洗っても落ちない洋服の皮脂汚れに悩んだことはありませんか?洗濯機でうまく落ちないと「手洗いしなきゃいけないのかな?」「面倒くさいな…」と思ってつい先延ばしにしがちですよね。
実は、皮脂汚れを落とすのはとっても簡単。洗剤の使い方をちょっと工夫するだけでキレイになります。どうすればいいのか見てみましょう。
皮脂汚れは洗濯機だけだと落とせないの?
きちんと洗濯しているはずなのに、皮脂汚れによる黄ばみなどが残ってしまうのはどうして?と不思議に思うかもしれませんね。
もちろん普段の洗濯で大まかにはキレイになりますが、襟や袖、脇の下など肌がふれて汗がしみやすい場所の皮脂汚れは1回では落としきれないことが多いんです。
わずかに残った皮脂汚れは着ていくうちにだんだんと蓄積し、臭いや黄ばみの原因に。このたまった汚れまでしっかり落とすには、洗剤を使って根本から分解するしかありません。
皮脂汚れにはこの洗剤!落とすのに必要なものは?
- 必須
- 『アタック』などの液体洗剤
- あると便利
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- 洗面器
皮脂汚れがまだ軽度なものであれば、いつも使っている洗濯洗剤があれば十分です。
ガンコにこびりついてしまった場合は、『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤を用意しましょう。
皮脂汚れの洗剤を使った落とし方!
ここでは洗濯機に入れる前のひと手間で皮脂汚れを落とす方法をご紹介します。
コツは汚れがある部分だけを重点的に洗う「スポット洗い」をすること。ぜひチャレンジしてみてください。
① 洗濯洗剤をつけてから洗う
一番簡単にできる方法が、皮脂汚れに洗濯洗剤をつけ、もみこんでから洗濯機で洗う方法。
洗濯洗剤は何十リットルもの水で薄められて使うことを考えてつくられているので、直接塗り込めば皮脂汚れを落とす力は抜群。洗濯用の洗剤なら繊維が傷む心配もほとんどありません。
繊維の奥にしみこんだ汚れもスッキリ洗い流せますよ。
② 漂白剤をつけてから洗う
洗濯洗剤を直接つけて洗濯してもキレイにできなかったときは、さらに洗剤をプラスして効果を高めましょう。
使うのは洗濯洗剤に加えて『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤と洗面器。次の手順で進めていきます。
汚れに洗剤をなじませる
汚れに『アタック』などの洗濯洗剤をつけてもみこむ。
洗面器に漂白液をつくる
洗面器に50℃ほどの熱めのお湯をいれ、漂白剤を10mlほど混ぜる。
つけおき洗い
皮脂汚れがついている部分を浸し、10〜20分つけおきする。
そのまま洗濯機へ
漂白液ごと洗濯機へいれ、1サイクル洗濯すれば完了。
黒ずんでしまった襟元などの汚れも、漂白剤なら強力に浮かして分解してくれますよ。
『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤は色柄モノにも使えるのが特徴ですが、熱で漂白力が高まっているので、色柄モノを浸す場合は時間を少し短くするなど注意しましょう。
皮脂汚れを防ぐコツってある?
洋服を着るうえで皮脂がつくのはどうしても避けられませんが、ガンコな汚れになるのを防ぐ方法は3つあります。
① 洗濯物を放置しない
皮脂汚れはついてすぐなら無色透明ですが、時間がたつとだんだん黄ばんできます。できるだけ放置しないでこまめに洗いましょう。
② 漂白剤を毎回の洗濯に混ぜる
毎回の洗濯のときに漂白剤を混ぜると、洗いあがりが格段によくなります。除菌効果ももっているので臭い汚れが出にくくなりますよ。
③ 着用前にベビーパウダーを塗る
襟や袖などどうしても皮脂を吸い込んで汚れる場所には、あらかじめベビーパウダーを塗り込んでおく裏ワザも。白い服であれば目立たないし、洗濯で毎回流れるので着心地を損なうこともありません。
皮脂汚れはおうちの中にも広がっている…
素肌のふれる服に皮脂汚れがべったりついているということは、おうちのなかでも肌がふれる場所には皮脂汚れがついています。
ドアノブや照明のスイッチ、リモコンやフローリングなど、手や足がふれる場所には皮脂汚れがたくさん。
よく絞った雑巾で水拭きすればキレイに戻せます。ベタベタで黒ずみになっているようなら食器用洗剤を垂らしてからふきとればサラサラなさわり心地に戻りますよ。
皮脂汚れは洗剤ですっきり落としましょう!
皮脂汚れはふだんほとんど気にする場面はありませんが、服やフローリング、壁など家のいたるところにあるのでしっかり落とし方を覚えておきましょう。
洗濯では汚れがひどい部分だけに洗剤をかける「スポット洗い」を、おうちのなかの汚れなら軽い水拭きで十分キレイな状態をキープできます。
皮脂汚れを効果的に取り除けると、気分も晴れやかになりますよ。