ソファーに並べられたクッション。くつろいでお菓子を食べたり、飲み物を飲んでいるとこぼして汚れてしまうことがあると思います。洗濯したくても、中綿が入っているけど大丈夫?型くずれしない?と心配になりますね。
そこで今回はクッションの洗濯方法をご紹介します。注意点もあるので確認しておきましょう。
クッションは洗濯できる?
クッションは、カバーと本体を分離できるものであればすぐに洗濯できますが、一体型のものだと中綿が入っていてなかなか洗濯できるイメージがありませんよね。
クッションは「洗濯表示を確認する」ことで洗濯できるかどうかが分かります。バツ印がついた「水洗い不可」のマークがあればおうちでの洗濯はむずかしく、たとえば、ビーズクッションや低反発素材のクッションなどによく見られます。
それ以外のマークなら問題なく洗えますよ。最近では洗えるものも徐々に増えてきています。
もし洗えるものであれば、洗濯機で洗えるものもできるだけ「手洗い」するのがおすすめです。洗濯機では遠心力で中綿の偏りが出て、型崩れの原因になることがあります。形を崩さないためにも、ていねいに洗ってキレイにしましょう。
クッションの洗濯には何が必要?
- 必須
- 『エマール』などのおしゃれ着洗剤
- バスタオル
- 大きめの洗面器
- あると便利
- ブラシ
クッションを洗濯するときは普段よく使う洗剤ではなく、『エマール』や『アクロン』といったおしゃれ着洗剤を使います。
洗面器はクッションが入るくらいの大きさのものを用意します。ほどよい大きさの洗面器がない場合は、洗面所のシンクやお風呂の浴槽で手洗いしましょう。
クッションの洗い方!手洗いの手順は?
それではクッションの洗濯方法をご紹介します。手洗いは以下の手順で進めていきます。
色落ちテストをする
目立たない部分に洗剤をつけ、色落ちしないかチェックする。
洗面器に洗剤を入れる
洗面器に水とその分量に見合った洗剤を入れ、よく溶かす。
クッションを押し洗いする
クッションを浸け、押したり離したりして汚れを押し出す。10〜20回繰り返す。
すすぐ
キレイな水に入れ直してすすぐ。この「洗い→すすぎ」のセットを2〜3回繰り返す。
バスタオルにくるんで脱水する
バスタオルにくるみ、洗濯機で脱水だけする。30秒ほど脱水して取り上げれば完了。
汚れがついている部分は、洗剤をかけてブラシでこすって下洗いしておくとキレイになりますよ。
洗濯後のクッションの干し方は?
洗った後は自然乾燥で中綿までしっかり乾かします。
ポイントは「平干し」で「陰干し」すること。ハンガーなどに洗濯ばさみで固定して乾かすと、中綿が水の重みで下によってしまいます。形を整えて、平干しネットで直射日光の当たらない風通しのいい場所で乾かしましょう。
乾燥機の使用は避けた方が無難です。洗濯機を使えない理由と同じで、遠心力で中綿に偏りができてしまう可能性があります。
クッションの洗濯機での洗い方は?
なかには洗濯機で問題なく洗えるクッションもあります。仕上がりもある程度でOKという場合には洗濯機で洗ってもいいですね。
先ほどの道具にくわえて「洗濯ネット」を用意し、次の手順で進めましょう。ネットはできればクッションより少し大きいくらいの大きさのものが望ましいです。大きすぎるとネットのなかで動く余裕ができてしまい、型くずれの原因になります。
色落ちテストをする
目立たない部分に洗剤をつけ、色落ちしないかチェックする。
洗濯ネットに入れる
洗濯ネットにクッションを入れ、洗濯槽に入れる。
洗濯モードを選ぶ
「ドライモード」「手洗いモード」などの弱い水流で洗うコースを選択する。
形を整える
脱水に入る前に一度取り上げて形を整える。こうすることで仕上がりがよくなる。
脱水後に再度形を整える
30秒ほど脱水し、終わったら再度形を整えて干す。
干して乾燥したあとも、最後にダメ押しで形をキレイに整えれば完成です。濡れた状態でもこまめに形を整えることで、キレイに仕上がりますよ。
クッションの洗い方を覚えて洗濯しよう
クッションは洗濯がむずかしいものもあるので、はじめに洗濯表示をしっかり確認しましょう。
素材によっては汚れがキレイになるだけでなく、ふんわり感が増すこともあります。洗えるものは定期的に洗濯して、リビングのキレイを守りましょう。