毎日の食事に欠かせないのが「ご飯」ですね。今やお米を洗って炊飯器のボタンを押すだけで、ご飯が炊ける時代になりました。
でも、「おいしいご飯」を炊くには、おさえておきたいポイントがあるんです。
今回は、「これでいいのかな?」と悩める人のために、ご飯をおいしくするための正しい炊き方を紹介します。いつものご飯をもっとおいしく炊き上げましょう!
おいしいご飯の炊き方は、基本が大事
おいしいご飯は見た目もツヤツヤで、噛むと口の中に甘みが広がりますよね。そんな「おいしいご飯」を炊くには、次の3つのポイントをおさえることが大事なんです。
① 米の汚れを落とす
② きれいな水を使う
③ 十分な水を吸わせる
これを実践して、おいしいご飯を炊いてみましょう。
今回はこのポイントをおさえながら実際にご飯を炊いてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
おいしいご飯の炊き方
無洗米ではない通常のお米で、炊き方を説明します。無洗米を使う場合は⑤からスタートしてください。
① 米を計る
おいしい料理を作るときはきっちり計量するのが大事ですが、お米も同じです。
1合カップをすりきり1杯きちんと計量しましょう。必要な分だけ炊飯器やボールに入れます。
② 大量の水でザッと洗う
お米の表面には汚れがついているのでまずはザッと表面を洗います。
水を入れたら2〜3回すばやくかきまぜ、さっと水を捨てます。これを2回繰り返しましょう。
③ 少量の水を入れて丸めた指でやさしくかき混ぜる
しっかり研ぐのが汚れを落とすための大事な工程です。
1cmほど水を入れたら、指先を丸めた手で20回ほどすばやくかき混ぜてください。米同士がぶつかりあって表面の汚れを落としてくれます。
④ 汚れを水で洗い流す
米同士がぶつかりあって表面の汚れを落とし合うので、水を追加して汚れを浮かせます。
追加した水は白く濁ってくるので、すぐに捨てましょう。この③〜④を3回ほど繰り返したら米とぎは完了です。
⑤ きれいな水に浸水させ、炊飯器にセットする
研ぎ水をすべて捨てたらきれいな水に浸しましょう。お米に水を吸わせる大事な工程です。おいしさにこだわるならミネラルウォーターなどを使うといいですよ。
夏なら30分、冬なら1時間を目処に放置しておきます。十分にお米へ吸水させたのち炊飯器にセットして「炊飯」ボタンを押しましょう。
※無洗米を使用する場合は「無洗米モード」などに設定するのを忘れないよう気をつけてください。
⑥ ご飯が炊けたら蒸らしてほぐす
ご飯が炊きあがったら蓋をあけてしゃもじでほぐします。お米の表面についた水気を飛ばすイメージでやさしく。
あとはふんわり茶碗に盛り付ければできあがりです。
NGなお米の炊き方は「強く研ぐ」「ゆっくり洗う」!
よくあるNG炊き方には2つの原因があります。1つは「水が少なすぎたり、水が多すぎたりすること」です。水が少なすぎるとご飯が固く、ぱさぱさします。
逆に水が多いとべちゃべちゃとした食感が強くなり、おかゆに近い状態になってしましいます。水はかならず計量カップではかって入れるようにしましょう。
もう1つの失敗要因は「強く研ぎすぎること」です。強く研ぐとお米が割れて中のデンプンが流れ出てしまい、甘味や旨味が減ってしまいます。
米を研ぐときはやさしくといであげてください。
ご飯の炊き方をマスターしておいしいご飯を堪能しよう
お米は、研ぎ方から炊き方までの準備1つでおいしさが変わってくる食材です。
今回ご紹介した手順や注意点に気をつけながら正しいご飯の炊き方をマスターして、おいしい白米を食卓に並べてあげてください。