体調不良のときや赤ちゃんの離乳食に活躍するおかゆ。多めに作って、少しでも食事の準備の負担を減らせるとうれしいですよね。
そんなときは冷凍保存がおすすめです。正しく保存すれば傷みやすいおかゆも長持ちさせられますよ。
今回はおかゆの冷凍保存についてご紹介します。
おかゆは冷凍できる?保存期間は?
おかゆは冷凍保存ができます。冷蔵保存では1~2日ほどの日持ちも、冷凍すれば約1ヶ月と長持ちしますよ。
少しずつ使いたい離乳食や体調が悪いとき用に、まとめて作っておいてもいいですね。
しかし正しく保存しないと味が落ちたり傷みやすくなったりすることもあるので注意してくださいね。
おかゆの冷凍保存する方法は?
おかゆを冷凍保存する方法には、「保存袋を使って保存する方法」と「製氷皿を使って保存する方法」がおすすめです。
保存袋を使って保存する方法
1食ずつ保存袋に入れて冷凍保存しておくと、温めるだけで食べられて便利です。
粗熱がとれたおかゆを保存袋に入れ、口を閉じて平らにならし、冷凍するだけ。
食べるときは、電子レンジで解凍しましょう。
解凍時間の目安は、600Wの電子レンジで1分40秒~2分です。
大根の葉などの青菜やかぼちゃを入れた具入りのおかゆも同じ方法で保存できますよ。
製氷皿を使って保存する方法
離乳食などに使うときには、製氷皿を使って保存するのがおすすめ。1つずつ小分けにできるので、サッと使えて便利ですよ。
粗熱を取っておかゆを製氷皿に入れ、冷凍室で凍らせます。完全に冷ましてから冷凍すると味が落ちてしまうので、少し冷ます程度でOKです。
ラップなどをかけておけばホコリが入るのを防げます。
凍ったら保存袋に移し、空気を抜いて完成です。
使うときは、お皿などに必要分だけ移し、電子レンジで40~50秒ほど加熱します。
解凍したおかゆは水分が飛んで少し固くなるので、少しゆるめに作っておくか、水を少し加えて加熱するとちょうどよい柔らかさになりますよ。
おかゆを冷凍保存するときの注意点は?
強いにおいのものと一緒に保存しない
おかゆを始めとする米を使った料理は、周りのにおいを吸収する性質があります。
米の風味を損なわないためにも、冷凍保存するときは、においが強いものの近くに保存しないようにしましょう。
しっかり加熱する
解凍して温め直すときは、中心部までしっかり加熱しましょう。
75℃以上で1分程度加熱すると菌が死滅します。
離乳食などで使う場合はぬるめにして食べさせますが、きちんと高い温度で加熱し、殺菌したものを冷まして使うようにしましょう。
食べる前に状態を確認する
おかゆは、普通の冷凍ご飯よりも水分が多く傷みやすいので、具材や保存方法によっては、保存期間以内でも傷む場合があります。
次のような状態だと傷んでいるので、保存期間以内であっても食べるのは控えましょう。
・変なにおいがする
・カビが生えている
・糸が出ている など
おかゆの冷凍保存をかしこく利用しよう
おかゆは冷凍すると長持ちします。まとめて作っておけば、体調が悪いときなどに準備がラクにできて便利ですよ。おかゆの冷凍保存をうまく活用してみてくださいね。