鮮度が落ちやすく日持ちしないほたては、冷凍することで長期保存ができます。しかし間違った方法で解凍すると、味が落ちてしまうことも。
せっかくのほたては、できるだけおいしく食べたいですよね。そこで今回は、ほたての解凍方法や手順、注意点をご紹介します。
冷凍したほたての保存期間は?
そもそも冷凍したほたてがどの程度長持ちするのかを知らないと、安心して食べられませんよね。
冷凍したほたては、1ヶ月ほどの保存が可能です。冷蔵では1〜2日が保存期間の目安なので、冷凍するとかなり長持ちします。
ほたてをすぐに食べられそうにないときは、冷凍保存が便利ですよ。
ただし解凍方法によっては味が落ちることもあるので、正しい解凍方法や注意点をチェックしてみてくださいね。
冷凍したほたての解凍方法と手順
冷凍したほたての解凍方法はおもに3通りあります。それぞれの手順とポイントを紹介しますね。
① 氷と塩を使う解凍方法
ほたてと同じくらいの量の氷と、小さじ1程度の塩をボウルに入れます。そこへ凍ったままのほたてを入れてラップをかけ、常温で3〜5時間ほどおいておきましょう。
徐々に氷が溶けていきますが、そのままで問題ありません。
ほたての外側が解けて中が少し凍っている「半解凍」の状態で取り出し、ペーパータオルで水気を取って食べましょう。
ポイントは塩。水温を低く保ち、さらにほたてが水っぽくなるのを防いでくれます。ほたてが塩辛くなることはないので、安心してくださいね。
時間がかかりますが、冷凍前の状態に近づけられますよ。
② 冷蔵庫で解凍する方法
手間をかけられないときは、冷蔵室に入れて半日ほどかけ、ゆっくりと自然解凍していきます。ほたてのうまみを逃さずおいしく食べられますよ。
③ 時間がないときの解凍方法
早く解凍したいときは、ほたてをポリ袋に入れてしっかりと口を閉じ、流水にあててください。
凍ったほたてを塩水に直接浸して解凍する方法もあります。真水に浸してしまうとほたてが水っぽくなり味が落ちてしまうので、必ず塩水を使いましょう。
ほたてを解凍するときの注意点は?
ほたてを解凍するとき、常温や電子レンジを使った方法はおすすめしません。うまみを含んだ「ドリップ」という液が流れ出てしまうからです。
低温でゆっくり時間をかけて解凍すればドリップの量を抑えられますよ。
また、一度解凍したほたてをもう一度冷凍してしまうのはNG。風味が落ちたり食中毒の原因になったりします。
解凍したほたては冷蔵で2日ほど保存できるので、食べ切れる量だけ解凍しましょう。
正しい解凍方法でおいしいほたてを味わおう!
ほたてを長持ちさせられる冷凍保存は便利ですが、解凍方法次第で味は変わってしまいます。正しく解凍して、プリッとしたおいしいほたてを味わいましょう。