座布団は、枕代わりに使って汗がしみ込んだり、食べ物をこぼしたりと意外と汚れやすいものですね。ただ、「洗濯機で洗っていいの?」「中綿がかたよったり固くなったりしない?」とどう汚れを落とせばいいのか不安になると思います。
ここでは座布団の失敗しない洗濯方法をご紹介します。
座布団って洗濯できるの?洗濯できないときは?
座布団は布団と同じように中綿が入った、デリケートなアイテムの一つです。
ただ、どれくらいデリケートなのかは座布団によってことなり、問題なく洗えるものもたくさんあります。まずは洗濯前に以下の条件を確認しましょう。
1. 「洗濯表示」を確認する
おうちで洗える座布団かは洗濯表示を見ればわかります。洗濯表示がついていなければ、購入メーカーのホームページなどで商品情報を調べてみてください。
水洗いができるマークがあれば洗濯OK。中綿がポリエステル100%でできた座布団はほとんど洗えます。外側にシルクのような高級素材が使われているものなど、洗濯できないものは家庭で洗わずに、クリーニングに出しましょう。
2. 「天気」を確認する
座布団のなかにはたくさんの綿が詰まっているので、水洗いすると奥まで染み込んでなかなか乾きません。完全に乾くまで2〜3日はかかると考えましょう。
洗濯する日を含めて2〜3日は天気がよいことを確認しておくと安心です。
座布団の洗濯に用意するものは?
- 必須
- 『エマール』などの中性洗剤
- バスタオル
- あると便利
- 歯ブラシ
座布団の洗濯には、生地や中綿への負担を減らすため『エマール』などのおしゃれ着用洗剤を使います。
シミ汚れやこびりつきがある場合は、ピンポイントでこするための歯ブラシがあると便利ですよ。
座布団の洗い方!浴槽に入れて洗う!
できるだけ型くずれさせずにキレイに洗いたいなら、手洗いでやさしく洗うのがポイント。
座布団を洗うときは、お風呂の浴槽を使って「踏み洗い」します。上から踏みつけて汚れを押し出す方法なら、中綿が偏ることなくキレイにできます。
お風呂に洗浄液を張る
浴槽の底から数cmまで水を張り、1回分の洗濯に使う洗剤を入れてよく混ぜる。
座布団を浸して踏む
座布団を洗浄液に浸けたら、踏んで汚れを押し出す。
洗剤を流す
栓を抜いて洗浄液を流す。シャワーの流水でふたたび踏み洗いしながら2回ほどすすぐ。
タオルでくるんで脱水
バスタオルで包み、洗濯機の脱水にかける。30秒ほどで十分。
汚れがひどいときは、洗浄液に浸して数分放置してから踏み洗いを始めましょう。洗剤が浸透して汚れがふやけるので効果的に洗えますよ。オキシクリーンを使ってオキシ漬けにするのも効果的です。
手洗いと聞くとむずかしそうに思えますが、4ステップでできるのなら簡単ですね。
座布団を洗濯したあとは?
座布団を洗濯したあとは「風通しのいい場所で平らに干す」のが鉄則。次のポイントを参考にして、しっかりと乾燥させましょう。
風通しのいい場所に干す
風通しのいいベランダなどがおすすめ。外の空気がつねに当たる場所なら乾く時間をぐっと短縮できます。座布団によっては日なたに出さないほうがいいこともあるので、ここでも洗濯表示を確認しましょう。
平干しする
洗濯バサミなどで吊るさず、できるだけ平らに干すのが中綿を均等に保つポイントです。平干しネットにのせるか、針金ハンガーを2つ用意してその輪のなかに入れて物干し竿にかけるだけでOKです。
途中で裏返す
上面の方が乾きやすいので、定期的に裏返すのもコツの1つ。表面が乾いていても中綿が乾燥しきっていないことも多いので、余裕を持って2日以上は干しましょう。
座布団は洗濯機でも洗える?洗い方は?
座布団の中には洗濯機で洗ってもいいものも売られています。普段使いの座布団で「汚れが落ちればそれで十分!」という場合は洗濯機で洗ったほうが手間がかかりません。
洗剤に加えて「洗濯ネット」を用意し、次の手順で洗ってみてください。
洗濯ネットに入れる
洗濯槽にぶつかって表面が傷むのを防ぐため、洗濯ネットに入れて洗う。
洗濯機のコースを選択する
「ドライコース」「手洗いコース」などやさしく洗えるコースを選んでスタート。
脱水前に形をととのえる
脱水に入る前に一時停止して取り出す。崩れた形を整えておく。
短い時間脱水する
30秒ほどで脱水をとめ、また形を整えて完了。
あとは先ほどの方法で干して乾かせばOKです。
座布団の洗い方を覚えて、洗濯を楽しもう
座布団は洗濯がむずかしそうなイメージがあって、汚れきるまでそのまま、というおうちも多いですよね。
お風呂を使った足踏み洗いなら、型崩れの心配もなく簡単にキレイにできます。汚れがスッキリ落ちればイヤな臭いもなくなりますよ。
汚れが気になるならぜひチャレンジしてみてくださいね。