れの行き届いたニットなら、着るときも気持ちがいいもの。お出かけがもっと楽しくなりますね。