「首周りや袖のヨレが気になる…」「しっかり干したはずなのに臭い…」など、お気に入りのTシャツがなかなかキレイに仕上がらずに困ったことはありませんか?
実はその悩み、干し方を工夫するだけで、解消できるものがほとんどなんです。
そこで今回は、Tシャツにまつわる悩みとその解消法をまとめた、干し方のテクニックをご紹介します。
Tシャツの干し方のコツは?
Tシャツは丈夫で気兼ねなく着れるのが魅力ですが、長持ちさせるには日々の洗濯から気を使っておくことが大切です。
日焼けを防ぐため基本的には陰干しにし、あとは悩みに応じたコツを取り入れるのがおすすめ。
「襟がヨレてきた…」「シワが取れない…」「しっかり乾かしても臭いが…」など、Tシャツにはさまざまな悩みがあるので、これからご紹介するテクニックを組み合わせて、干し方を工夫してみてくださいね。
Tシャツの干し方!ヨレが気になるときは?
Tシャツを干していると襟がヨレてくることも。これは「生地に無理な力がかかってしまう」ことで起きるので、次の2つの方法で改善しましょう。
襟からハンガーを入れない
襟がヨレる原因の多くは、首元の穴からハンガーを入れるためです。少し面倒ですが、裾(すそ)からハンガーを入れるように変えると、ヨレが減りますよ。
ハンガーを使わない
そもそもハンガーを使わないで干す方法もおすすめです。平干しネットを用意し、そこに広げて乾かしたり、パイプハンガーに胴から2つ折りになるように掛けたりすることで襟に負担をかけずに乾かせます。
Tシャツの干し方!洗濯物の扱いがポイント!
シャツにシワが残るときは干す前にシワを伸ばせていないことが原因。干す前にひと手間くわえましょう。
しっかりと振りさばく
洗濯が終わったあとの洋服を干すときは、まずはじめにしっかりと振りさばいてシワを伸ばすことが大切です。ハンガーにかけたあともパンパンとたたいてシワを取り除きます。
シワを伸ばせば乾いたときのシワもぐっと減ってキレイに仕上がりますよ。
アイロンをかけてから干す
アイロンをかけてから干して乾燥させる方法もあります。アイロンの熱で乾きが早くなる上に、シワも伸ばせて一石二鳥の方法です。
ただし、プリントもののTシャツだとアイロンの熱で傷むので、あて布をするなど配慮が必要です。
Tシャツの臭いが気になるときの干し方は?
洗濯した後なのにイヤな臭いがすることもありますね。これも干し方を工夫することで解消できます。
臭いは、ほとんどの場合「生乾き」が原因。なかなか乾かないことで湿気がTシャツにとどまり、菌が繁殖して臭いのもとになってしまいます。できるだけ短い時間で乾かすことが、臭いを抑えるポイントです。
家電を活用する
エアコンや扇風機、換気扇、除湿機など家電を活用して干すと乾きが早まって生乾きをおさえられます。とくに部屋干しは空気が湿っぽくなりやすいので、家電を活用して干してみましょう。
風通しをよくする
「風通し」を意識して、干し方自体を工夫するのも効果的。たとえば、シャツとシャツのあいだを15cm以上離したり、乾きやすいシャツと乾きにくい厚手のシャツを交互に干したりするといいですよ。
Tシャツの干し方を楽にするグッズは?
お気に入りのTシャツをより長く楽しむためには、道具選びも大切です。
いろんなメーカーからたくさんの商品が販売されているので、目的にあったものを探してみてくださいね。
『平干しネット』(Arnes)
平干し用のネットが3段になったハンガーです。Tシャツを伸ばさずに干せるのはもちろん、冬にはニット類を干すのに重宝します。
使わないときは丸めてコンパクトにできるので、収納に困りません。
『MAWA 人体ハンガー』(MAWA)
人体に近いゆるいカーブをえがいた形状のハンガーです。通常のハンガーだと肩の部分に重みがかかりシワがよってしまいますが、このハンガーなら型くずれを防げます。
『お洋服のスタイルガード』(LION)
外出間際などでも使えるシワ取りスプレーです。シワのある部分に吹きかけて軽く手で伸ばし吊るしておくとキレイにシワが取れます。
消臭効果もあるので、臭いがある場合にも使えますよ。
ワンポイント
Tシャツの干し方を工夫してもヨレてしまうときは?
Tシャツにまつわる悩みに「首元のヨレ」がありますね。ハンガーにかけて干す以上は首周りに負担がかかりやすく、洗濯を繰り返すうちにヨレてしまうのは避けられません。
ヨレてしまうと着にくくなってしまいますが、実は簡単に直すことができます。
用意するのは「スチームアイロン」だけ。首周りにたっぷりスチームをふくませてから軽く押し当てて、そのまま乾かしましょう。
これだけで繊維同士の隙間が解消されてピシっと整います。簡単に直してあげれば、またおしゃれを楽しめますよ。
Tシャツの干し方を変えて悩みを解消
Tシャツの干し方をちょっと工夫することでたいていの悩みは解消できます。ただし、あくまで洗濯表示に記載されているものがベースです。
記載とは異なる干し方をすると、当然仕上がりもいまいちになるので気をつけましょう。
1度干し方を見直してみて、できることから実践してみてくださいね。