夏場になると洗濯物の量が増えますが、特にTシャツは何枚もたたまなければならず、面倒に感じてしまいますよね。しかも、きちんとたたんでも出し入れしているうちに引き出しのなかでぐちゃぐちゃになってしまうなんてこともよくあります。
そこで今回は、簡単にできるTシャツのたたみ方や一瞬でたたむ裏技、しまうときのポイントなどをまとめて実践解説します。
半袖のTシャツのたたみ方は?
Tシャツはコンパクトにたたむことで自立します。これなら引き出しのなかで倒れて積み重なることもなくなりますよ。
たたみ方は次の手順でやってみましょう。一度慣れれば、大きさも揃ったスッキリとした引き出しになりますよ。
① お腹側を下にして広げる
広げてシワを伸ばしてからたたむとキレイに。
② 両端から3分の1ずつ折る
収納する引き出しの大きさに合わせて幅を調整する。
③ 袖をたたんで長方形に
重なった袖を内側に折り込む。縦長の長方形にする。
④ 4分の1の大きさになるように折る
肩と裾を重ねるように半分に折り、もう一度半分に折る。
収納する引き出しの深さにあわせ、④で4つ折りではなく3つ折りにしてもOKです。
たたむのが面倒なら、③の段階で裾からクルクルと丸める方法も手軽です。丸める方法は引き出しの中で立てやすいので、子供服の収納にぴったり。引き出しの形にあわせてやりやすい方法を選んでくださいね。
一瞬!Tシャツの簡単な畳み方は?
Tシャツの数がいっぱいあると、いちいち広げてキレイにたたむのは大変ですね。実は、Tシャツを一瞬でたためる裏ワザがあります。
覚えれば立ったままでも簡単にできますよ。
頭を右側に向けて床に広げる
初めてのときはキレイに広げてからやるとわかりやすい。
左手で支点になる位置をつまむ
脇〜脇を4分の1にした高さで、かつ、服の裾〜襟を2分の1にした位置を左手でつまむ(この場所がたたんだあとの左下の角になる)
右手で肩をつまむ
左手から真右に当たる肩の部分をつまむ
肩を持った右手で裾をつかむ
手がクロスするように右手で肩を持ったまま裾をつかむ。
クロスした手を開く
両手で服をつかみながら、手が元通りになるように開く。服も振りさばいて形を整える。
左肩を折って完成
右肩の幅にあわせて左肩を折りこめば完成。
一見すると複雑に思えますが、大きく分けると「つかむ→クロス→開く→置く」をするだけ。一旦覚えれば一瞬でたためるようになります。忙しい時間でもすぐに片付けできますよ。
長袖のTシャツの畳み方は?
長袖のTシャツのたたみ方も、半袖Tシャツと基本は同じ。次の手順でたたんでみてください。
① 背中を上に向けて広げる
初めてのときはたたみやすいよう広い場所で作業するのがおすすめ。
② 袖を内側に折る
両袖を身頃側に折りたたむ。袖が重ならないようにするとコンパクトに。
③ 身頃を折って長方形に
袖ごと身頃を内側におり、長方形になるよう整える。
④ 裾から折りたたむ
引き出しの大きさにあわせて3つ折り〜4つ折りにする。
すべて同じ大きさに整えて引き出しに入れると、スッキリ収納できます。絵柄や色なども見渡すことができるので、取り出しやすいですよ。
畳み方を変えたTシャツの収納は?
今までは、たたんだTシャツをクローゼットの引き出しなどに平積みにしていたおうちが多いと思います。
でも、お店のような平積みにするのは見た目がよい一方で、下のものが取り出しにくかったり、ひと目でどのTシャツなのかわかりにくかったりとデメリットもあります。
せっかくキレイにたたんだTシャツを出し入れしやすくするには、たたんだあとに「立てる」のがおすすめ。立てる収納は、ひと目でどこに何があるのかわかりやすく、取り出すのもかんたんなんですよ。
覚えておきたい
Tシャツの畳み方が不要になることも?
洗濯したTシャツの片付けを楽したいなら、そもそもたたまない方法もあります。
それはハンガーでクローゼットに吊るすだけ。洗濯で使ったハンガーをクローゼットと共用にすれば、干した後そのままクローゼットに直行できます。
ただ、クローゼットのハンガーラックには限りがあります。Tシャツの数がそれほど多くなかったり、いつも着ている気に入ったTシャツが決まっているおうちにおすすめの方法です。
Tシャツの畳み方を覚えて家事を楽に
Tシャツの片付けは、誰にとっても面倒なもの。せっかくキレイにたたんでも、引き出しのなかがすぐにごちゃごちゃになってしまうとやりがいがなくなります。
一瞬でたためるようなやり方もあるので、適度に力を抜きつつ取り組んでみてくださいね。